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北の国からこんばんわ 2021年春 #8

どうも、デンプンまみれの女の子です。

それは冗談でして肝数値高男でございます。
4月に久しぶりに富良野に行ってきたよーって話を書いていたらいつの間にか1週間が経過してしまいました。本当は3回分くらいにかけてサクッと終わらせるつもりがこんなことになってしまい、やっぱり俺って変態だなと、自分で自分を褒めたくなってしまいます。もう、田中邦衛さんのところの献花台に花を置いてきたんだから、もうこの話はいいじゃないかって話になりそうですけれども、このカチンくんと、10年前に通いまくった思い出のカレー屋さんに行きました。

俺は一度も住んだことのない街なのに、10年ほど前にほぼ毎週バカみたいに通いまくっていたので、この街の地図はある程度頭の中に入っております。麓郷から再度街の方まで戻って来まして、そのまま迷うことなくカレー屋さんに直行。国道から少し入った場所にあるんですけれども「この辺かな」って、適当に左折したらビンゴ!そのままお店に直行できました。
数回前のテキストで書きましたけれども、10年前めちゃめちゃ可愛い店員がいるとの理由で俺とカチンくんの中で「富良野ナンバーワンカレー屋さん」ということになった場所でございます。そんな懐かしい話をカチンくんとしたいところではございますが、この日は俺もカミさん連れているし、カチンくんも身内の方々を連れていますので、お互いにそんな昔の甘酸っぱい話をするような環境ではなかったので、テレパシーで話し合いました。伝わっていたぜ、カチンくん。
それだけの理由だけではなく、このお店は味も美味しい上に、何よりも俺はスープカレーが大好きなので、特に力を入れているこちらのお店が好きです。お店の名前はナイショです。どうしても知りたい方は連絡くださったら教えますけれども、基本的に富良野のカレー屋さん、どこも大変に美味しいお店なので、いつか富良野に来た際は様々なカレー屋さんを楽しんでくださいな。

お店についたのはなんだかんだで14時くらいになってしまっておりました。昼時は過ぎていましたので、お客さんの数は少なかったです。そうそう、富良野のカレー屋さんってめちゃめちゃ混むんですよね。こんなご時世になってしまった今は同じように混雑するのかどうかはわかりませんけれども、昔はよく夏場なんか、行列のできるラーメン屋かここは!ってくらい外で待たされたりとかしました。あんなの真冬だったら死んでしまいます。冬の富良野もめちゃめちゃ冷え込みますので、年明けの札幌の Apple ストアのラッキーバッグを手に入れるのに徹夜して並んでいる人くらいの装備がもしかしたら必要かもしれません。

駐車場から、お店に行くのに少し階段を上がっていかないといけないんですけれども、あの駐車場から入り口を見上げる感じの光景が10年前と何も変わっていません。多分、周囲の景色も含めて全然変わっていないんだろうな。階段を上がり、入り口のドアを開けた瞬間、めちゃめちゃ美味しそうなカレーの匂いが漂ってきて、それに反応してお腹がアニメのようにぐーってなってしまうあの感じ、昔から何も変わらない。

店内も、テーブルに配置や本棚の配置、あとはオブジェなんかも何も変わっていない。変わっててなくて本当に嬉しかった。変わったと言えばお店の入り口に消毒液が設置されて、レジカウンターのところにアクリルボードがそれぞれ設置されたくらいでしょうかね。特にアクリルボードがある光景って、完全に2020年代の景色になってしまいましたね。皆さんと同じく、最初はどうしても見慣れない景色だったのに、いつの間にかあれを何とも思わなくなって、気にせずに暮らすようになりましたけれども、ここのカレー屋さんのように、10年前にめちゃめちゃ行っていて、久しぶりに行ったら店内何も変わっていなくて、それが当時を懐かしく思う要素になるんだけれども、そんな気持ちになっている時に2020年代の景色であるアクリルボードなんかが目に入っちゃうと強烈に違和感を感じてしまいます。ま、今ではあれを設置するのが義務なんですかね?つけていないと怒られてしまうのか、その辺あまり詳しくないのでわかりませんけれども、こういうことに改めて気づいた時に、悲しい気持ちになってしまいますね。早く昔の、新コロなんかがなかった時代に戻って欲しい。そう思うのと同時に、それこそ10年前の、まだ俺が二十歳前後の若い頃に、今のような新コロが流行っていたら、あの頃の俺はどんな暮らしをしていたんだろうかな。あの頃の俺、あっちこっちに出歩きしまくることを我慢できたんだろうかね。多分、今とは全く別の運命をたどっていたような気がするぜ。高校の頃から知っていたカミさんと再会したのも、その少し後くらいだったんで、多分結婚もしていなかったんじゃないだろうかね。

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そんなことを考えていたら注文したスープカレーが届きました。動産野菜をたっぷり乗っけたものですが、素揚げされた野菜たちがとにかく甘みがあってめちゃめちゃ美味しいんですよね。スープカレーの見た目も、器も昔から何も変わっていない。多分味も変わっていない。いや、味は変わった。これは明らかに変わった、というか俺が変えました。この話をするとちょいと長くなるんですけれども、聞いてくださいな。
以前までの俺は、こんなビジュアルでありながら辛いものがとにかく苦手でした。少しでも辛味がある料理を喰った瞬間、顔が真っ赤になって頭から煙が吹き出てしまっておりました(イメージ)こういうスープカレーを提供するお店ってのは、注文の際に辛さを選べるんですけれども、だいたいのお店は10段階。ここも10段階ですけれども、「それ、ちゃんと段階踏んでいるのか?」ってくらい、若い数字で十分に辛いのです。例えば「2」とかでも十分に汗をかいてしまうくらいの辛さだったので、当時の俺は「1」で注文していました。「子供か!」って言われてしまいそうですけれども、確かにあの頃の俺はまだ子供だったね。車を運転している子供でした。

それが最近の俺は味覚に変化が出てきまして、しかもめちゃめちゃ最近、2020年とかの話ですけれども、辛いものがスゲー好きになってしまったのです。キッカケは何なのか、全然思い出せないんですけれども、急に辛いものが好きになってしまったせいで、今まで使いもしなかったタバスコや七味などといった香辛料も使うようになってしまいましたし、あとは「火鍋」なんかも今は大好きでよく食べます。とにかく辛いものを俺にくれ、辛いものを食べて体を温めたい。そう思って俺は辛さ「10」で注文したかったんですけれども、何故かみんなに猛反対されまして、せめて「5」くらいにしとけ!みたいなことを言われてしまいます。いやいや、「5」じゃダメだろ、って反論したんですけれども、何故かその会話を聞いた店員も「5で十分です。」みたいに言ってきちゃいまして、多数決で圧倒的差で「5」で注文することになってしまいました。

昔の辛いものが大の苦手だった頃の俺を知っているカチンくんは、そんな俺を見て「一体何があったんだ!?」って聞いてきましたけれども、上記で書いてあるように「辛いものが急に好きになった」と説明をしました。そんな俺の変化を、カレコレ14年の付き合いのカチンくんに「お前も大人になったな」と、ただその言葉を言われたかっただけなのに、そこでカチンに言われた言葉「味覚障害だぞ、それ」ですって!ヒデー男だねションベンジョボボボさんは!!

で、辛さ「5」はどうだったのかと言いますと、そこそこ辛かったですが美味しくいただきました。俺のカンだと、多分ですが「10」イケますね。次回ここに来た時は「10」のカレーを喰ってやろうと思っております!
という、次回への意気込みを語ったところで文字数が3193文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしようと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。警察呼ぶぞ馬鹿野郎!

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