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初ライブビューイングは水曜でしょう祭り2019で。

ギリギリまで参加を悩んだ。
仕事の都合もあり、都合よく抜けられないだろう。それ以前に、抽選に当たるのかどうかも怪しかった。

なにしろ、大分県は水曜どうでしょうにそこそこ出ている舞台、どうでしょうファン=藩士もかなりの数いるのではなかろうかと思われた。
かくいう私の地元も、サイコロの旅でゆふいんの森号を乗り捨てた軍団が宿毛フェリーで高知県に渡った、あの街だ。

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とりあえず、抽選に当たるかどうか申し込んでみよう。
そして、その日のうちに私はLAWSONでチケットを受け取った。

わさだ会場へ。

仕事の都合をつけ、高速道路を一路TOHOシネマズ大分わさだへ。
一時間程で到着する道中には、サイコロの旅でロケ地になった臼杵市もある。

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サイコロの旅ロケ当時、私は学業の為に臼杵市に滞在しており、『北海道のテレビが来ていたよ』と噂に聞いていて、それが後に水曜どうでしょうを知る切っ掛けになった。
あれからもう20年も経っているのか!?とそんなことを思い出しながら、これは聖地巡礼と言っても過言ではない、などと思い巡らせ会場へと急ぐ。

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目的地の手前にある大分スポーツ公園のドーム、2019.10.06現在の様子。
東九州道の上り線、対決列島~甘いもの国盗り物語で九州上陸の際に映されていた場所だ。

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薄らと曇った天気だったが、気持ちは晴れ晴れと聖地巡礼を楽しんだ。

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TOHOシネマズ大分わさだに、上映開始30分前に到着。

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この後、スマートフォンはライトオフ!

シアターのロビーには、今まで見たことのあるどの週末よりも、沢山の人で賑わっていた。
しかしまさか、この人たち全員がライブビューイングの上映を見に来たのではあるまい。そう思いつつも席に着くと、ロビーに居た人たちでは?と思われる方々が続々と入場。席はあっと言う間に埋まって行った。

…映画の先行上映会でもこんなに埋まったの見た事ないよ!!と言う程に、ほぼほぼ満席。

カップルや若い家族連れ、往年の選手を思わせる年配ファンと静かな高揚感に包まれた。
皆、手に手に最大サイズのポップコーンやジュースを載せたトレーを持ち、3時間の上映に備えている。
後から来た方々が通れるよう毎度席を立ったが、満遍なく足を踏まれて苦笑い。こんな時だけは、足の大きさが恨めしい。(と言っても27そこそこだが)

そうしていよいよ、人生初のライブビューイング上映開始。

わさだの空気は巨大な茶の間。

どうでしょう祭り2019最終日の後半3時間のコンテンツ、どうでしょう軍団の面々による腹がよじれ笑いの渦巻くトークと樋口了一さんの元気溢れるライブ、そして目玉の水曜どうでしょう最新作を2話上映と相成った。

動画で見た現地の寒さとは打って変り、大分では皆半袖など軽装で熱気すら感じた。3時間座りっぱなしなのもあるだろうが、とにかく暑かった。
ライブの中の会場では白い息を吐きながら歓声を上げるファンの皆さん、そして青タイツ茶タイツ姿で震えるお2人、汗を滲ませつつ拍手を送る我々。

わさだでは、シアターがまるで大きな茶の間のようだった。
遠慮がちに小さな声で話す方、樋口さんのライブに合わせて歌ったり手拍子をしたり、盛り上がれば拍手喝采だった。
会場を同じくしただけの人たちなのに、妙な一体感を感じた。
トークの間のちょっとした準備時間が入ると、小走りで席を立つ人がかなりの数見かけた。
トイレだ。
CMの間にトイレに行く、家で見かけるあの光景をよもや映画館で見る事になろうとは。自然と頬が緩んだ。

いや、だってあんなデカいサイズのジュースじゃトイレ行くって(笑)

わさだ会場では幾度となく拍手と歓声が上がり、皆が軽装であることを除けば現地北海道のライブ会場さながらに思えた
実際、あの会場の後ろの方の席に自分はいるのだとさえ思えた。
(半袖のポロシャツ姿でだ)
どうでしょう祭りとライブビューイングの組み合わせは最高か。
それが私の一番の感想だった。
内容の愉快さは言うまでもなく、今後最新作のDVDないしBlu-rayがリリースされるのであれば、是非この3時間も特典映像として入れて頂きたく思うのだった。

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温かい会場の空気を反芻しつつ車に戻る。
すっかり夜の帳もおりて静かにざわつくわさだタウン。
つきなみな言葉だけど、『元気を貰った』ような、チャージしたような、そんなイベントを観ることができて、本当に楽しかった。

どうでしょうが繋ぐちょっとした縁。

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ライブビューイングでも映し出されていた月を、大分の街中から見上げつつ帰りしなに別の複合商業施設に立ち寄った。
ゲームセンターCXとほぼ日がコラボしたほぼ日手帳を求めて、HMVに立ち寄る為だ。
スタッフのお姉さんに在庫を確認する。
『ありました、お持ちしますね!』
走り出そうとするスタッフさん、そこに別の客が手に何かを持ってやって来たので、
『この方たちのお会計を先でもいいですよ!自分は急がないんでー』
と呼び止めるも
『あ、自分らも会計未だなんでいいっすよ!』
商品を取りに走って行ったスタッフさんを見送りつつ
『ちょ、まだ聞きたいことあったんやけど…スタッフさん(笑)』
『(笑)』
スタッフさんを呼び止めかけた自分の左手を眺めて、通りすがりのお客さんと笑う。
水曜どうでしょうのDVDを扱ってるかどうか尋ねたかったのだ。

戻って来たスタッフさんにそのことを尋ねたが在庫切れ。
『実はさっき、ライブビューイング見て来たんすよ、どうでしょうの…』
と試しに話し掛けると
『ええ!!いいなあっ…あの、どうでしょうの最高ですよね、カブとか(笑)』
『カブ、私も好きです。カブみるだけで笑ってしまう(笑)』
手帳の会計を済ませながら、ちょっとだけどうでしょう談義。
今後発売されるグッズの情報も頂いた。

またここから高速道路で一時間の帰途か思うと毎度ぐったりしそうなところ、今日はずっとウキウキとしていた。
祭りロスどころか、その余韻を楽しみつつ12月の最新作を楽しみに待機する。

水曜どうでしょう祭り2019ライブビューイングを企画・運営してくれた全ての人に感謝したい気持ちでいっぱいの日曜日だった。

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