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Day Nine | やりたい事、叶えたいことの半分くらい、の生温さが保たれてしまうTask listの中身を書きかえる

夏休み9日目。

夏休みもそろそろ終わる。

終盤、何をしたいのかを考えていた時に
思い立ったのは“普段お世話になっている人に会いたい”
ということだった。

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「どうしたんですか」


当日の朝にいきなり連絡をしたので
花の茎を手際よく切り、笑いながら
話しかけてくれた。

アンティークの椅子に座りながら

「夏休みの最後に会いたくなって」

と、正直に話してみた。

普段、仕事の現場でしか合わないパートナーのお花屋さん。
実は私がお店を訪ねるのは初めてだった。


これから一緒にどんな仕事をしていきたいのか、どんな風に関わっていきたいのか
取り留めもない話をした。

この前の現場の反省や、良かったこと
相性の話なんかもした。

ずっと、私は周りの人に
嫌われたくないと思っていた。
みんなと一緒に作り上げる仕事に
誇りを持っていた。


「僕の仕事に、あなたが口出ししてくれなくなったら、もう一緒に仕事しなくなると思いますよ笑」

笑いながら、不安を吹き飛ばしてくれる。


間違ってないんだなあなんて

答えのない答え合わせを心の中でした。


最後に、お任せでお花を買わせて下さい
と話したら、山形から来たという
大輪の紫陽花を丁寧にクラフトペーパーで
包んでくれた。

あまりにも綺麗で、見事で、勿体無くて一度現場に連れて行ったのに
持ち帰って来たものだと言う。


花を持つと、なんだかここだけ世界が幸せになるような気がしている。


また現場で。


二件目に尋ねたお花やさんでは、お店の内部から、倉庫までアトリエ巡りをした。

自分が大切な人に花を送りたいと思うと、真っ先に浮かぶお店。


店に並ぶ花の豆知識が止まらない。

ああ、楽しいな、と思った。

最後にお花を下さいと言うと一つ一つ丁寧に説明をしながら、これはバジルなんだよ
と花のついた葉の香りをかがせてくれたり
ふわふわの花びらを
触らせたりしてくれた。


小さなミニブーケと
大輪の紫陽花を抱えて電車に乗り込む。


夏休み明けがますます楽しみになった。
早く仕事をしたい。

どんなに些細なことでも丁寧に。


家に帰ったら、とっておきの花瓶に
この子たちを入れ替えてあげよう。
なんて思った。

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