40代女医のなつです。
今日はこのお題です。
友人や知人の医者たちを見ていて
医者のモラハラについて思ったことがあるので
書いていきます。

医者と専業主婦の夫婦
医者と医療関係以外の夫婦
医者同士の夫婦。

いろんな夫婦がいるけど、
医者は配偶者にたいして
モラハラしやすいのか？

私の答えは、、、

そりゃ、しやすいでしょ。

医者っていうのはもともと
批判的思考をする人々。

批判的思考＝クリティカルシンキング
はグローバル教育でも大事。
らしい。
まあ「疑わない人」なんて、
真実が見えないよね。
私も一応医者だからそう思っちゃう。

どんだけ疑うねん、、、

毎日仕事しててこんな感じだから
そりゃ医者続けてると
いつも物を人を疑ったり批判したり
する人に育ってしまうよね。

私としてはある意味
医者として正しい姿だと思う。
もうしょうがないんよ。

批判は否定ではないはずなんだけど、
どんどん勘違いしていく人も多い。

でも
そんな人が家にいてごらんよ。

料理であれ洗濯であれ、育児であれ
ことあるごとに批判される。

（事例①医者友人
今日の味付け濃くない？この前は薄かった。
塩分計算してる？どういう風に調味料計算してるの？
このお肉は火を通しすぎると美味しくないよ、低温で63℃まで
うんたらかんたら、、、、）

（事例②医者弊夫。
私は夫から洗濯バサミの効率良い使い方
効率良く乾く干し方を
結婚してから初めて
無理やり教教え込まれる羽目ご教授いただくことなりました）

（事例③医者友人
子供の保育園決め、小学校決め。
下調べも見学も奥様done。
本人はプレゼン聞いて、一言。
全然ダメじゃない？ちゃんと比較したの？
と上司顔。
わたくし話聞いてしばいときまし、、それは違うよね、とアドバイスしました。）

あーあーあーあーあー！！
正論うるさーい！！！家でカンファしないで！！

料理なんてそのうち上手くなるし、
洗濯物なんて乾けばいい！！乾燥機ほうりこめ！！
自分の子供のことで上司ヅラしてんじゃねえ！！
働いてるから時間ないなんて言い訳してないで
比較検討自分でしろ！！

毎日小さな物事でこれが続くとまじで辛い

批判的思考だけでモラハラになるか？
いやそうじゃない。
上記の医者たちは、目の前の事象に対して疑問を投げかけ、打開策を出そうとしてるだけ。
むしろ自分では良いことしてると思ってる。

でも言われた相手にとっては
モラハラになる。
なんでか？

批判的思考に加えて
自分が配偶者や家族より上であるという
無意識のマウンティングがあるから。
言い方や、「教えてあげる」という思考が
相手には否定されたというストレスを与える。

なんで無意識のマウンティングを持ちやすい？

それは、ずばり

医者は、
自分が勉強してきた自負や
ある程度賢いだろうというプライドがある、
人が多いからだろう。
だから家族相手に無意識に自分が上だと認識してしまう。

だから医者夫婦は他の夫婦より
比較的モラハラになりにくいけど、
（どちらも同等に懐疑的で
知能もまあだいたい同等だからねぇ。）

専業主婦（夫）配偶者、
業種が違う配偶者で医者より年収が低い配偶者

をもつ医者はモラハラしがち。

今までの医者人生
周りの医者を観察してきて
本当に多いよ。

みんな本当に清々しいくらい
無意識にモラハラ。
純粋無垢に、良かれと思って、
教えてあげようと思って。

結果、相手にストレスを与えてる。

じゃあどうすれば良いか？
というと、、、
相手と自分は価値観が多少違うことを
理解して許容する。

ま、これは人として当たり前だよね。
できねえやつは家族という集団生活すな。

あとは、前述したように

医者である自分は
「批判的思考を強く持つ人間で、
無意識マウンティングをしやすく、
結果、モラハラを起こしやすい傾向にある」
という事実を

本当に本当に
意識して自分の言動に注意した方が良い。

友人の医者たち、特に家庭持ちに
まじで認識してほしい、この事実。

どうしても男性医師に多い。
（共働き時代の昨今でも、まだまだ男性医師の妻は専業主婦が多いから、、、）

でも気をつけて。
女医も同じくですよ。

そして女医さんでモラハラする人は
相手がほとんどは男性ですので
おそらく共働きでお互いプライドが
高いことが多く
驚異的速度で壊滅的な経過（離婚、、、）を
たどることが多い。
、、、。うん。

結局、医者はモラハラしやすいか？

めちゃめちゃしやすいよ！
と言うお話でした。、

医者の皆様、ほんと気をつけてね。
私も気をつけます。

無意識だからと、
そんなモラハラばっかしてたら
熟年離婚確定だからね。
（熟年まで辿り着かなかったりしてね。怖）

尊敬し合う夫婦、家族でいたいよね。
尊敬される人でいられるように
私も頑張りますよ。

それでは、また。