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おいしく食べて竹林整備

整備した竹を食べる試み

竹林を整備して出た竹を、ゆでて塩漬けして、発酵させてメンマを作る活動が少しずつ広がっているようです。

竹は、成長が早く、根を横に広げていく性質があるので、手入れしないで放っておくと周囲の造成林や畑を荒廃させていきます。そのため、できれば多くの人が参加して課題解決していきたい問題なのですが。。。

一般人がすぐさま腰をあげられるかというとなかなか難しかったりもします。

そこで、一般人でも参加(?)しやすいのが、食べて、日常で使って応援すること。

今回は、その現場を見学させていただきました!
<淡河(おうご)バンブープロジェクト>

https:/www.instagram.com/ougo_bamboo_project/

今回の主役!こちらが切り出された竹です。

筍が間延びしたようなお姿

え!これ食べられるんですか?というのが率直な感想でしたが、この竹の皮を剥ぐと白い筍らしきものが出てきます。
中を取り出し、

包丁を入れます。
竹の節は硬いので、包丁がはいるやわらかいところを探し、カットします。

取れ立てはまだやわらかい。

穂先のほうはやわらかいので、中の節をスプーンで削るだけ。胴の部分と穂先は別々にゆでます。太いところ30分、細いところは20分が目安です。


ゆがき上がったら40℃くらいの高温で塩漬け。これは、温度が高いほうが雑菌が繁殖しにくいそうです。

全体の重量の30%の塩(けっこうな量です!)に漬けて3ヵ月くらいで発酵が進みやわらかくなるそうです。
それを一晩か二晩塩抜きして味付けしていきます。

市販の瓶詰めのメンマもおいしくて好きだったのですが、どうやってメンマができるのか知らなかった私は、びっくりすることばかり。

採れたての竹って、包丁がスッとはいるくらい柔らかいんですよ。

ゆがいている間も美味しそうな筍の香りが。作業中のたわいない会話もなんだかホンワリ。

秋にはおいしいメンマができあがるそうです。

現在、このプロジェクトを応援する基金を募集しています。
整備されない竹林は、土砂災害や里山の荒廃につながります。竹を切り出し、国産メンマに加工することで、荒廃竹林を少しでも減らす活動にご賛同していただける方はこちらから。支援先タイプ「」をご覧ください。

現在、このメンマを使ったキーマカレーも発売されました!



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