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好きなこと、将来の展望

俺は献血が好きだ。
無償で世の中に貢献が出来るからだ。
有り余った健康な血を無駄なく使える素晴らしい行為だと思う。

俺は献血が好きだ。
少しの痛みで困っている人が救えるのなら、
俺は迷わず腕を差し出せる。

たかが400ml、されど400mlの血。
その血が誰を救っているのかは知らない。

それでも、血を提供してる時だけは、
何者でもない自分が少しだけ誇らしいのだ。
きっと、自分の血は循環して誰かの、もしかしたら隣の人にも巡っているのかもしれない。

そう思うとイチモツはバキバキに聳り立つ。
誰かの血管から心の臓を巡り、果ては髄を通り脳にまで。

そんな事実に興奮を禁じ得ない。

運転免許証の臓器提供意思は、もれなく全て差し出す方にマルを付けた。

仮に自分が脳死して各臓器の意義が無くなっても、自分の臓器が誰か知らぬ人の中で胎動するならばそれで良い。

いつか主導権を奪い取って、沢山の自分で世の中を一杯にしたい。
品川駅港南口のサラリーマンが、皆自分だったらきっと見えてくる世界はより良い物だと思う。統率された世界には小走りするバカもいない。信号無視をして道を歩むスーツの出来損ない中年もいない。なぜなら俺だから。

自分を老若男女にインストールして、永遠に生き続けたい。

献血で採取された血に自分の因子が残ることは無いだろう。
だが、人の想像は予想を大きく上回るものだから念じていれば知らないガキを乗っ取れるかもしれない。

乗っ取ってめちゃくちゃにしたいな。

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