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別グループのオタクが超特急さんの番組を見た話

5人から9人体制となった超特急さんの新メンバー4人にフォーカスを当てたBSテレ東さんの番組「超特急アニメ化計画」の第1回目 11号車シューヤくんの回を見ました。
(2022年12月27日23:30~ 4夜連続放送)

私は8号車さん(超特急さんのファンネーム)ではなく、OWV(オウブ)というボーイズグループのファンをしています。

OWVというグループ名を聞いて関係性を知っている方も知らない方もいらっしゃると思いますが、とりあえず話を続けます。


12月27日に放送された「超特急アニメ化計画」のシューヤくん編では、シューヤくんが超特急に加入する前に活動していた「WhiteA(ホワイトエース/通称:しろえー)」というダンス&ボーカルグループの話と、演歌歌手だったおばあちゃんと一緒にステージに立っていた子供のころの話の2つのトピックで構成されていました。

番組の冒頭、シューヤくんが地元のスポーツセンターの体育館を訪れると、以前彼が所属していたグループWhiteAの元メンバーDAICHIくん、KOUKIくん、JUNYAくんの3人が揃っており「(超特急の番組なのにいきなり前にいたグループのメンバーがいて)いいんですか」とシューヤくんが苦笑いしながら輪に加わりバスケを楽しんでいました。
(めちゃくちゃバスケが上手かったです)

その後、元演歌歌手だったおばあちゃんの影響で子供のころにステージに立って歌っていたという思い出のホールでおばあちゃんたちを前に歌を披露する場面を挟んで、再び場所を変え埼玉のイオンモールの前でWhiteAのメンバーたちと合流。

シューヤくんの地元埼玉で1番大きなそのイオンレイクタウンはいろいろなアーティストがインストアライブを行ってきた場所で「いつかWhiteAとしても立ちたい」と願っていた場所だそうです。
そして2019年11月にWhiteAはCDのリリースイベントでインストアライブを行い、そのCDでオリコンデイリーチャートで1位を取った記念すべき場所だったそうです。

また番組のシーンは変わり、場所は西新井大師。
シューヤくんとDAICHIくん、KOUKIくん、JUNYAくんが歩く先にはもう1人のWhiteAの元メンバーKOSUKEこと本田康祐くんが待っていました。
彼が私が今応援しているOWVというグループのメンバーです。

元WhiteAのメンバー5人が揃ったところで、なぜ順調にも思えた彼らが解散に至ったかという核心のエピソードに触れられます。

この解散に至る経緯自体は当時のWhiteAのブログにも書かれているので決して隠されていたエピソードであるとか目新しい情報ではないのですが、解散したグループのメンバーがこうして全員集まり改めて本人たちの口からきちんと語られるのははじめてだったのではないかと思います。

ずっと憧れていたオーディション番組(Produce101シリーズ)が日本で開催されるということでそのオーディションを受けてみたいとメンバーに相談したKOUKIくん。

頑張ってWhiteAとしての活動をしている中で別グループのオーディションを受けるというチャレンジを賛成するべきかメンバーたちは迷いつつも、仲間の夢を潰すわけにはいかないと最終的には賛成し、そして話し合った結果全員でオーディションを受けることになったそうです。

そうしてメンバー全員で受けたオーディションに本田くんのみが101人の練習生として選ばれオーディション番組へ出演。
その間、番組との契約上本田くんはWhiteAとしての活動はできず、4人でWhiteAを続けていました。(上記のイオンモールでのリリースイベントとオリコンデイリー1位を取った時期も本田くんはオーディション中につき活動できず)

私はオーディションで本田くんを知ったのでWhiteAとして活動しているリアルタイムは知りません。
ただ、オーディション期間中も他の4人はWhiteAとしての活動を続け、ブログやYouTubeチャンネルなどもありましたので後追いでWhiteAを学んでいった感じです。

ファイナリスト20人に残りデビューこそ叶わなかったものの最終15位(デビューは11位まで)という結果を残した本田くんは新たな夢を見つけ、違う道へ進むことを決意します。

(このあたりは番組では語られていませんが、本田くんは元々AAAさんを見てこの業界に憧れ、歌とダンスをやりたいと願っていたそうです。WhiteAではダンスとボーカルは分業制だったため、オーディションで歌とダンスを同時にやるうちにやはりこういう形態でのアーティストをやりたいと思うようになったようです。)


