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革命の年2023に起きた真実

2023/7/10

今日の感情は残しておかないとと思いここに記す。

2023年、今年は私にとって、
性犯罪被害者にとって、「革命の年」だ。


何が革命かというと、
今年は長年性犯罪被害者を絶望に落としてきた、
刑法の改正が起こる年なのだ。

今年1月、
私はとあるニュース記事を目にした。

その記事には、
性犯罪の時効の延長と、犯罪とされる要件の改訂について書かれていた。

特に私の目を疑った内容が、

「18歳未満の被害の場合、
18歳から時効がカウントされる」
というものだ。

つまり、10歳で被害に遭ったとすると、
18歳未満なので、18歳から時効が15年カウントされるので、時効が33歳の時になる。

(2023年現在)

現在私は事件から20年経ち、30歳になった。

もし、その法律が適応されるのであれば、
私には残り3年間犯人を探す時間が与えられるということだ。

この20年、何回も調べては、時効が過ぎて何もできない、何も変えられない、という無力さと絶望をこれでもかと味わってきた。

「時効」という重さはわたしの人生から切っても切り離せないものであろう。

いつも私に絶望を与えてしか来ない、
性犯罪ニュースだが、今年は違った。

初めて希望を与えられた。


「こんなのおかしい」と何回も思いながらも、
変わらない、仕組まれた重い法律に苦しめられたのは、
私だけではないはず。


それが変わった?だと?

これ以上ない奇跡だ。


目から鼻から涙が出て、心臓が口から何度も出る様な何とも表現出来ない感動があった。


しかし、問題がある。

私の事件に適応されるのかどうかだ。

調べても調べてもその情報に辿り着けなかった。

既に20年も前の話だ。

それが適応されようがされまいが、
どちらにせよ結果は見えている。

「過去を忘れて未来を見ろ」とか、
「考えるな」とか、「諦めろ」、
タブーとして話題から避けようとする態度、
沢山見て聞いてきた。

今はっきり思うのは、そんなのfxxxだ。

(私のために言ってくれた事は感謝したとして)


「あとで」じゃダメな事、
「あとで」じゃ取り返しがつかない事がある。

それを痛い程身に沁みてきた。


だから、0.1%でも可能性があったら、
どんなに絶望したとしても、
それが本当に欲しいものなら、その可能性を絶対に手放してはいけない。

地獄の果てまで行ってやる覚悟で生きてきた。


私が被害に遭ったときはまだ「不同意性交等罪」でも、「強制性交等罪」でもなく、
100年以上昔に作られた時代遅れの「強姦罪」というものが適応された。

10歳➕時効10年=20歳の時には時効が成立してしまった。


今回の新しい刑法が私に適応されるのか、
自分なりに調べてみたが全く得たい情報にたどり着けなかった。

法律に詳しい人に聞こうと思いネットで検索をかける。


「性犯罪 法律 弁護士」



「女性の弁護士が話を聞きます!」
「性犯罪に特化した弁護士事務所です!」
「実績多数!」


勇気を出してそこのひとつに電話をかけてみたが、
1件目は忙しかったのか冷たく電話を切られた。


2件目。

女性が電話に出た。
「何があったか詳しく聞いていいですか・・・」
と、とても丁寧に話を聞かれていった。


『話していただいて大変申し訳ないのですが、、、、』


『うちは、被害者の方は扱ってないんです。加害者の方だけで。。。』


「ああ、、、、なるほど、、、そうですか。。わかりました。。。」


よく見ると検索欄は、加害者を助ける弁護士事務所で埋め尽くされていた。


『性犯罪起訴回避何百件!の実績!示談!無実にした実績あり!!』

確かに加害者は「自分が性犯罪者」だってレッテルは絶対に貼りたくないから金を落とす。
それに対して被害者は証拠も不十分、身近な人物、ショックではっきり証言出来ないことの方が多く(そりゃそうだよね)
例え勝っても、徴収できないことや、こちらの疲弊の方が勝るだろう。


「被害者に対するのはここにもないのか。」


知恵袋『痴漢をした場合どうしたら逃げられますか?冤罪の可能性もありますよね?ー逃げて下さい。証拠ないんで〇歳以上ならやっても大丈夫ですよ。』


知恵袋まで加害者のみかたに付くのかと思った。


それを見る人がたくさんいて、需要がたくさんあるという事実。


どこにいっても、胸糞が悪い。


その中で見つけた性犯罪被害者相談電話「#8103(ハートさん)」に電話をかけてみた。

話すと、警察の方も新しい刑法がわからないから、後日調べて折り返すとのことだった。


数日後、

真夏の暑さの中、道頓堀川の川沿い。

折り返し来た電話を取った。


回答は
『時効が完成されていなければ延長されましたが、井瀬さんの場合時効が完了してしまっていますので残念ながら。。。前にも連絡くれてましたよね?どこか話せる場所はありますか?』



「沢山調べて、沢山精神科にいってもその話はしないし、それ専門のセラピーも見つからないし、自力で本読んで、勉強してなんとかって感じですね。自助グループとかはないんでしょうか?」

聞くと、
今回連絡をくれた警察の方曰く、

埼玉県には性犯罪の自助グループがないらしい。

埼玉県以外も聞いてみたが回答はなく、
辛くなった時聞いてくれる電話窓口があるだけに留まっているそうだ。

「ない????、、、だと、、、、、??は?」

こんなに被害者が件数として沢山いて、

加害者に対する自助グループはあって、

加害者に対する治療はあって、

加害者を守る法律はあって、

加害者を守る弁護士は多くて、

それなのに、被害者に対する自助グループすらないだと?????

本当にちゃんちゃらおかしな話だ。

今までこんな加害し放題な国にいたと思うとため息が出る。


自分が親になったとき、大切な人が傷つけられた時、
こんなんでどうやって守ってあげられるのだろうか。



これがもしあなたやあなたの大切な人が事件と向き合おう、回復しようとした時の真実である。


鬱になる人、過去に蓋をするひと、自殺する人が途絶えない原因がここにある。


私はもし自分の子や大切な人が被害に遭ったのなら、

「乗り越えなさい。進みなさい。言いなさい。話しなさい。」って言えない気がする。


だってみんなが想像している何倍も、この道は過酷で、心だけじゃなく体も人生も家族も壊す可能性すらはらんでるのだもの。

それを良く知っている。


だから、あなたがいつか勇気が出て話したい、解決したいとなった時、動けるように、私が先陣を切って超える。


もちろん悪い真実だけじゃなくて、共感して、助けてくれて、
一緒に泣いてくれて、支えてくれる人たちがたくさんいるという事実も忘れてはいけない。

わたしが今ここまで這い上がれて来れているのも周りのサポートのおかげだ。

もし「叶えたいことがあるなら」感情をエネルギーに変えて必ず勝ち取りに行けって言う。


いのちは有限。

生半可な気持ちじゃ生きちゃいない。

私はマケズ嫌いで、得たいものは必ず得るオンナ。


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とある田舎まちで起きた事件。
少女は事件から20年犯人を探し続けようやく
犯人にたどりついてしまう。
被害者の経験が鮮明に描写された事実に基づいたドラマ
近日再来年9月公開。

って未来予想図。


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