10年で1200万文字書いた僕が語る執筆メソッド 1.先ずは習慣づけよう

 初めましての方は初めまして。いつも読んでいる方はどうもありがとうございます。
 巫夏希です。
 今回は小説とは打って変わって、どちらかと言えばエッセイ風に書いてみることにしました。気分的には小説と違うので変わった気分ですね。
 気分と言えば、今回は縦書きではなく横書きで書いています。
 これは、小説みたいに縦書き・横書きで読まれるのを想定して……ではなく、横書きの、つまりWEB媒体で読んで貰うことを想定して書いているからです。もし書籍にするときはここら辺書き直すかも?
 それはそれとして。
 今回は、全五回に分けてメソッドの一部をお届けします。と言っても明文化出来ているものではないので、思い返しながら、書いていく形になると思います。その辺りに関してはお察しください。エッセイみたいなものを書くのも随分と久しぶりなような気もしますし。
 ところで、具体的に1200万文字の内訳を簡単に見ていきたいと思います。
 10年ということは、2009年からの換算になるのですが、

 2009年:25万文字
 2010年:20万文字
(ここから、WEBで小説を書き始めました)
 2011年:50万文字
 2012年:70万文字
 2013年:99.6万文字
(この辺りから、詳細に数え始めました。大事ですね、データ取るのって)
 2014年:153.2万文字
(2013年で100万文字達成出来なかったので、翌年は達成しよう!と奮起した思い出)
 2015年:99.1万文字
(就職をして、執筆ペースが乱れた年。反省反省)
 2016年:230万文字
(毎月アンソロジー参加という今思えばクレイジーなことをしていた年ですね……)
 2017年:105.7万文字
 2018年:201万文字
 2019年:240万文字(8/11現在)
 という訳で、合計1,293万6000文字となります。……随分と書いてきました。
 さて。
 長々と書いていると、いつまでも書けてしまいそうなので早々にテーマに移りたいと思います。
 今回のテーマはこちら。

『先ずは習慣づけよう』

 簡単なことです。何でもかんでも、習慣づけることが大事です。
 習慣づけ、というのは最初は簡単で良いんです。
 僕の最初の習慣づけは、『通学時間に一話書く』ということでした。この頃の一話は大体二千から三千文字程度。通学時間はおよそ二時間でした。二時間あれば三千文字書ける、というのは今でも僕のタイマーのようになっています。逆にこれぐらい書けるんだから、この文字数分書くにはこれぐらい時間がかかるな……という試算も出来る訳です。
 当時、僕はパソコンでも小説を書いていましたが、どちらかというと、タイピングが上手くなく、ガラケーで小説を書いていました。
 そうです。ガラケーです。
 ガラケーの、ボタン連打です。
 今思えば、周りから見れば奇妙な人だった、と認識されることでしょう……。実際問題、二時間で三千文字と言っても、徐々に早くなっていく物で、最終的には一時間で三千文字を書いて、残りの一時間で脳を休ませる、というメリハリのついた小説サイクルが出来ていました。
 
 ……ちなみに、ここまで書いて約千三百文字。執筆にかかった時間はおよそ十五分です。

 それを考えると、やっぱり一時間三千文字サイクルが出来ている、と思うでしょう?
 パソコンで小説が書けるようになると、夜遅くまで書くこともしばしばありました。六時に起きるのに深夜一時まで原稿をしている時もありました。でもまあ、なかなか進まない時もあるんですけれどね。その頃の僕はまだ時間の調整が上手くいっておらず、なかなか書くというのに頭がついていけない時もしばしばありました。でも、今は出来ていますよ。思えば、レポートで徹夜するから、と言ってパソコンを持ち出して半分原稿に時間を費やしたりしたものです……。レポート書けたなら寝なさいよ、って話なのですが。
 ちなみに今は、小説の同時執筆数及び仕事の量にも変わるのですが、一日二万文字で書いています。これは崩せません。このペース以上書くこともありますが、脳が疲れて次の日なかなか書けなかったり、インプットしたくてもインプット出来なかったりと悪影響が出るからです。目標については次のパートでお話ししたいと思います。

 という訳で、今回のメソッド『先ずは習慣づけよう』のまとめです。
 ・先ずはコツコツと!
 ・出来ることからやっていこう!
 ・今は一日二万文字ペースで書いています。

 ……本来、あまり書くつもりはなかったのですが、昔を思い返しながら書いているとついつい文字数が増えてしまいますね。次回からは気をつけます。
 次回のテーマはこちら。
 
『具体的に目標を作ろう』

 という感じにやっていきたいと思いますので最後までよろしくお願いします。
 初回なので、最後のテーマまで見せてしまいますと、

 3.ツールを整えよう
 4.書いてみて分からないことはほったらかさない
 5.とにかく書く!

 以上、五本となっております。
 ここまでで大体二千文字。執筆にかかった時間はおよそ三十分です。
 ……何だかペース上がってね?
 という訳でまた次回。
 次は書き上がったら、またご連絡します。

 小説のアイデアについての話は次回かその次あたりに話そうかな 巫夏希
 

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