2024.03.03 猿島&第二海堡ツアー~猿島編~

長らく一般の立ち入りは禁止されていた「第二海堡」。一般見学が可能になった頃からずっと気にはなっていたが、当時は参加費1万円に躊躇しためらっていた。が、その後も何度もサイトを見るたびに値上げされていき、もう行くなら今しかないと思いきって申し込んだ。
今回のツアーは「ローソントラベル」。16,900円…!高い。

申し込みはしたものの, とにかく天候のことが気になって、寒かったり雨だったりしたら行くのをやめたいとさえ思っていた。
が、いざ当日を迎えると、雲一つない快晴!あとで聞いたところによると、前日は悪天候でツアー中止になったそうだ。
最近は旅行のたびに雨が降っていたので心配していたが、この日のためにとっておいたのだろうと思うことにした。

■08:45 自宅出発

■10:15 横須賀中央駅着


早く着きすぎた…!
当初は1つ手前の汐入駅で降りて散策する予定だったのだが、11時から駅前で「チャリティーカレー」があることを前日に知り、急遽スケジュールを変更したので、時間の読みを間違ってしまったのだ。


しょうがないので、時間まで駅前の横須賀モアーズを徘徊。
旅行のときは地元スーパーをパトロールするのがわたしの趣味なので、今回は「SUZUKIYA」を見て回った。このスーパーはお弁当が有名で何かの1位になったり社長がテレビに出たりしていたので、お弁当は気になったのだが、これからカレーを食べるのに弁当を観てる場合ではなかった(でもここで弁当を買っても良かったかも…とあとで思うタイミングがあるのだが)。

■11:00 チャリティーカレー
駅に着いたときはまだ誰もいなかったのd油断していたが、すでに40人ほど並んでいた。そりゃそうだ。そこから20分ほど並んで、募金をしてカレーをもらった。

海自カレー   ごく普通のおいしいカレーです


めちゃくちゃ普通!知ってたけど!でも、こんなことでもないとわたしのような人間は募金をしないかもしれないので、良い機会をもらえたと思う。
周遊バスの当日限り無料チケットももらったが、今回はそれに乗っている余裕などないのだった。

まだまだ行列が続いている中、さっさと食べ終わって次の目的地へ。

途中、金曜の「ビルぶら!」で紹介されていたビルの前をちょうど通りかかった。このビルは少し前まで真っ黄色に塗装されていたらしい。趣味悪いね。


■11:40 ポートマーケット
ちょうど1年ほど前に米軍基地フェスで横須賀へ来たときには、この施設があることを知らなかった(あの日は寒くて並びすぎてそれどころではなかった)。


メインは飲食店で、お土産や地元の魚・野菜なども売っていた。カレーを食べたところだし、混んでいたし、これからメインイベントがあるのに野菜などを買うわけにもいかないので、ちょっとお土産を買って、トイレに寄って、海を眺めた。
これから海外へ売られていくのであろう新車が大量に待機していた。



■12:10 猿島ビジターセンター
受付は11:50~12:30だったが、わたしはえらいので余裕をもって到着。スムーズに受付を済ませ、ビジターセンターの中の展示を眺めたりなど。

このあと、この島に上陸するのだ


■12:30 再集合
添乗員さんが電話をしていたのだが、今回のツアー参加者ですでに別の船に乗って猿島に向かっている客がいるようだ。
どうしてそうなる!?!?!?!
添乗員さんって大変だな…そんな大変なときにギリギリで受付をする家族が2組。身分証明書が必要だとメールに書いてあったのに、あれ?どこだっけ?あれ?と探すパパ。みんなたちーわたしを見習えよー
ツアーは全員で45名ほどとのこと。16,900円も出すような物好きがこんなに集まってるなんて。

■12:45 猿島へ向けて出港

今日の船は「シーフレンド1」。よろしく頼むよ。

波はとても穏やかで、寒いけれども二階席へ。前方はもう満席だったので後方に。それでも景色はとてもよく見えた。とにかく、晴れてるのは最高。何にせよ、旅は晴れるに限る。

ペットボトルの水をもらった。記念記念。


■13:00 猿島着

「猿島」という名前の由来は、猿が住んでいるからというわけではなく、鎌倉時代に日蓮大聖人が安房から鎌倉へ船で向かうときに遭難しかけて、そのとき白い猿が現れて道案内をしてくれたという説から名付けられたそうだ。

島の入り口あたりはビジターセンターなど整備されている


東京湾唯一の自然島で、日中はたくさん人がいるが、夜は誰もいない無人島とのこと。(大久野島もそうだったよな)

明治時代に要塞として建設された軍事施設がたくさん残っていて、今は史跡として国に指定されているが、昔はやりたい放題の島だったらしい。20年以上前に働いていた会社で、猿島でDJパーティーをやるという人の話を聞いたことがあったが、そういうことだったのかと。

今は入園料を含む往復運賃に2,000円含まれていて、BBQや釣りの施設もきれいに整備されている。ツアーでなくても気軽に来られるため、ちょっとした観光にはとても良いみたい。
我々ツアー客は2グループに分かれ、それぞれおばちゃんガイドさんが案内してくれた。イヤホンを貸してくれたので、ちゃんと説明も聞ける。さすか16,900円も払っているだけある(まだ言う)。

当時は石炭を燃やして発電していたが、今はさすがに石油を使用しているとのこと。軍艦島へ行ったときに、石炭が記念に欲しい人は差し上げますと言われたのだが、飛行機に乗るひとはダメですって言われたことを思い出した。そりゃそうだ。


日本の築城技術が生かされた石垣は立派だった。だだ、それでも戦後にGHQが上陸して破壊された箇所も多数。

終戦後GHQが上から爆破してヒビが入った、という話
これはフランス積


レンガは「フランス積」と「イギリス積」がある。知ってるよ、三河島や富岡製糸場で教えてもらったもんね。

写真撮りそこねてしまったが、パリピ時代に壁に文字が彫られたり落書きされたりした跡が残っていた。ダサいよねー落書き。まじやめろ。

横須賀には「千代ケ崎砲台跡」という場所もあって、ガイドさんはこちらもおすすめとこのこと。いつか行ってみたい。調べたらとても行きづらそうな場所だったけど。

ゴールデンカムイ頃の時代にこんなすごいもの造ってんのすごいよな。しかも離島に。
当時は機械だって大したものなくて、だいたいが手彫りだったんだし。

これは貯蔵庫などにも使用されてて、小さい方は上が開いてる
これはトイレ
釣り客も多い



■14:10 猿島を出発
猿島を出発し、いよいよ「第二海堡」へ!

第二海堡編へ、つづく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?