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農業始めて人生変わった①〜公務の世界から農業の世界へ〜


初めまして。
こちらのマガジンを購入して頂きありがとうございます。
こちらの記事は主に3年前に書きました。
まだ公務員の世界から農業の世界へ移り2年以内の心境や環境の変化が書かれています。
少し後から編集はしましたが、その時の思いのままに残しておこうと思いますので、ぜひ楽しんで読んで頂けたらと思います。

こちらもその時の自己紹介ですのでぜひ読んで頂けたらと思います。

私の出身校は北海道十勝にある農業高校です。短大もそのまま北海道の農学科のある学校へ進みました。もともとは四国の香川県出身なのですが、中学3年生の時に山村留学を通して、北海道へと引っ越しました。
そして無事、高校、短大と卒業し、とりあえず一度社会人になるタイミングで香川県へと戻りました。

地元の香川県に戻り最初に着いた仕事は公務系の事務仕事。今ならある程度自分の向き不向きがわかっているのですが、19才の当時の私はとりあえず周りに言われるがままに面接を受けに行ったようです。入社後は受付、電話応対、データの入力作業。今なら確実にわかります。私にはそんな細やかなお仕事は向いていません。向いてないと思いながらも周りの方々はいい人ばかりでそのまま4年。でも最後にいた部署のお仕事内容に関するストレスでもう無理!となり退職。(この間に胃カメラ飲んだり、ものすごい肌荒れを起こしたりと大変でした笑。)

やっとこのタイミングで事務から離れると思ったら、まさかのもう一度違う公務系の事務を受けそこでまた2年。(その時は精神的にも参ってしまい、事務以外の仕事を覚えようとする気力がありませんでした。)

でもここでの2年は人間関係も希薄でただただ一日中パソコンとにらめっこ。パソコン以外の仕事はお茶出し、コピー。その時やっと私向いてない!って気づきました笑。

そしてやりたい事も特にないのでとりあえず受けたパン屋さんに就職しようとしたのですが、何かしっくりこない。そんな時に高校で3年間一緒に寮生活をした友人に相談。すると「農業したら?」ってさらっと言われました。農業は興味はありましたが6年間事務をしていた私の体力はミジンコ並。しかし友人の中の私のイメージは高校生の時の馬術部でほぼ毎日馬の世話をして、制服に藁をつけて登校していた農業系+体育会系女子。

そこで何故かわかりませんが自分の中のスイッチが入り農業もう一度やってみようと決めました。

しかし私の身長は141cm。1社目の農家さんはたぶん見た目で落ちました笑。でもそうだよなーと思いつつ、2社目を受けたらとりあえずバイトでやってみる?と言ってもらい無事農家さんに就職。

その後はもう根性です。体力が無さすぎて最初の1年は本当に死にそうでした。でも不思議と1度も辞めたいとは思いませんでした。(精神的に辛いを先に経験したのが当時の私にはよかったのだと思います。)

体力がついて仕事を少しずつ覚えてくると、しんどいよりも新しいことが出来るようになる楽しさの方が勝ってきて(20kgまでなら持てるようになったし、2tトラックも運転出来るようになりました。)、農業を一生の仕事にしたいと思うようになりました。

ここの職場に入って良かったことはもうひとつあります。それは外国から働きに来た実習生がいたことです。入ってから分かったのですが、日本人より外国人の方が多い職場。国籍は東南アジアばかりで3カ国。

日本なのに日本の当たり前がない職場。
それがその時の私にはすごく向いていました。

日本人だけで働いていると日本人の当たり前の中にあるいろいろな制限が多いことにそこで初めて気がつきました。そのひとつひとつは休憩の仕方だったり、作業のやり方だったり。どれをとっても日本ではいろんな意味で制限が少しずつあるような気がします。

まずここでの休憩スタイル。休憩中は仕事の話はしないし、みんなで向かい合って座って休憩のような決まったスタイルはありませんでした。みんな好きなように好きな場所に散らばっていきます。木陰で休憩する人や強者は冬の寒い日はマルチに上に張っている腰丈くらいのビニルのトンネルの中に入り込んで寝ている方もいました。その発想はなかった。が渋滞しすぎて、途中で驚くことをやめました。

事務職時代の私は休憩なのに全力で休憩出来ていませんでした。
でもそれが普通になっている環境がまだ日本には多いのかなーと思ったり。

畑に行くと、外仕事なのでイレギュラーなことが起こった時の対応力が必要になります。最初私は作業ひとつにしても、道具をひとつ忘れたのなら取りに帰るのが当たり前だと思っていました。ないのならしょうがないと言って諦めていました。でも外国のみんなと仕事をするようになって、ないのならその場からそれに変わる何かを見つければいいことに気づきました。少しくらい見た目が不格好でも大きく的が外れなければOKなこともあることに気づきました。ここに来るまでの自分は本当に頭がガチガチだったのだと思います。

そうやって仕事をしていくことにより、普段の生活で私ができないと思っていることって、私が私に制限をかけているからできないだけなのだと気がつきました。本当に不可能なことって実はそんなにないのかもしれません。そこで少しだけ思考が柔らかくなり、その辺りから少しずつ周りの人間関係も変わり始めました。

まだまだ農業始めて人生が変わった出来事が山ほどあるのでゆっくり更新していきたいと思います。

つづく。

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