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世界大会の結果 ~20歳の挑戦~


世界大会を出場を決めた。
試合の方法はトーナメント式。
負けたらそこで即終了。シンプル。

入社2ヶ月の僕は1ヶ月後に控える
世界大会の為に会社に休みを申請した。
社長もまわりのスタッフも喜んでくれた。
暖かい言葉も沢山貰った。

それから仕事終わりに夜毎日練習した。
悔いは残したくなかった。

ちなみにトーナメントで一回戦の相手は
昨年度のニューヨークチャンピオンと
1発目に当たる。
運が悪いのか良いのかわからないが
2.3回戦の事は1ミリも考えず
「世界チャンピオンしたらマジカッコよくね?」って思い毎日練習した。
#ギャル男

世界大会直前に友達が会いに来てくれた。
「頑張れよ!応援してる!チャンピオンになって帰ってこいよ!」などと最高の友達を持ったと思う。


ちょっと脱線するが
僕が世界大会に出る事をよく思わない人も
いたらしい。
(あえて名前も聞かずに話だけ聞いた)
たぶん嫉妬や妬み。上手く行ってる人が
気にくわないのだと思う。
とりあえずそんなウンコ達とは僕は
関わらない様にこれまでもそして、今も26年間やってきてる。関わる人で良くも悪くも変わってしまう。
ならば、最高の人と一緒に居た方が幸せだし
成長出来る。現に今僕は最高の人らの環境にいるから毎日が幸せです。
#環境が人が変える


大会はアメリカのシカゴ。
行った事なんてない。英語も話せない。
#ディスイザペン ✒️
けど、夢はある。チャンピオンだ。

アメリカに着くと日本の匂いとか
空気が違う。それはそうだ。
見る景色も人も文化も食べ物も違う。着いた時点でめちゃくちゃ興奮したのを
今でも覚えてる。
#ちなみにハンバーガー最高にウマイ 🍔

ホテルに着くと受付のお姉さん(キレイ)から
「あなたは何しにアメリカに来たの?」と
聞かれたからドヤ顔で
「コーヒーの世界大会に出場しに来た。もちろんチャンピオンを目指しに」
#よくぞ聞いてくれました

遊びに来たわけじゃないから
とりあえず次の日に大会控えてるから
体を休ませる。ドキドキして寝れなかった。


いよいよ待ちに待った大会。
夢の舞台。
相手は前回の世界チャンピオン。
僕は田舎育ちの気合と根性男。
けど、自信はある。

ルール説明
制限時間3分
味の審査なし(美味しくて当たり前)
アートのクオリティ
アートの難易度
アートのコントラスト
スピード(早く提供すれば1点)
だいたいこんな感じ。

僕の対戦相手は香港の女性バリスタ🇭🇰
彼女とは会場前に見かけたけど
あえて挨拶はせずに試合の直前に握手するところでファーストコンタクトにしよ。
って決めてた。
だって。敵だから。
#ギラギラ

試合中の事は今でも覚えてる
緊張はしてるけど良い緊張感でコントロールが出来ただから、めちゃくちゃ落ち着いて
目の前のラテアートに集中出来た。
#メンタルトレーニングのおかげ

正直今までの試合の中で1番最高のクオリティを出したと振り返って思う。
練習の10%も出せなかった僕が世界大会では
95%割出した。自画自賛しても恥ずかしくないレベル。
けど、相手はチャンピオン。
彼女は120%のクオリティーを出して来た。
敵ながらめちゃくちゃ感動した。
なぜそれがこの場で出来るのだ?
心臓に毛がボーボー生えてるよね?


ラテアートを作り終えたら指定された
机に僕と相手のと1つずつ置いておく。
#横並びされる
会場は「おぉおおおおお!!!」ってなったのが聞こえた。それは僕に向けられた感動ではなくチャンピオンへ送られたもの。

結果は負けた。

一回戦敗退。
たまに世界大会何位だったの?って聞かれた事があるけど写真審査では16位だったから
「16位」と伝える。けど、あまり言いたくない。だって。ダサいじゃん。

3日間に分けて大会は行われる
僕を倒したバリスタは結果ベスト8
優勝者は何度も何度も世界大会に挑んだが
負けの連続だった苦労人。
#すごく親近感湧く人

皆はその新しいチャンピオンに
拍手を送った。
拍手してる選手は皆悔しそうな顔してた。
僕もそう。


世界大会優勝できなかった。
自分の不甲斐なさにムカついた。
めちゃくちゃ悔しくて泣いた。

#明日は大会開催場所のアメリカシカゴに行った時の面白い話

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