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初音ミクをリアルにする方法

初音ミクをリアルにするのはCGやVRのような先端技術だけではないよね。超歌舞伎に関するツイートを見て、そんなことを思ったので覚え書き。

一連のツイートを見て思ったのは、初音ミクをリアルにするというのは、こういう事なのだろうなと。

リアルな存在のように周りが振る舞うことで、その中心にいる初音ミクもリアルな存在になっていく。初音ミクをリアルにしているのは、そういった行為の数多くの積み重ね。

その分かりやすい一例を挙げると、初音ミクのライブコンサートのペンライトが、それですね。ステージの上にいる初音ミクはプロジェクターで投影された映像だとしても、それに向かってペンライトを振る行為が、自分にとっても周囲にとっても、初音ミクをリアルにする行為になる。

尻Pこと野尻抱介さんも、初音ミクは「ドーナツの穴」であって、それを取り囲む人々こそが実体であると言っている。

初音ミクのライブコンサートは、みんなで団結してミクさんを実体化しようとする場であると。

この話は、初音ミクに限らず、他のボカロやVTuber、アニメやゲームなどのキャラクターにも言える事だと思う。

初音ミクをリアルにする秘密は、ステージの上だけではなく、その周りにもあるのだ。


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