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ホームスクールの現在地 - 新学期は「学校への依頼文」からはじめた

また一つ、学年があがる春を迎えました。毎年思いますが、一年が早いです。
新学期、こどもたち2人の担任の先生もかわりました。これからのことをお話しするにあたり、今回はこちらの依頼文フォーマットを使わせていただきました。

こどもたちのケアをしながら学校ともやりとりするということのしんどさ

3学期は極力学校とのやりとりは少なくし、月に1回、と決めていました。ですので、やりとりが大変で疲弊することはなかったです。
ただ、子供たちがあまり状況としては変わらないなか、(丁寧な先生だからこそですが)購入品のことを確認してくださったり、登校できそうなやり方をご提案くださったりなど、都度断ったり返事をしたりすることはあり、その中で毎回どうしようと悩む自分もいました。

学校とのやりとりのスタンスを整理してあらかじめお伝えしておくことは、保護者側・先生方両面でスタンスを明確にでき最低限の確認で済ませられ、いちいち迷うことがない、というという点で大事なことだと感じます。

4月に入ってから、多様な学びプロジェクトよりこちらの依頼文が公開され、今回、始業式の日にご挨拶に伺った際にお渡ししました。
先生方、お忙しい中目を通してくださりました。

学校へお伝えしたこと:学校への向き合い方がはっきりしている小五長男の場合

長男については、しばらく学校へ行けない・行かないことが本人としても明確になっています。
長男の思いや状態を真っ直ぐに伝えるため、以下をポイントにしてお伝えしました。

  • 感覚過敏の症状が強く、学校という環境に居ることができない

  • 今は学校へ行かないことを本人が望んでいる

  • 現在は興味関心があるプログラミング等を中心に自ら調べ学びを深めている(教科の学びではなく)

  • まずは健康に日々を過ごせることを最優先にして過ごしていきたいが、また学びたいとなった時には学校に戻れるようにしたい

学校へお伝えしたこと:学校へ行くことが難しい小二次男の場合

次男は学校へ行くことが難しい状態が続いていますが、本人がはっきりとそれを望んでいるわけではなく、友達に会いたい気持ちもあるようです。
勉強への拒否反応や生活での難しさもたくさんあり、周りの理解とサポートがかなり必要な状況と考えており、以下をポイントにお伝えしました。

  • 「ルール」「約束」という言葉に敏感で、本人が納得していない状況で勉強や教室に居ることを強制すると、学校への拒絶反応は一層強くなるため、今は学校に行くことができない

  • 本人の意向を重視しながら、行ける気持ちがある場合は1,2時間など無理のない範囲で登校したい、また登校の際は、母親同伴も可としていただきたい

  • 発達特性について病院に相談をしているため、今後の診断結果に応じて今後のサポートについてご相談をさせていただきたい


依頼文をまとめてみることによって、私自身もスタンスを整理できたかなと思います。
今後も状況は刻々と変わっていくかと思いますが、こういった文書などもうまく使いながらやりとりしていきたいと思います。

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