WhiteAを脱退した本田くん、そしてメンバーを失ったWhiteAは解散の道を選びます。

オーディションで出会ったメンバーとともにOWVという新たなグループでメジャーデビューした本田くんや、他のグループなどで活動をはじめた元WhiteAメンバーたちとは違い、WhiteAに情熱を注ぎ燃え尽きたシューヤくんは「もうダンスボーカルはやらない」と決めていたようです。

そんな中の「超特急募」。
超特急の新メンバー募集がはじまったのです。

メンバーの脱退によりボーカルがひとりになってしまった超特急7号車タカシくん。

こちらも別の番組(MUSIC BLOOD)などで語られていたエピソードですが、ボーカルがひとりになってしまったことで歌の録り直しや、未経験だったダンスを覚えなければいけなくなりタカシくんの負担はかなり大きかったようでした。
負担の大きさに倒れたこともあり、逃げ出したいと何度も思ったそうですが、逃げ出してしまえばボーカルが自分ひとりしかいない超特急は本当に終わってしまう……そう考えて踏みとどまったそうです。

ボーカル1人+ダンサー4人の5人体制になっていた超特急は新メンバーを募集することになり、その話を知った本田くんがシューヤくんに連絡をとったそうです。

「もうダンスボーカルをやるつもりはない」と突っぱねるシューヤくんと、「(超特急募の)動画だけでも見てくれない?」と薦める本田くん。
乗り気ではないシューヤくんはそれでも何度も強く薦めてくる本田くんに説得されて超特急募の動画を見て、ボーカルひとりになってしまったタカシくんに共鳴し、一転タカシくんの隣で歌いたいと新メンバーに応募。
オーディションを経て見事ボーカルとして超特急の新メンバーに選ばれたのでした。

超特急の新メンバー発表の日、本田くんはそのライブ会場にいたそうです。
そして新メンバーであるシューヤくんが登場した瞬間に号泣だったそうです。

そんなエピソードを(今回の番組では触れられてない部分もここには書きましたが)元WhiteAの5人が揃って話している……もちろん実際にはもっともっと紆余曲折があり、たくさんのことを話し、考え、いろんな思いを抱えて今に至るのでしょうが、清々しいほどに仲が良い彼らを見て、WhiteAとして重ねてきた時間はかけがえのない大きな財産なのだなと感じた番組でした。

超特急さんの番組であるにもかかわらず、こうして過去のグループのメンバーと過去のグループの話をたっぷりとさせてくれ、私たちに届けてくれた超特急さんサイドに心から感謝いたします。

シューヤくん自身も先日のインスタライブで「超特急の番組なのにこんなに過去の話していいんだ?元いたグループ名まで出していいんだ?と思った。そう言ったらマネージャーさんが『シューヤは過去のグループのこと恥じてないんでしょ?大切に思ってるんでしょ?だったら全部話していいと思うよ』と言ってくれた」と話しており、超特急さんは本当に懐が大きい……あたたかいチームなんだなぁと感動しました。


また、そのインスタライブでシューヤくんは「8号車(超特急のファン)やQWV(OWVのファン)にどう思われるか分からないけど、みんなに僕の大好きな人たち(WhiteAメンバー)を紹介することができた。夢に向かってるみんなを知ってもらうことができた。僕はみんなの夢を応援したい」とも語っていました。

別のグループのオーディションを受けたいと言ったKOUKIくんの気持ちを尊重したメンバー、本田くんのオーディション期間中きっと複雑な思いも抱えながら応援していたWhiteAのメンバー、超特急募の話を知り何度も何度もオーディションを受けてほしいとシューヤくんを説得した本田くん、WhiteAというグループのかたちはなくなってしまっけれど、彼らの関係性は今も“大切な存在”のまま続いていることがとても伝わりました。

そして私の“推し”である本田くんの過去とその時間に積み重ねてきた宝物の一部を見せてもらったような、あたたかい気持ちになりました。


それぞれのメンバーがそれぞれの新たな場所で夢を叶え、いつかまたどんなかたちであれ5人が揃って笑ってくれていたらいいなと願います。

超特急「宇宙ドライブ -SUSHI ver.- 」MUSIC VIDEO


OWV - 「Let Go」Music Video【4K】


WhiteA / Brand New World (Music Video)





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