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【黒歴史ポエム】詩謡いの残像

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『あえて言おう、黒歴史であるとッ!』 タイトルから満ち溢れる通りの圧倒的厨二病フレーバー。 説明(言い訳)すると、若かりし頃(15〜18歳の頃)に書いた詩の数々をまとめたCDR… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

出逢い

夏の日の彼女に出会い 夏の日から恋をした 灼熱の日射しを浴びて 夕闇で出会って 夜空の花…

夏の刹那さ

憂鬱に包まれた街 暗闇が静かに舞い降りて 逢えない時間が とても 寂しくなる 悲しみに耐…

哀しみの横顔

瞳に涙がにじんで 横顔がかすれてゆくよ 雨に打たれ 冷えた体 ぬくもり求めていた 心の色…

始まりの予感

好きの始まりの予感 曇りなく 輝きを持つ 夏の太陽の下 光の花束を送る 遠い夢を見ていた…

深空(みそら)

桜風吹の中に立ち 深い碧の空を見あげて 僕は生きている 足を止めてくれない時の中で 時々…

名前さえ知らない

長い髪は風に吹かれ サラサラと静かに揺れていた その横を自転車が走り抜ける 緑色の木々の…

越冬

とても遠く、とても儚く かそけき小鳥のさえずりのように 冬の空を翔るあなたの小さな言葉達 静寂がこわれるザワメキの中に生まれる ザワメキをかき消す静寂にも似た力強さと 時に息を呑むほどの無音の激しさで 出来ることならあなたを奪い去りたい 安らぎという褥に横たわり 深い眠りに落ちるその寝顔を見つめていたい 私はあなたを想う 儚く揺れる想いを抱いたあなたを ずっと想う 真っ白な風にさらわれて 凍えているであろうあなたの心を そっと包んで 陽だまりの中に身をやつように

夏色の微睡み(まどろみ)

螺旋の円十字にきらめく 夏色をした 強い陽射しが どこからともなく 透き通った香りを運ぶ…

風鈴

強い日差しは肌を焼き    それでもまだ降り注ぐ 大きな木の下に身を隠し    わずかな…