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工作好きな息子。

息子は工作が大好きです。
今日もせっせと何やら作っております。

息子が工作好きになったのは小学3年の時の担任の先生がきっかけです。
とても優しい男の先生でした。
図工が得意で工作クラブの顧問でもありました。
息子の特性を理解してくれて、
息子が教室に入れない時は「無理はしなくていいんだよ」と
優しく言ってくれる人でした。
音楽の時間などは支援級にいる息子を呼んで
教室でいろんな役割を与えてくれました。
「先生のお手伝いしてくれへん?」と。
息子は頼られるのが好きなので「仕方ないなぁ」と言いながらも
嬉しそうに先生のお手伝いをしていました。
教室で給食を食べられない時は給食を運ぶのを手伝わせてくれて
クラスの一員であることを息子にもクラスの子にも
忘れないようにしてくれていました。

夏休み。
自由研究で息子は工作をしました。
段ボールで戦車を作りました。
射撃する部分も丸めて細くし、
キャタピラー部分は段ボールのナミナミ部分を使って作っていました。
もちろん動くようになっていました。
親バカですがとても上手に作っていたと思います。

2学期になりみんなのすごい自由研究を見てすっかり自信を無くしてしまった息子。
提出するのが恥ずかしいとなかなか提出しようとはしませんでした。
ですが先生は息子の戦車を見てとても驚いたそうです。
「これはすごい!どうやって作ったん??先生に教えて!」
そういって何度も息子を褒めてくれたそうです。
1週間ほど体育館で全生徒の自由研究を展示した後
みんなには返したそうなのですが
「この戦車、しばらく先生の席のところに飾っててもいい?」と息子に聞き、
息子が承諾すると2学期が終わるまでずっと飾ってくれていました。
この出来事が息子には自信となりそれから工作が大好きになりました。

中3になった今もいろんな物を作りあげています。
未だに不思議だと思うのは彼は設計図も作らないし、
定規などを使うこともありません。
フリーハンドです。
スマホ等で作りたいものの画像を見ていきなり段ボールを切り始めます。
いろんな工夫をし、何度も試行錯誤しながら精巧に作り上げていきます。
頭の中はどうなっているのだろうといつも思います。

その先生は息子が4年に上がった時に違う学校へ異動されました。
先生には感謝しかありません。
何をやっても長続きしない息子ですが工作だけはずっと続いています。
先生のおかげです。

以下の2点の作品は私が特に驚いたものです。

一眼レフカメラ。レンズ部分は着脱できます。
ロードバイク。ペダルを回すとタイヤが回ります。

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