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名作トライアル#74 スターフォックス64 25th ANNIVERSARY!

どうも、俺が au の電波障害はひょっとして俺が原因なのではないかと察してきた人です。

それは冗談でして肝数値高男でございます。
なんだか au、大変なことになっておりますね。2日の朝だったかな、ニュースで au の電波に障害が起こっているってのを知り、大抵こういうのは数時間で復旧するものだって思っていました。
最初に使った携帯電話のキャリアは docomo。そのあと今から10年くらい前に iPhone を使いたくて SoftBank にキャリアを変え、令和の時代に突入と同時に docomo の回線を使った格安スマホを使っていうという、au には一切のご縁がない俺は、完全に他人事のようにこのニュースを見ていました。
3日の日中にとある用事があって、au のスマホを使っているカミさんの親が来ていまして、その時に「スマホがまだ使えないから家に置いて来ちゃった」と言っているのを聞き、まだ電波が復旧していないのを知り、これは、なんだかとんでもなく大変なことになっているんだってのを理解しました。

スマホになる前の時代だったら、携帯電話が使えなかったら、その間何か別のことをやって過ごしておこう、なんだったら家に置いて出かけよう、みたいなことをできましたけれども、今はなかなかそうも行かないよな。
遊びだけではなく、仕事によってはスマホが必須だったり、あとは買い物の決済でさえスマホでやれちゃうし、回線が使えないと暮らしていけない、こんなスマホ大活躍の時代にコレはなかなか大変だよな。

こんな時こそ、無理に外に出ないで、携帯の電源を落として家にこもってレトロゲームでもやっていたらいいのではないでしょうか、ということで、今日は「名作トライアル」のコーナーでございます。
今日も前回に引き続き、今年のゴールデンウィークに発売25周年を記念してのノリでニンテンドウ64の名作ゲーム「スターフォックス64」をプレイした時に書いていたプレイ日記を公開していきたいと思います。

というか、ここ最近このネタばっかりで本当に申し訳ない。最近、あれやこれやいろいろと忙しくて、テキストを書く時間が全然ないんですよ。
過去に書いたテキストのストックを食い荒らしているという、つまりは非常食でお菓子パーティーをしているような、そんな毎日でございます。
興味のある方だけ、最後までどうかよろしくお願いします。

・音楽が素晴らしいの話。

このゲーム、音楽も本当に素晴らしいんですよ。音楽が最初に出来上がってゲームができたんじゃないかってくらい、ゲームの中で重要な役割を果たしているんですね。
ただ出来上がった音楽をゲームにはめ込んでいるだけではなく、曲の中で強弱の波があるんですね。それが「弱」になったときは画面上に敵がいない、シーンとしている。仲間のペッピーが「やけに静かだ・・・」というセリフが入り、プレイヤーも「なんか不自然だな・・・」と、不安な気持ちになってしまう。
で、次の瞬間、音楽が「強」の状態になり、賑やかになるんですね。そしたら画面上に敵がドカーンと出てきて、先ほどのペッピーが「気をつけろ!罠だ!!」となり、主人公フォックスはあちらこちらから敵に攻撃されて大変な状態に。
初心者のプレイヤーはパニックになり大慌てしてしまうこと間違いありません。
ゲームの中で、主人公フォックスが圧倒的にヤバい状態になっている時に、更にそれを煽り立てるように音楽が盛り上がっていくんですね。

これが、場面と音楽が素晴らしいほどにマッチしているんですね。
テレビゲームなんか、インタラクティブなものですから。映画はすべての視聴者が、同じタイミングで同じ展開が繰り広げられるのに対して、ゲームはプレイヤーの数だけプレイ方法が違いますから。上から行く人もいれば、下からも行く人もいるし、真ん中から行く人もいます。同じ人でも、今日は右から行くけれども、翌日には気分を変えて左から行く人もいます。
なので、プレイヤーの状態に合わせて音楽が変化していくなんてこと、アイデアとしては素晴らしすぎるものですけれども、実際にやるってなると相当大変だと思います。
しかし「スターフォックス64」では、それをしっかりやり遂げている上に、素晴らしいほどにゲームにハマっているのです。

