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竪破山を登山

数年ぶりに茨城県北部にある竪破山へと登ってきました。

巨石、山岳信仰のあった山で、山頂に黒坂命を祭神とする黒前神社があります。
登山道は黒前神社の参道となっており、参道入り口までは交通機関がなく車がないと難しい山奥になりますが、その分人が少なく静かな山を登ることができますよ。

一の鳥居の前に2台ほど車を停めるスペースがありますが、鳥居脇の砂利道を進むと広めの駐車場があります。
(一の鳥居から歩いて進んでも駐車場に合流します)

駐車場横の後生車がある入り口からから登山開始。
綺麗に整備され木々に囲まれた神秘的な参道をのんびり登ります。
一本道なので迷う心配はないですし、往復で2時間ほどでキツイ場所もなく初心者でも登りやすい登山道です。

参道脇にはいくつもの巨石があり、説明板も設置されています。

途中、湧き水が出ているところがあり「神社の手水舎には水がありません。ここでうがい、手洗いをしていきましょう」と手を洗いやすいようにパイプが工夫されていてコップも用意されています。

もう少し進むと休憩場もありました。
ベンチがあると足を休めることができて助かりますね。

ブルーシートで覆われて中が見えないですが、珍しい炭焼き窯も残っています。

明神鳥居に到着しました。

この鳥居手前と鳥居を過ぎた先で「太刀割石」と「黒前神社」への分岐があるのですが、黒前神社方面へ進むと急に開けた場所へと出ます。
この広場には「釈迦堂」「甲石」「舟石」「休憩所」などがあります。

黒前神社は目前。
この長~~~~い階段を登ればすぐそこです。

この階段がすごい。

長い上に角度が急で、しかも一段一段の面積が狭く手すりもないので
初めて登った時に「あと何段かな?」と顔を上げた瞬間体がふわっと後ろに行ってしまう感じがし急に恐怖心に襲われてっぺんまであと数段のところで足がすくんで動けなくり、なんとかしがみついて震える足で登りきったですが、
それまで得意ではないにしても高いところが苦手ではなかった(よくある床がアクリル板で下スケスケのタワーとか吊り橋も平気だった)のがこの日を境に高いところが怖くなってしまったんですよね。
頑丈そうなところでも「もしかしたら…」と悪い方へ考えてしまって恐怖心が湧いてしまう。

わかっていてはいても前回ほどではなかったですが今回も足がすくみました。

高いところが平気なオットはヒョイヒョイ登っていたし、私は苦手意識が付いてしまったのでより怖く感じるだけで、普通はそんなに怖い場所ではないと思います。

黒前神社に到着!

お参りを済ませたら脇の道を進み展望台も通り過ぎ、200mほど下ったところにある「胎内石」へ。
この「胎内石」は見るのは初めて。

というのも、前回来た時は展望台へと到着したところで大声でしか会話ができんのか?と思うほどずっと騒がしいファミリーがいて、胎内石もここでお昼をとろうと思っていたのもやめてすぐに引き返してしまったんですよねぇ。

胎内石も見て誰もいない山頂でお昼ご飯!

展望台からの眺めとおにぎり。
(写真撮ったらすぐにおりて展望台の足元で食べました)

「ホ~~~~~~~~~~……ホケキョケッ」
「オキロッ(ホケキョがそう聞こえる)」

練習中の鶯の声しかしない。

最高~~~。

しばらく鳥の声を楽しんだ後は元来たルートを戻り、先ほどの分岐のところで「太刀割石」方面へと進みます。
復路はこのまま往路とは違うルートで下山しますよ。

竪破山の巨石の中でも一番知られているのがこちら。

見事にパックリと割れています。

復路にも巨石がいくつもありますよ。

前回来た時は鬱蒼とした林の中だったのが、伐採されて広々とした土地になっていました。
ピンクテープと踏みしめられた足跡を辿って歩きます。

このような道をしばし歩いて最後の見どころに到着。

前回は水量が全然なくチョロチョロとしか流れていませんでしたが、今回はそこそこ水量はあったもののもともとそんなに流れの多い滝ではないなのか控えめでした。

ここまできたら駐車場まであと少し。
順調に歩いて無事下山しました。

帰りに竪破山から15kmほどのところにある和洋菓子の山形菓子店に寄ってお菓子を購入。
夕方だったため残り少ないものも多く、ケーキは売り切れでした。
どのお菓子も美味しかったので今度は洋菓子の方も食べてみたい。

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