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私がとあるボーイズグループの沼に落ちるまで(4)

前回まではこちら↓



11.推しは推せてもグループごと推せるのか問題


いきなり物騒な見出しですみません。

オーディション番組で本田康祐くんという推しにハマり、オーディションではデビューできなかったもののどうにか違うかたちでデビューができないかと日々祈り、そしてついに願った大手事務所への所属とグループ結成。

もう、本当に嬉しかったです。
実際オーディションを終えて学生や社会人に戻る練習生たちもいる中、何も先が分からない状況から事務所所属とグループ結成のお知らせを見た瞬間の目の前が明るくなったような、飛び上がるほどのあの嬉しい気持ちは未だに忘れることはありません。

一緒に活動するメンバーも同じオーディション番組出身ということで充分に知っていましたから「誰?」みたいな戸惑いもありません。

…とは言え、ここまで読んでくださってる方はお気付きかと思いますが、正直に言うと私はこの結成まで現OWVメンバーの4人の中で推していたのは本田くんのみで、他の中川勝就くん、浦野秀太くん、佐野文哉くんに関してはオーディション中はそこまで熱心に応援はしていませんでした。

念のため誤解なきよう記しておきますが、基本的に私は「オーディションの練習生全員頑張れ!全員幸せになれ!!」という気持ちではいました。

そして、たとえばオーディション中に本田くんと同じ「反逆のプリンス」というチームにいた浦野くんのボーカル力や親しみやすい彼のキャラクター、
ビジュアルセンター(練習生同士でイケメンと思う練習生を推薦)のひとりに選ばれていた中川くんの整った顔立ちやオーディション時に見せた彼の優しすぎる性格、
コンセプトバトルで本田くんと同じ曲になりポジション争いをしながらも本番では互いの手をパチンと叩きあって笑顔を交わした“良きライバル”佐野くん……とそれぞれにフックになるシーンはありましたし、みんな好印象の練習生ばかりではありました。


ただグループとして応援していくにあたって、「本田くんを応援しているのと同じくらいの熱量で全員を好きになれるだろうか」という心配がわずかですがあったのは事実です。

いろんな応援の仕方、いろんな好きのなり方があると思うのでどれが正解とかはないと思います。
他の応援の仕方、好きになり方を否定するつもりは一切ありません。

グループの〇〇くんしか好きじゃないとか、同じグループの▲▲くんが苦手…みたいなことはあるでしょうし、全員を好きにならなければいけない義務があるわけでもないですからね。


ですが、人生で初めてアイドルグループを推すことになりそう(当時)な私個人の気持ちで言えば私にとってグループに所属している人を応援するというのはグループ丸ごと全てを愛して、メンバー全員のことが大好きで推せるということ(それがベスト)だと思っているので「本田くんだけが好きで他は興味ない」とか「どうしても好きになれないメンバーがいる」という状況にもしなったらどうしよう、どれだけ本田くんが好きでも厳しいかなぁ…応援していけないかもなぁ…などと心の奥底では少し思っていたのでした。

かと言って、「好きになる」というのは努力でどうにかなるものではなく自分でもコントロールしようのない心の本能の部分だと思うので、好きになれないメンバーがいたら自分の気持ちに嘘をつくことはきっと不可能ということも分かっていました。

…………まあ、杞憂でした。
すぐに全員好きになりました。
「私がとあるボーイズグループの沼に落ちるまで(1)」の冒頭にも書いたように、一応「本田くん寄り」とはしていますが本当に本当に魅力的で大好きな4人です。


12.OWV全員が沼


…ということで、OWV全員の魅力を語っていこうと思います。
あなた他の記事にも書いてない?って思われるかもしれないけれど、全然です。足りないです。まったく書ききれてないですね。そして何度でも私は語りたい。

まずはOWV4人個々の私が好きなところを書いてみようと思います。
ちなみに順不同です。

12-1. 浦野秀太


浦野秀太(うらの しゅうた)くん。
メンバーカラーは黄色。
メンバーカラーのように明るくキラキラと輝いているような存在感、そこにいてくれるだけでなぜかみんなを幸せな気持ちにしてくれるOWVのハッピーボーイです。
本当に不思議と彼がいるだけで周囲がニコニコしてしまう存在なんです。
浦野秀太はOWVの太陽。OWVの向日葵。

歌声は光のように美しい、そして時にはガラスのように繊細なハイトーンの声が特徴的ですが、中音域も落ち着いた歌声も自在です。
普段が「明るいハッピーボーイ」な分、パフォーマンスやMVで時折見せる大人な色気やダークな表情はギャップすぎて非常に沼です。

OWVの最年少でありながら小学校6年から芸能界にいる彼はメンバーの中で芸歴が1番長く、一見賑やかなキャラクターの彼は実はとても繊細で器用で(家事は除く)真面目な完璧主義者。
ダンスもクセのない綺麗な踊り方で彼の器用さと完璧主義なところが伝わります。

