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羊文学のマヨイガ |DYGLのSink

書こうと思っていたらいつの間にか10月になってしまいました。今回紹介するのはフジロックが開催された8月によく聴いた2曲。同イベントに出演した羊文学とDYGLそれぞれの曲のレビューを書きました。


羊文学ヒツジブンガク 「マヨイガ」

羊文学が2021年8月にリリースした新EP「youllove」に収録されている楽曲「マヨイガ 」。本作は映画「岬のマヨイガ」の主題歌として、羊文学が書き下ろした楽曲です。

歪んだギターから始まり、徐々に疾走感が増していくリズムと、Bメロからサビまでの高揚感高まるサウンドが魅力的。
「家や安心できる場所」がテーマであるがゆえに、突き抜けるほどの暖かさと全力で肯定してくれる優しさを歌詞から感じます。不安や苛立ちが生じてしまいがちな今の世の中にこそ、この曲が必要なのかもしれません。

命よどうか 輝きをやめず
これからの奇跡を全部
僕らに照らしてください
そうしてきみは ありあまる夢を
花束いっぱいに抱きしめて
世界を愛してください
愛してください


DYGLデイグロー 「Sink」

2021年3月に配信リリースされた「Sink」。DYGLが7月にリリースした新作アルバム「A Daze In A Haze」の収録曲で、ダイハツ・タントカスタムのTVCM曲にも起用されています。

寂寥感漂う乾いたギターリフから始まる本作は、懐かしさと新しいスタイルの両方を感じさせる曲。また、ギターに寄り添うよう滑らかに響くVo.Gu.秋山信樹の歌声と、焦燥感が垣間見える歌詞が相まっていつの間にか曲の世界にどっぷり入り込んでしまいます。シンプルなリズムの上に淡々と並べられた生身の言葉たちが、今を肯定し、前に進む勇気をくれる一曲。


All the days that are gone never coming back
When it's coming into pray
Can we get a little closer?
A savage the dream, all in green, feeling numb inside
I'm just trying to float again, sinking deep in my bedroom


今回レビューを書いた羊文学のマヨイガ とDYGLのSinkは、10月になった今もふと聴きたくなるほどお気に入りの2曲です。

最近はhokutoの2ndアルバム「plums」や、小袋成彬の3rdアルバム「Strides」がリリースされたもののまだ聴けていません。どちらも私がとても楽しみにしていた作品で(おそらくとんでもないものになっている)今からじっくり楽しもうと思います。

終わり


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