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はじめまして、府中の森芸術劇場

こんにちは。

今回は平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」とのコラボ企画のための制作過程について書かせていただきます↓

「マチネの終わりに」が、とうとう後編へ進みました。
私は地下鉄に揺られながら「マチネの終わりに」を携帯で読むのですが、登場人物のギタリスト・薪野が洋子へ、自分の想いを告げてからというもの、「薪野が洋子にメンヘラだと思われて振られたらどうしよう、、、」と、無駄に心配をして、ハラハラしたりしてました。

さて、6月のことではありますが、私はギターに触れたこともなく、コンサートも行ったとがほとんどなかったため、リサーチをかねて府中の森芸術劇場にて行われたギタリストのF田さんとフルート奏者のT木さんのデュオリサイタルを鑑賞してきました。




もちろん、演奏が一番気になりました。ですが、演奏以外も気になってしまいました。。

今回、リサーチのためにこのコンサートに足を運んだことで、音大生やギター好きのご年配の方などたくさんの人が、この日をどれだけ待ち望んでいたのか、どれだけ演奏家の音楽とその姿を、細部まで取りこぼさず目に焼き付けにきただろうか。。というのを目の当たりにしました。
なので薪野がパリで演奏を中断したことは、どれだけ大きな事件だったのだろうか。。と思いました。(小説を読んでるときは、薪野に対し「おい!」と正直思いました。)
ですが、その規模がわかればわかるほど、中断した演奏後に向かったあのアパートで初対面の女性・ジャリーラのために演奏したことが何よりも大切なことだったんだな感じました。それに、世界各国で大勢の拍手喝采と賞賛を受けるよりも、たったひとりのために、演奏するというのは、あらゆる表現の二次的衝動のような気がしました。

全然話かわって制作についてですが、わたしは普段、スタンプでイラストを描いています。が、今回のコラボ企画ではスタンプを必ず作らなければいけない、というわけではありません。まだ右往左往して大丈夫かな、と思っています。(でも逆算すると、あと8ヶ月しかない!)新陳代謝よく描かなければ。。

来週は「マチネの終わりに」の特別対談「クラシックギターを語る」に行ってきます。ギターについてお話聞いてきます。


#マチネの終わりに

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