ファンからは「プロアイドル」と評されることもあるように、言動が“アイドルらしさ”を意識したものだったり、ファンサービスが非常に細やかだったり、すべてのファンが幸せになるようなメッセージをくれたりとすごく安心感があります。
たまに少女漫画から出てきた子みたいだよな…と思ったりしています。

MCをまわしたり、笑わせることもツッコミ側にまわることもできる多才さは長い芸能生活で身に付けた賜物なんだなと感じます。

キャラクター的にみんなにいじられることが多いのですが、本人曰く「いじらせてあげてる」とのことで、実際そのとおりだなと感じます。
彼が上手に突っ込んだりノッたり笑わせてくれるからこそその「いじり」が温かい笑いになるのであって、 彼の器用さによって成り立っている部分も大きいのかなと感じます。

オーディションのときは正直ここまで彼が明るく可愛らしいキャラだとは知りませんでした。
あとになって見返すと、色々とその片鱗はあるんですけどね。

下の動画は結成した初期のころのものですが、これを見てああこの子はこんなにも器用でこんなにも周りを明るく幸せな気持ちにさせてくれる楽しい子なんだなぁと感じた動画でした。


あと彼は最年少ということもあって普段は「マンネ(最年少)」をアピールしてみたり、マンネ的なムーブ(個人的解釈ですが、ちょっと甘えてみたり可愛いムーブをしたりわがままを言ってみたりあるいははしゃいでみたり…みたいなのがマンネのムーブなのかな?と思っています)をすることがよくあります。
ついついみんなが助けてあげたり見守りたくなったり甘やかしたくなるような愛されキャラで、実際OWVの他のメンバー(特に年上組の本田くんと中川くん)にとってもたまらなく可愛い末の弟って感じなんじゃないかと勝手に思ったりしています。
(佐野くんの場合は同い年で実際に大学生のころからの友達ということもあり『友達』という感覚の方が強いかなぁと感じています)

この彼の「愛され力」のようなものはご家族や周囲にたくさん愛され大切にされてきたことによって彼の中で育った自己肯定感による自然由来の面と、小学生のころから芸能界に身を置いてきた彼が超絶周りの空気を読みながら身に付けてきた生きる術の両面がある気がします。

吉本興業所属ということもあり先輩芸人さんと絡む機会も多いOWVですが、彼らはあっという間に先輩の懐に入り可愛がられている印象があります。特に浦野くん。わかります。だって可愛いから(語彙力)。


そんな普段はマンネキャラでいじられキャラの彼ですが、もちろん実際には精神的にきちんと成熟した思考を持った大人なのでこの世界で生きる人として非常に思考はストイックですし、長く芸能界に身を置いている分、おそらくこの世界の厳しさを1番知っている人もあるでしょう。
なかなか芸能界で芽の出ない彼に周囲から辛辣な言葉をかけられたこともあるようですが「僕はステージに立つ人だからと信じてきた」と語るように、繊細な中にもこの世界で生きる覚悟が感じられる芯の強さがとても素敵で大好きなところです。

OWV結成から1年、その日はメンバー本田くんの誕生日でもあったのですが、本田くんに寄せたビデオメッセージで「本田くんの一度きりの人生、そばには僕がついてます」と話しており、普段は「かわいい最年少キャラ」を生きる彼の頼もしさを感じました。


12-2.中川勝就

中川勝就(なかがわ かつなり)くん。
メンバーカラーは紫。

オーディション時はラップポジションでしたがOWVとしてデビューしてはじめて彼の歌を聴いたときは「歌も上手いんかーい!」と驚きました。

流暢でかっこいい低音のラップと、彼の性格そのものを表したようた柔らかく優しいとろけるような歌声。

183cmという長身にイケメン、小顔、長い脚、笑うとえくぼができる…と抜群のビジュアルを持ったOWVのビジュアル担当。
雑誌でのモデル経験もあります。


完璧とも言えるビジュアルを持つ彼ですが、彼自身は初期のころのインタビューなどで「自分に自信がない」「自己肯定感が低い」と語っていたこともあるくらい控えめな性格でした。
OWVになってからは徐々に自信をつけていってくれてるかなとは感じるのですが、基本的に自惚れなどがまったく感じられないほどに気取りがなく、めちゃめちゃ優しくてこちらが心配になるくらいにピュア。
いろんな意味で天然感があります(いろんな意味で)。


以前GYAO!で配信されていた「OWV道(オウブロード)」(現在は配信終了)という番組で食事時間がくると簡単な対決をして勝った人は豪華な食事を、負けた人は寂しい食事になるというイベントが発生するのですが、メンバーの後日談によると連続で勝ってしまった彼は負け続けているメンバーに申し訳なさそうに謝りながら「お腹空いてないからちょっと食べる?」と聞いていたらしいのです(優しい)。
ここの優しさポイントは「お腹が空いてないから」と自分が食べない(食べられない)理由を言うことで、相手が遠慮したりルール違反と責められないようにする中川くんの細やかな配慮です。
そういうことができる子なんです(誰)。

