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子ども達へ。

君たちはこれからもう少し大きくなると、
きっと誰かを好きになって、恋もするだろう。

そしてその好きな気持ちの先には、
嬉しかったり楽しかったりする事もあれば、
時には涙が止まらなく感じる程に、
傷付いたり悲しい事もあるかも知れない。

そして、とても簡単な言葉では表せないような、
沢山の複雑な気持ちや感情にも気付くだろう。

だから、大いに恋をしてくれ。

恋にはとても多様で沢山の事があるから、
とても簡単に語り尽くすことは出来ないけれど、
ただ、恋の入り口、入門編として、
これだけは覚えておいて欲しい事がある。

もしもあなたの好きな人が、
あなたではない他の誰かを選んだとしても、
それは選ばれた誰かのせいじゃない。

このことを間違える事なく覚えておいて欲しい。

もしも選ばれた誰かを妬むことがあれば、
それはあなたの魅力を損なうことになる。

もっと言うなら、
もしも他の誰かが選ばれたなら、
それはあなたの好きな人にとって、
あなたが魅力的だと感じて貰えなかったか、
あるいは、
その他の誰かをもっと魅力的に感じたからか、
大抵の場合はそのどちらかだと思う。

でもね、ここで大事なことは、
あなたが魅力的に感じて貰えなかった理由が、
「あなたに魅力が無かったからじゃない」
という点なんだ。

どういう事かというと、
ただ相手が求めている魅力的なポイントが、
あなたの魅力的な部分では無かったからか、
そうでなければ、
あなたに磨く努力が足りていなかったから、
または伝える・知って貰う努力が足りなかったからかのどちらかだと思うんだ。

つまり、どちらにしても大事なことは、
まずは自分の魅力を自覚することなんだよね。

自分の魅力がどこか、
強みは何かを知っているかい?

まずは自分の強み、魅力を見つけよう。
その上で、
磨く努力と、知って貰う努力をしよう。

もし、その上で他の人を選ばれたなら、
その時はきっと、あなたには、
あなたが持つ魅力を好きになってくれる、
もっと相応しい人が他にいるんだと思う。


最後にもう一度だけ言うね。
もしもあなたの好きな人が、
他の誰かを好きになったとしても、
それはあなたに魅力がない訳じゃないんだ。

相手にとって魅力的に感じるポイントが、
あなたが持つ魅力的なポイントでは無かっただけのことなんだ。

選ばれた他の誰かのせいにすることなく、
自分を強みや魅力を知り、
磨くことに努めて欲しい。

いつか、君たちと恋の話が出来たら嬉しいな。

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。