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こころの豊かさ、生態系のような社会を目指して

人の感性(こころ)がよろこぶものづくり=感性工学を専攻し、いろんなプロジェクトで試行錯誤し、様々な人のご縁で、ロンドン、デンマーク、フィンランドを回る中で感じた、人生の“豊かさ"について。

ひとりひとりが考え、周りと対話し、一緒につくっていく。
ヒエラルキーではない、ひとりひとりが活力を持って、周りの人を巻き込んで、助け合って、何かを創り出す、それがまた誰かのエネルギーなる。全体に力を与える。
できないことは周りに頼り、できることは周りに手を差し伸べる。パズルのピースのように繋がっていく。

そして、文化を生み出す。未来をつくっていく。どこかが壊れても、修復しあえる。
そんな"生態系"のような社会の実現に貢献したいと、強く思います。

真の豊かさとはなんでしょうか。
こころが、感性が動く瞬間はいつでしょうか。美しい自然に触れること、大切な人を大切にすること、見知らぬ人と共感し合えること、笑顔を交わすこと、小さな幸せに気づけること…
わたしは、周りの人たちと、何かを与え、そして何かを与えられられる関係性の中で、助け合いながら共に生きていく、そんな人生が真に豊かなのではないかと考えています。

別に周りの人と関わらなくても、繋がりがなくても、大切な人なんていなくても生きていけるかもしれません。
でも、誰も1人で生きないでほしい。大切な人を大切に、周りの人と支え合って生きてほしいと思います。

NHKスペシャル〜Humanでは、コミュニケーションを与えられない乳児の約半数は死んでしまう事実を述べていました。
人類も、氷河期に食物を分け与え合いながら生きてきたからこそ、人類として生き残ってきました。

本当の死が孤独に1人で生きることならば、生きることは人と共に生きることなのではないでしょうか。

これから生まれてくる子供たちに、周りとのつながりの中で、あたたさをたくさん感じ、こころが幸せな世界で生きてほしい。
わたしも、大切な人たちとそんな世界で生きていきたい。

社会について、全体について、考えられる人になりたい。それも、ひとりではなく、みんなと一緒に考えていきたいです。

明るい未来を思い描いて、そのためにいま、身近なところから、周りの人たちを巻き込んで行動していく。
与え、与えられ、助け合いの関係性をつくる。生態系の復活を目指します。

わたしの人生のミッションは、感性(こころ)を常に中心に考え、どんなに時代が目まぐるしく変わっても、
豊かさとは何か?幸せとは何か?を問い続けることだと思っています。

こころ豊かな社会を実現するには、みんなひとりひとりが考え、対話し、共に創っていくことが大切です。

だからわたしも、日々たくさんの感性や価値観、文化に触れ、考え、いろんな人と対話し、
ただ消費するだけの人間ではなく、"生み出す"ひとになりたいです。


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