10年で1200万文字書いた僕が語る執筆メソッド 番外編 速筆になるには

 初めましての方は初めまして。1.から見ているよ、という方はどうもお久しぶり。
 巫夏希です。
 前回で全てのパートが終わりまして、あれ? ではもう書くことないのではないか? と思いがちになることです。
 一つ書きそびれた事というか、書いておいた事が良いと思ったので、書いておこうと思います。
 題して、『速筆になるには、どうすれば良いのか?』。
 速筆。それは創作をしている人間なら手に入れたいスキルの一つだと思います。
 僕ですが、これでも毎時2500文字のペースを維持出来ていて、一日に換算すると、2万5000文字ということになります。一つの中編なら気合いを入れれば一日で書き上がるペースでしょうか。
 一日で最大どれぐらい書いたか、というと記憶が薄れているのですが……大体5万文字ぐらいです。ですが、書いた次の日はもう何も出来ません。なので無駄です。無駄。
 何事もやり過ぎは良くない、という話なんです。要するに。
 では、速筆になるにはどうすれば良いのか、ということについて簡単に説明していきたいと思います。
 先ず、僕は次のポイントを守っています。

 ①完璧主義を捨てろ
 ②体内時計を正確にしろ
 ③文字数の把握をしろ

 以上、三つになります。一つずつ解説していきたいと思います。

 ①完璧主義を捨てろ
 一言で言えば、『やりきれないと思ったらそれは投げ捨てろ』と言うことです。例えば3000文字の小説があるとすれば、間違っているポイントは10カ所以上あると思います。しかしながら、その10カ所のポイントについて一つ一つ見ていくのは非常に大変です。難しいと言っても良いと思います。やればやるほど筆が遅くなります。僕は一応書きながら校正もやっているのである程度のミスには気づきますが、しかしながら、この文章は全て脳内から出力しているものなので、意外と間違いに気づきにくいものなのです。何というか……難しいですね……。
 完璧主義というのは、そういう意味であって、間違いを間違いと認めることも、間違いを間違いとして認めておきながらも放置することも、大事なんです。一度放置して後から読み返す事も大事だと思います。

 ②体内時計を正確にしろ
 体内時計というのは、生きていく上でわりかし重要だと思います。そして、体内時計を正確にしていくことで、一時間にどれぐらい書けるか、というのが分かってくると思います。……だったらストップウォッチを使えば良いんじゃね? あーあー、聞こえない。

 ③文字数の把握をしろ
 文字数を把握していくということは非常に大事です。僕が書いている文章は、1ページ42文字×34行で書いており、大体これぐらい埋まっていたら文字数はこんなものかな……という把握が出来るようになります。例えば七割方埋まっていそうだな、と思ったら42×34×0.7=1000文字程度になるでしょうか。ちゃんとした数を計算した訳ではなく、何となくこれぐらい、というイメージです。

 以上、三つのポイントを説明してきました。……が、どうでしょうか? 一応、速筆と言われていたり、速筆の類いに入っていると思うのですが、僕としては、全然速筆の類いに入っているような認識はなくて、もっと書けるようになるだろう、なんてことを思っていたりします。読書の時間や仕事の時間をもっと設けたいですしね。

 そういう訳で番外編はここまでとなります。
 特に理由はないけれど、ここまで書いたのはいつか再開出来れば良いな……と思ったためです。電子書籍でも出していけば、書き下ろしに何かつくかもね!
 そんなこんなで終わります。
 またいつかお会いしましょう。

 そういえば文字数が1350万文字を突破しました。目指せ1500万文字! 巫夏希

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