普通にゲームをプレイしていたら、なかなか気づかない要素ではあるんですけれども、こういうところにゲームクリエイターのこだわりを感じます。
ゲーム開発中に、この手法がゲーム内でしっかりハマっているのを確認した時は、ゲームクリエイターの方達は本当に嬉しかっただろうなぁ。
その情熱、プレイヤーの自分にしっかり届いておりますよ。本当に素晴らしいです、ありがとうございました。

・原作と Switch 版の違い

レトロゲームを最新機種でプレイする時にいつも気になるのが、これはすべてのゲームに適応されているものではないんですが、いくつかのゲームが原作と相違している部分があるのです。
例えば原作が発売された時は問題視されていなかったワードだけれども、現代では差別用語になってしまっているので、そのワードが修正されていたりとか。
具体的に書いちゃうと、俺のこのテキストに差別用語を書いてしまうことになってしまいますので、キャッツアイさせていただきますけれども、当時のゲーム内の字幕、というかフォントで、現代のワードに修正されているのにはロマンを感じてしまいます。
これは調べれば結構出てきますので、皆さんの方で調べていただきたいんですけれども、例えばあの国民的人気ゲームの「ファイナルファンタジー」の2作目でさえ、今の時代では完全にアウトなワードがあったりしますからね。

あと印象的だったのが、これは Nintendo Switch の話じゃないんですけれども、ひとつ前の WIIU という、今では産業廃棄物になってしまったでお馴染みのハードがあるんですが、そちらには「バーチャルコンソール」という、過去の作品をダウンロード販売しておりまして、switch のようにサブスクではなく買い切りの、コレクターの我々にとってはありがたい機能があったんですけれども、それにゲームボーイアドバンスのゲームが配信されておりました。
ゲームボーイアドバンスには、俺たちの世代の人間だったら覚えている人が多いんじゃないかなって思いますけれども「カード e リーダー」という周辺機器がありまして、これは何かと言いますと、名前の通り、ゲームボーイアドバンスに取り付けられるカードリーダーなんですけれども、今から20年くらい前だったかな。当時コンビニで、任天堂からトレーディングカードのようなものが売られていまして、それを買って「カード e リーダー」にカードを通すと、ゲーム内におまけのコンテンツが登場するという、今で言うところの「amibo」のようなものがあったんです。
当時は画期的で、すごく面白かったんですけれども、WiiU には「カード e リーダー」を使うことができません。そんでもって今ではもう、カード e リーダー用のカードなんか、どこのコンビニを巡っても売っておりません。もしもコンビニに売っているのを見かけてしまった場合、自分は20年前のタイムスリップしてしまったんだ、もう人生終わりだって思うしかない、そんな時代になってしまいました。

じゃあ、カード e リーダーで解放されるおまけコンテンツはどうなっているんだって話になりますけれども、なんと最初からすべて解放された状態でリリースされているとのこと。これはなんだか嬉しいんだか、ちょいと残念な感じというか、なんとも言えない気持ちになってしまいました。

もっと昔の話になりますと、Wii で配信されていたニンテンドウ64版の「ウエーブレース64」というゲームがありまして、これはタイトルの通りレースゲームなんですけれども、なんとこのゲーム、発売当時は「カワサキ」と「ファンタ」の広告許可を得ていたようで、コース内のあちこちに「カワサキ」「ファンタ」の広告が掲げられていたのですけれども、Wii のバーチャルコンソールの時には、大人の事情でそれがダメになったんでしょうね。なんとニンテンドウ64のゲームなのに「Wii」と「ニンテンドー DS」の広告にすり替えられたのです。
もう一度言います、1996年に出たゲームの中に、2000年代中盤に発売された「Wii」と「ニンテンドー DS」の広告が掲げられているんです。なんかこのパラレルな感じがすげーわくわくするんですけれども、これにわくわくしているのは多分世界で俺だけなんだろうな、ぴえん。

「スターフォックス64」の話になりますけれども、このゲームも何かしら原作との相違があるはずです。20年ぶりの「スターフォックス64」を楽しみつつも、原作との相違点をめちゃくちゃ探していました。

