ウェルビーイング（身体も、精神的にも、社会的にも良好＝幸福）という言葉を昨年あたりからよく聞くようになり、実際に仕事でもこのキーワードで問い合わせやコラボレーションのお話をいただくことが多くなってきました。

幸福論に関して深めていくと、必ず行き着くのが感情のコントロールで。感情を抑圧するのもよくないし、むやみに解放しすぎて誰かに迷惑をかけて傷つけたりするのもよくない。常に自分も周りの人も幸福である状態にいるためには、どうしたらいいのだろうか？

仏の哲学者アランの『幸福論』の中に、「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」という言葉がある。悲観しがちな人、不安や怒りにとらわれる人というのは感情に流されがちな人のことで、楽観は意思の力で得ることができる。何においても、意思の力はとても大切だと思う。