私はどうして販売外交に成功したか
私は新卒で入った企業で1年目から営業部で営業職をしていました。
入社当時は営業について特にレクチャーを受けることはなく、ほぼほぼ自己流で営業をしていました。そんな当時の営業の「え」の字も知らなかった(今もわかっているかは怪しいですが・・・)自分に送りたいのが、本書「私はどうして販売外交に成功したか」です。
本書はアメリカの生命保険販売で成功を収めたフランクベドガー氏が、どの様にして成功を収めることができたのか分析しまとめた物です。
原著が70年以上前から売れており、日本での初版も1980年代前半と発刊からかなり時間は経っているものの、書いてある内容は全く古くなく「今現在でも通用するものばかりだな」というのが読後の感想です。
目次を見るだけでも、今の時代でも「営業のイロハ」として使えると感じてもらえるのではないでしょうか。
・自分の仕事に情熱を持て
・販売は人に会うことから
・自分で自分を監督せよ
どの項も明日からすぐに実施できる内容ばかりで、営業を生業にしている人にとってはまさに必読の1冊だと思います。
個人的には「1 自分の仕事に情熱を持て」の項が1番グッと来ました。
著者は過去に所属していた野球チームでの体験から、情熱を持つ事による効果として①恐怖心が無くなる ②周りにも情熱が伝播し、チーム全体も活気が出る ③体の調子が良くなるの3点を挙げており、情熱・熱意が販売に成功する唯一の要素であるとしています。
本書を読む事で、自分の今までの仕事への取り組み方を振り返る良い機会になると思います。
本書はあのデールカーネギーも「本書を一冊手にするためには、シカゴからニューヨークまででも、喜んで歩いてゆく」という推薦文を寄せています。
営業活動を振り返る意味でも、一読の価値ありだと思います。
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