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あの日々

去年の今頃、わたしはゴールドコーストで英語を勉強しに来たいろんな国の子達といっしょに学生生活を送っていた。

一年間のオーストラリアでのワーキングホリデーを終えて、帰国してからもう2ヶ月が経ち、あの日々のことがまるで夢の中の出来事だったかのように思える。

だけど時々不意に、オーストラリアに戻りたくなる。突然、泣き出してしまいそうなほどにオーストラリアが恋しくなってしまう。

あの日々は、わたしにとって本当にかけがえのない日々だった。

幼い頃の宝物みたいに、そっとしまっておきながらも時々抱きしめたい大切な思い出。

日本を離れてただの自分に戻って感じたたくさんの想い・・・。

笑顔、自信、興奮、感動、思いやり、出会い、別れ、涙、たくさんの友情や愛情・・・。

全てがわたしの中で今も輝いてる。

あんなにもキラキラした日々を、わたしはけして忘れない。あの日々がわたしに取り戻させてくれた、とても大事なもの、わたしはこれからも抱えて歩いていく。

あの日々に帰りたいと思う時は、きっとわたしの心が少し弱っている時。だけどあの日々に逃げ込んだりしないで、ただ立ち止まろう。立ち止まって一休みしながら、あの日々がわたしにくれた力を取り戻そう。

思い出は逃げ場ではなく、心の休憩場所。それか雨宿りの屋根のようなものかもしれないね。

雨が降る日は雨の音を楽しもう。

やまない雨はない。

雨上がりの空のいさぎよい青さを夢見て

ただ今は 少し 羽を休めて・・・

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わたしが31歳だった2004年4月25日に書いた記事。高学歴を活かせずにニートという現実から逃避するため28歳で結婚し、主婦の座についても現実は何も変わらなくて、30歳の時旦那を一人日本に残してワーキングホリデーという名目でオーストラリアに逃亡。現地でデキちゃって彼とは離婚&オーストラリア人と再婚して永住ビザ取得、なんてとち狂ったことマジでもくろんでたけど、相手が見つからずに泣く泣く帰国。

外国での夢みたいな毎日から、目を背けていた日本での現実にまた引き戻されて落ち込んでた頃に書いたもの。15年前はまだブログの走りの頃で、書いてる人も読んでる人も今みたいに多くなかったっけ・・・。

今改めて読み返して、15年前の自分に励まされてる自分がいて。積み重ねてきた過去は無駄じゃないんだなって思う。

まるで過去の自分からのエールみたい。

ありがとね、31歳のわたし。先月47歳になったんだよ。でもこの年になってもあなたに励まされてる。ありがとうね、あの日のわたし。

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