見出し画像

やってきたアルバイトは?今の仕事への意識との違いはある?

まず、15歳の僕は、

「この俺がアルバイトぉ??
なんでたかが時給800円のためにがんばらなきゃいけないんだよ?
?」

と、社会を舐めてる悲しきモンスターでした。これは完全に芸能界の仕事での影響です。
僕の場合、自分でギャラの中から交通費をやりくりしてオーディションに出ていて、子供ながらフリーランス的な動きをしていた為、一発ドカンの30万みたいなそういうのに慣れすぎてました。

なので、時給数百円のためにがんばる意味がマジでわからなくて、絶対バイトなんかしねえと中学生の頃は思っていたのですが…

声変わりを機に仕事が取れなくなる

中学生の声変わりを機に見た目と声のギャップで仕事が取れなくなり(子役の登竜門と呼ばれてます)、無事お金の目処が立たなくなりました。
入学式直前で入った16万のギャラ(これで教科書とかも買いました)を握りしめ、散在を重ねた結果…

夏明けたらどう考えてもお金がないことに気づきました。
電車の定期すら買うお金ももったいなかったので、チャリで毎日40km往復してました。

知り合いなのに面接で死ぬほど落ちる

そんなこんなで、重い腰を上げてバイトの面接に挑戦しました。
芸能界での経験から"コネを大事にする"という大人のイロハを学んでいたので、

・中学校のときの職業体験先
・父親
・母親

に頼んで知り合いでバイト探してるところがないか?当たってもらってすべて面接に行きました。

まず最初に行った「データ入力」はとても優しい社長さんで仕事の体験をさせてくれたのですが、死ぬほどつまらないので適当に振り分けていたら余裕で怒られクビを切られました。(母親紹介)

次に中学校のときの職業体験先に頼んだら、息子がコンビニの店長をやっていてちょうど人が足りていないと言うので面接に行きました。が、落ちました。(なぜ)

その後、父親の中学時代の親友が美容室を他店舗展開しており、ちょうどバイトを探してるというので面接に行ったら「代わりはいくらでもいるんだよ」と言われ落ちました。(おやぁ…?)


このあたりでようやく自分のクソ加減に気づき、気持ちを改めて「できるだけ人間性を見られずに、たくさん人を募集してる職場を探そう!」となりました。改めた方向が少し違いました。

この情報で探した結果、観光地で働いている中学の友人を発見しました。友人の出勤日にお店に電話をしたところ「明日から来れる!?」と店長さんに言われ電話で面接をクリアしました。バイトが飛びまくり頭を抱えてたそうなのでジャストタイミングでした。

大声出して団子を売る簡単なお仕事

観光地で見たことあるんじゃないでしょうか?
とにかくこいつをひたすら売るお仕事です。

芸能界の経験のおかげで声を出すのだけは得意だったので、ひたすら声を出していました。死ぬほど声を出して出して出し切るのが僕の仕事で、最初は声を出してるだけで良いと言われたのでとにかく声を出していました。

声を出し続ければお金がもらえるなんて…めっちゃ良いじゃんこの仕事…!!と、僕は自信満々にとにかく声を出していました。この時ほど誇らしげに声を張り上げたことはありません。

山の彼方まで聞こえるように、雑踏にかき消されないようにひたすら声を出しました。

社会の厳しさとチャーシュー麺

声を出し続けて2ヶ月が経ちました。その結果「あいつは声しか出せないやつ」というレッテルを貼られました。社会では自分から動いた人間しか重宝されないようです。

僕と同期で入った不良っぽい女の子はすくすくと育ち、聞けばだいたい教えてもらえるぐらいに成長していました。僕は「お団子いかがですかーーー!!!!」しか言葉を知りませんでした。

社会に出たら言われたことだけやっていてもダメだということを学びました。


「このままではヤバい…」

繁忙期を越え閑散期に入ると明らかにシフトを減らせれていくのは目に見えていたので、それに向けて何とかできる仕事を増やさねば…!!!と焦り始めました。

店長もそんな自分を見透かしたのか「ぶんた、ホールやってみる?」とホールスタッフにポジションチェンジをしてくれました。お気づきかもしれませんが、この時点で僕はまだ「お団子いかがですかーーー!!!!」しか喋れない青二才です。そんな僕に潜在性を見出して新たな役目を見つけてくれた店長に感謝です。

聞けば、お正月だからみんな休むそうで、とにかく人が足りないとのことでした。僕の事情はどこ吹く風でした。

ちなみに、うちのバイト先は、外売り、中売りに分かれていて、店内ではラーメンを売っています。

名物の天狗ラーメン。
僕は注文を聞き、名物ラーメンを運ぶ大役に抜擢されたということです。

そんなわけで、簡単なレクチャーを受け、いざホールスタッフのお仕事が始まります。開始早々いくつかの違和感は感じていて

「お客さんと喋るの嫌だなあ」
「気の利いたこと言えないなあ」
「ラーメン死ぬほどアチいなあ」
「声出すだけの仕事に戻りたいなあ」

と、初日は思いました。とはいえ、まだ初日です。
何事も少しやってみないとわかりません。

そして1月3日。僕は無事、チャーシュー麺をおじいちゃんにぶちまけるという所業をやらかしました。「今日終わったらきっとクビ宣告だろうな…」と震えながらおじいちゃんの太ももに載っているチャーシューを剥がしました。

時給2200円になるまで

ここからの復活劇に関しては過去にブログで書いてるのでこちらを参照
します。

結論から言うと、バイトで学べたことはかなり多く、僕はこのあとすぐ起業しているので、このバイトの経験がなければ今の僕はいないなと思うくらいです。

そのぐらい自由にのびのびとやらせていただき、大変大変大変感謝しております。
社会を舐めきっていたガキをここまで変えてくれたバイト先には本当に感謝感謝です。最近行ってないからそろそろ行きたいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?