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【黒歴史ポエム】詩謡いの残像

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『あえて言おう、黒歴史であるとッ!』 タイトルから満ち溢れる通りの圧倒的厨二病フレーバー。 説明(言い訳)すると、若かりし頃(15〜18歳の頃)に書いた詩の数々をまとめたCDR… もっと読む
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#ミニポエム

残酷

『残酷』もしかしたらずっと捜していたのかもしれないみんなみんな否定してくれる残酷な程に冷…

愛は狂気

『愛は狂気』 愛は狂気に似ている 愛は時として愛するが故に相手を傷つけ 愛は時として愛す…

愛の資格

『愛の資格』 冬の足音が近づき 突き抜ける程に高く広い空に響くと いつの間にか一人きりにな…

遠い記憶

「遠い記憶」 木々の隙間から届く真夏の木漏れ日 光の微粒子に包まれながら 振り返る君に夏よ…

捻れた恋

『捻れた恋』 捻れた恋のマニュアルを  その手に握り締めて 傷ついても後戻りしない  見え…

名もない丘の午後

『名もない丘の午後』 空を見上げてる 名もなき丘の鮮やかな緑の上 やわらかな午後の温もり…

同じ空の下で

『同じ空の下で』 サヨナラ 想い出をくれた君に 同じ景色を知ってる二人だけど 頭上に浮かぶ空もつながってるけど 無口なままの影 揺らめいて 遠ざかる距離は縮まらない・・・・ 届かない 君の姿はもう見えない 未だ少し指に残る温もり 寂しさだけが 小さな音をたてて泣いてる 委ねる未来は儚くて 側にいても 手を伸ばしても 瞳の奥の情景は とても遠いから 切ない事 オルゴールのような怜快しさ 素直な気持ち 伝えるだけじゃ 捕かみきれない恋は多いと知って 坂道の先に消える後姿

Inocence

『Inocence』 壊れた時計仕掛けの恋に 刻まれた あの記憶 あてのない景色を歩いて 降り注ぐ…

微睡みの温もり

『微睡みの温もり』 抱き合う胸に 溶けてゆく吐息が   震える躰を包んでゆく  ほんの少し…

ズルい優しさ

『ズルい優しさ』 千鳥に泣いた 哀しくないと嘘をついた 本当は寂しくて淋しくて 涙が滲む…

不安

『不安』 少しだけ冷たい素振り見せて あなたを不安にさせようとしたけれど 先に寂しくなっ…

愛しい罪

『愛しい罪』 許せない 貴方の罪は優しい事 不安になる程に優しい事 私はもう 貴方の呪縛…

あの恋は遠い幻のよう

『あの恋は遠い幻のよう』 気がついたら恋に堕ちていた この出逢いはきっと運命だって 思って…

贖罪

『贖罪』 相容れない価値観だらけの有象無象 鬱陶しく絡みつく浅はかな欲望と視線 群集の中の孤独 喧騒の中の静寂 暗闇の中の影 馬鹿げた承認欲求のポーズに付き合いきれないし 自分の存在理由なんて知らなくて 無知である事が怖ろしくてたまらくて 目的も原因も分からないままに ただ生きる為に 時には誰かを傷つけているかも知れなくて 混乱と葛藤のリピートの波は 彷徨う自分を呑み込んで また見えない深淵に押し流していく あてもなく贖罪の意識だけが かろうじて生きる意志になる まだ僕は