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今日のご飯はなんだろな

1日の仕事が終わり、夕食どきの時間。外を歩けは、どこからともなく夕食の支度をするいい香りがしてくる。この夕方の趣ある雰囲気が、私は大好きだ。

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豚ロース肉は、なるべくピンク色で筋のないものがよい。赤身の強いロース肉は筋が多く、あまり柔らかくない。欲張って厚みのあるロース肉を選ぶと火の通りが悪く、失敗しやすいので注意しよう。

揚げ物の衣は、小麦粉・卵・パン粉の順につけるのが定番だが、私的にはバッター液を使うのがおすすめだ。小麦粉と卵に、水少々を混ぜてとろみの調整をする。このバッター液に豚ロースをくぐらせて、パン粉をつければ2つの工程で衣づけができるため時短になる。バッター液を使った揚げ物の方が、肉のうまみが逃にくく美味しく仕上がるという豆知識も覚えておきたい。

衣がついたら、カツは180℃の油で一気に揚げるだけ。ポイントは特にない。

カツは余熱でしっかり火が通るので、火から上げてもすぐには切らず、しばらく放置し、同時に油切りをしっかりしておく。

その間に玉ねぎと卵の準備だ。玉ねぎは適当にざくざくくし切りにする。卵は適当に溶くのだが、お好みで白身を残すなど加減するとよい。

小鍋に水50ccと調味料をすべて入れる。酒・みりん・砂糖・醤油を大匙1ずつ入れる。ここで醤油はぜひとも「卵かけご飯の醤油」を使っていただきたい。卵がけご飯の醤油は贅沢な醤油だけれど、実はかつ丼や親子丼などの卵とじには最適。お店の味に一気に近づくはずだ。

小鍋の水と調味料が沸騰したら、玉ねぎを入れて蓋をする。鍋の蓋がコトコト揺れて蒸気が出始めたら、玉ねぎがしんなりしてきた頃だろう。

そこに先ほどのカツを均等に切って投入し、卵を回しがける。絶対にカツ本体に卵をかけてはいけない。卵は白身がトゥルンと流れ落ちやすいので、一瞬の真剣勝負である……!

卵を投入したら、再び蓋をして、中火で1~2分程度加熱する。放置すると卵が硬くなるので、決して目を離すべからず。

さぁ、蓋を開けたら黄金色に輝くカツを、卵の黄色と白のコントラストが丸く包むようにして待っている。揚げたてのカツを、出汁と卵でつつんでしまうなんて、贅沢な料理だなぁ。ミツバもいいし、私は大葉を添えるのも好きなんだ。

今日のご飯は、かつ丼です。

(一人前の分量です。卵の量はお好みで。)


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