またOWVのYouTubeチャンネルで2度ほどドッキリにかけられており、その様子がなんとも愛らしくほっこりします。
正直私はドッキリというものがあまり得意ではなくて、嘘とは言え誰かが不安になったりイヤな思いをしているのを見るのはいたたまれない気持ちになるので避けがちなのですが、OWVのドッキリはかわいいです。

仕掛け人であるメンバー3人が偽の企画である絵しりとり中に中川くんに気付かれないよういろいろとミッションをこなしていくのですが、案の定気付かず純粋に絵しりとりを楽しむ中川くん。

さすがに終盤になるとメンバーの様子がおかしいことには気付きはじめるのですが、おそらくまだよく事態が飲み込めてないこと、そして自分が何か言うことで(偽コーナーの)収録の流れを妨げたり空気が変わってしまうことを避けて戸惑いながらも触れずに進行させていったように感じました。



元々人見知りだという彼はまだ慣れない人相手だと緊張して少し距離が感じられる反面、仲間内やファンの前だととても心を解放した「自然体」であることが中川くんの良いところだと思っているのですが、一方で常に周囲に気を配り、そっと助け舟を出したり状況によっては空気に合わせる気遣いの天才でもあると感じでいます。
矛盾しているかもしれませんが、その両面を持ち合わせている気がします。

ライブでのパフォーマンス中はラップもできる、歌も歌える、あのスタイルとビジュアルの良さでバチバチに踊る「超かっこいいアーティスト」なのですが、MCなどでリラックスした状態だと飾らない彼の素朴な空気感が出ている気がします。
このギャップもまた最高です。

また中川くんはライブのMCで「ライブ中はいやなこと全部忘れて最後はみんなに笑って帰ってもらいたい」といったことをよく客席に向けて語ってくれます。
ファンたちがひとりひとりいろんな人生を抱えながら道の途中にOWVという存在やその日のライブにたどり着いていることを知っており、せめてこの時間だけでもみんなが楽しく幸せな気持ちになってくれたらと本気で願ってくれていることがすごく伝わります。
人のつらさや痛みを繊細に感じとることができる本当に優しい人なんだろうなと思います。


OWVの中では1番ほのぼのほんわかした空気感を感じられる気がするのですが(※私個人の感想です)そんな中川くんをもってすら「OWVはみんな負けず嫌い」と言うように、彼らは表では苦労や努力を見せることはあまりないですが裏ではみな非常にストイックな努力家であることが察せられます。

最近では中川くんがOWVの楽曲のサウンドについてレコード会社の方と話しながら色々とこだわって携わっているようで、おそらく私たちの見えないところでサウンド面の勉強などもしているのかな?と思います。
そちらの面での活躍もこれからますます楽しみになります。

この世界で生き抜いていく覚悟、アーティストとして自分の芸事に真摯に向き合う姿勢は本当にOWV全員に共通する大好きなところです。



ちなみに中川くんはJO1の鶴房汐恩くん、松井愛莉さん主演のドラマ「ブルーバースデー」(2月7日スタート/カンテレ・dTV)に出演、

浦野くんは2/18~2/26まで舞台、SEPT presents「FATALISM ≠ Re:Another story」(こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ)に出演、

そして浦野くんと中川くんの2人で現在フジテレビ系で放送中のお昼の情報バラエティ番組「ぽかぽか」(フジテレビ11:45~)の火曜日(隔週)レギュラーをしています。【宣伝】


2分程度の短い動画ですが、マンネ(最年少)浦野くん(左)と優しいお兄ちゃん中川くん(右)の感じがよく出てる動画です。
OWVのバラエティはだいたい小学校低学年の休憩時間みたいなテンションです。


3月からOWVのライブツアーCASINOもはじまります。
一般発売もはじまると思いますのでご興味を持たれた方はぜひ。


【公演名概要】
OWV LIVE TOUR 2023 -CASINO-

3月11日 (土) 【福島】けんしん郡山文化センター・大ホール
[第1部]開場14:30/開演15:30
[第2部]開場18:00/開演19:00

3月19日 (日) 【大阪】NHK大阪ホール
[第1部]開場14:30/開演15:30
[第2部]開場18:00/開演19:00

3月21日 (火・祝) 【福岡】福岡国際会議場
[第1部]開場14:30/開演15:30
[第2部]開場18:00/開演19:00

4月1日 (土) 【東京】NHKホール
開場17:00/開演18:00

【チケット料金】
[福島・大阪・福岡]公演:全席指定 7,000円(税込)
[東京]公演:全席指定 7,500円(税込)
※東京公演のみ金額が異なりますので予めご了承ください。


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#ハマった沼を語らせて


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