MY STORY episode.1 〜2つの扉〜


こんにちは🤗💖

さてさて、今更ですがこのマガジンでの自己紹介を兼ねて、自分の人生のストーリーを少し書きはじめたいと思います。

ありがたいことに、最近人に会うたびに自伝的なことを書いてほしいと言っていただくようになり、少しづつポン、ポン、と背中を押されて前へ出るように、自然と書き始めてみます。

私の人生ストーリーはちょっとだけ「異質」かもしれませんが、わりと面白いストーリーじゃないかと思うのと、読んでくださる方にも何かしら、人生を軽やかに幸せに生きるインスピレーションになるんじゃないかな...と思うのです。なぜ最近始めたこのnoteマガジンのタイトルが「宇宙人Natsu Rose」なのかとも、つながるお話です。

小さい頃、引っ込み思案でおとなしすぎて、ハンカチ落としでハンカチ落とされただけでワンワン泣いていた私が、人生の中で何度かの「目覚め」を経て、今年、カンヌ国際映画祭のレッドカーペッドをジミーチュウのキラキラシューズで歩くまでのお話です。(自分で書いててすでにわりと面白い。笑)

私のインスタグラムや昔のブログから見てくれている方は、ある程度の大筋はもうご存知でいらっしゃる内容かもしれないですが、さらに突っ込んで、暑苦しくパーソナルに赤裸々に書いてゆきます。このnoteでは初めましての方もいらっしゃるかと思うので、なるべく丁寧に書かせていただきます。

人生の中で、それまでの流れが劇的に変わる瞬間って、誰もが何回か経験しますよね。人間関係が一気に変わったり、自分自身が別人のように変わったり。そういう経験は私も何度かあるのですが、私が大人になってから経験した2回の転機が、特に私の人生を別の次元へと大きくシフトさせました。そのお話について、エピソード1、2と分けてお話させてください。


【WHO IS NATSU ROSE?】
まず私はどんな人かというところから書かせていただきます。私は38歳なのですが、この38年間で一度も「私の職業は⚪︎⚪︎です!」と決めたことはありません。人生の目標は「私がただ生きてるだけで、みんなが幸せになっちゃう」という状態です。現在は、よく世界中を旅をしながら暮らし、絵を描き、ファッションプロダクトをデザインし販売して、ときどき海外ブランドのデジタル広告キャンペーンに出演させていただいたり、旅をすること自体が仕事になったり。要するに好きなことばっかりして生きています。そんな自分の人生をシェアすることで人にインスパイアを与えることができたらと思いインスタグラムを更新しています。

さきほど人生で2回の転機があったと書きましたが、私のキャリアは、10年ほど前に体験した1回目の大きな転機からスタートしたようなもので、そのスタート地点ですでに30歳手前でした。かなり遠回り人生。しかしそのスタートから突然、ファッションブロガーアワードでグランプリ受賞、ファッション雑誌sweetでの連載ページを持たせていただき、デザイナーとしてサマンサタバサやピーチジョンやfrancfrancなど様々な企業ブランドとのコラボ商品発売、スタイル本の出版、ライフスタイルブランドを自ら立ち上げ3年間運営、その他にも、自身のブランドをやりながら海外ブランドのディレクターも兼任したり、バイヤー、モデル、スタイリスト、フォトグラファー、ミュージシャンやモデルさんのアートディレクター、店舗ロゴデザイン、店舗の空間ディレクション、NYコレクション取材、BSテレビ番組出演、.....と本当に色々やってきたなと自分でも改めて思います。ひとつのことを一生やり続けることには興味がなく、とにかく「今ワクワクすること」をし続ける人生です。共通点は「クリエイティブなこと」というくらい。

ひとつのことを続けてその道のプロになっていくタイプにもちろん憧れ、続けることに興味がもてない自分じゃダメかなと感じたこともありましたが、人生の2回目の転機によってそれもなぜなのか理解し、これが自分の輝き方なんだと知りました。逆に、なかなか新しいことを始めるのに腰が重いタイプには、私のようにポンポンと好きなことをして、興味がないならスパッとやめて次に行く、という軽さは憧れるらしいのです。人生ってそんなもんですよね。隣の芝生は青い。でも実はそれぞれが、それぞれで、すばらしい。



【AWAKENING】
そんな私の幼い頃は、友達と遊ぶこともできないくらい、おとなしい子でした。近所の商店街のお祭りでクジを引いても必ずハズレ、じゃんけんは絶対負ける、そういうタイプ。ハンカチ落としでハンカチを落とされただけで泣いちゃう、運動会ではいつも圧倒的なビリっけつで泣きながらゴール。そんな私が何回かの目覚めを繰り返し、30代になった今、カンヌ国際映画祭のレッドカーペッドに招待されて、赤いドレスを着て、ジミーチュウのキラキラ輝くヒールを履いて歩いている。  

その間に何があったかというと、私は人生の中で2回精神的に死んで、2回生まれ変わっています。というか2回に渡って「目覚め」を体験しています。1回目は、うつ病になってすべてを失ったとき。2回目は、上に書いたようなそれまでのキャリアが崩壊してすべてを失ったとき。


【2つの扉】
目覚める直前には必ず人生のドン底がやってきました。ドン底を経験した内容は異なれど、精神的死亡の時期の私は2回とも同じ景色を見ていました。

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