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【制作ノート】〝文字〟が好きだった

こんにちは。
なつのよです。

文学フリマ東京38の開催まで
1週間ほどとなりました。

新刊の準備はもちろん、
当日のブースで使うものなどの準備も
順調に進んでいます。

ところが、
(実は前回もそうだったのですが)
直前まで方向性が決まっていないのが
「値札」です。

いろいろな方がSNSにアップされている
ブースや値札の画像を拝見し、
それを参考にしようとしても、
なんだかしっくりこなくて……。

本の仕様やタイトルは実物を
見ていただくことにして、
値段さえ分かればいいのでは?と
数字のブロックなどを探してみたり、
小さなディスプレイの端末(?)を
候補に入れてみたりしたのですが、
やっぱりしっくりこなくて……。

そんななか、採用にはいたらなかったものの、
以前から欲しいと思っていた
「ダイモテープ」はどうだろうかと考えました。

ただ、現在売っているものは
テープの幅が12mmまでのものしかなく、
値札として使うには、やや小さいのですよね。

と、ここまで考えて、
「あるもの」のことを思い出しました。

そう、キングジムさんから発売されている、
ラベルライター「テプラ」です!

子どものころ、クリスマスプレゼントに
(こちらはCASIOさんのものですが)
ラベルライター「ネームランド」を
買ってもらった私。

大人になって考えると、
「なぜ子どもが……?」とも思うのですが笑、
今回、「文字を印刷する」ツールとして
ラベルライターの存在を思い出したときに、
なんだかはっとしたのです。

ワープロ、パソコン、ラベルライター、
ポメラ、……などなど、
私の身の回りには、小さなころから
「文字を形にするもの」が
たくさんありました。

ワープロは、これもクリスマスプレゼントで
子ども向けのものを買ってもらっています。

北村薫さんの小説『スキップ』に、
主人公が子どものころ、
「ひらがなのスタンプを買ってもらって
とてもうれしかった」
というエピソードが出てきます。

私自身も、アルファベットと数字のスタンプを
もらったことがあり、
そのときの気持ちを思い出しました。

『スキップ』にはガリ版印刷について
回想するシーンもあって、
『銀河鉄道の夜』で知った「活字を拾う」という
情景を思い返すとともに、
「分かる分かる!」とうなずきながら
読んだ記憶があります。

本当に、子どものころから「文字」が
好きだったんだなあ……。

そこで、今回の値札は「テプラ」を使って
作ってみようかなと思っています。
(ちょうど、家にあったのがテプラだったので)

調べてみると、
実際にラベルライターを使って
値札を作っている方もいらっしゃるよう。

見本誌につける「見本」のシールも
テプラで作れそうです。
ラベルライターのことを、
思い出せてよかった……!

決して字がきれいなほうではないので(!?)、
印刷できるというのは、
本当に助かります……。

無事に素敵な値札が仕上がりますように!

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