まずは、当たり前の話なんですけれども、ハードが違うのでコントローラがまったくの別物。これが馴染むのに結構時間がかかりました。ニンテンドウ64のコントローラと、Nintendo Switch のコントローラ、見た目が全然違いますからね。
これを別のものに例えるとするのならば・・・そうですねぇ、20年前にめちゃくちゃ好きで通っていた寿司屋があるとしましょう。当時はそこの寿司を箸で食べていたんだけれども、20年前に再びそのお店に行って、寿司をスプーンで食うようなものです。
食べれないことはないんだけれども、でもなぁ、やっぱり橋の方がいいよなって思いが払拭できないまま、20年ぶりに大好きな寿司を食ったような感じ。

俺みたいな奴のために、任天堂は公式で、Nintendo Switch Online に加入している人対象に、Nintendo Switch で使えるニンテンドウ64のコントローラが売っていたりするんですけれども、欲しいなって思いつつも、ちょっくらお高いんですよね。じゃあスプーンでいいじゃん、と自分に言い聞かせ、最後まで switch のコントローラでゲームを楽しみました。
使っていくうちにだんだん慣れてきちゃったりするんですよね。そのうち箸で寿司が食えなくなってくるのかもしれない・・・じゃなくて、ニンテンドウ64のコントローラで「スターフォックス64」をどう操作していたのかを、全然思い出せなくなってくるのかもしれない。

プレイをしながら気づいた原作との相違点。これは確実なものじゃなくて「違う気がする」ってだけのものなんですけれども、ゲームのラスボス、アンドルフを倒した時に、アンドルフと共に敵基地が爆発で破壊され、そこをフォックスが脱出するというシーンがあるんですが、爆発のエフェクトが、X JAPAN の東京ドームのコンサートのオープニングで「Rusty Nail」のイントロが流れた時の証明に負けないくらい、眩しい光でピカピカ点滅しているというものなんですけれども、これが多分、今の規制に引っかかるんでしょうね。爆発の瞬間だけ、画面が不自然に暗くなるのです。
ちゃんと確かめていないのでなんとも言えないんですけれども、多分原作は画面が暗くならない、爆発の点滅がクッキリ表示されていたはずです。

点滅といえば、そして「スターフォックス64」が発売された1997年と言えば、あの有名な「ポリゴンショック」があった世代です。
多分今の若い世代の方は知らないと思いますけれども、当時テレビで放送されていた「ポケモン」で、とあるシーンで画面全体がバカ点滅して、それを見た子供たちが全国で一斉に気分悪くなって病院に搬送されると言う社会問題になった事件があるんですけれども、それを機に点滅表示の規制が厳しくなってしまいました。アニメの冒頭に「テレビを観る時は部屋を明るくして離れて見てね」の注意書きが表示されるきっかけにもなった事件なんですけれども、これもレトロゲームが最新機種に移植される際に、いろんなゲームが点滅表示が緩和されてしまいました。
「スターフォックス64」は、この事件の前に発売されたゲームなので、点滅表示の規制がされてないゲームです。
ゲームの内容的にもいろんなところで爆発するわ、レーザー光線がビカビカだわで、今の時代そのまま世の中に出すのには結構アウトなゲームなので、この辺結構修正されているような気がします。

ちなみに余談ですけれども、多くの子供が犠牲になってしまった「ポケモンショック」ですけれども、1997年で子供、ってことはつまりは俺と同世代なのです。下手したら俺も「ポケモンショック」の犠牲者になっていた可能性が高いんですけれども、どうだったのか。
オチを言ってしまいますと、俺の地元、バカ田舎すぎて「ポケモン」が放送されているテレビ局の放送をキャッチしていなかったので、番組自体観れませんでしたーッ!☆残念!!!
小高い丘の上の方に家がある奴のところは放送が観れたとか、地上デジタル放送前のあるある話なんかがありますけれども、俺の家はポケモンの放送局にチャンネルを合わせると、砂嵐。でも、砂嵐の中に小さく音声と、たまにほんの少し映像が映ったりもしましたけれども、あれを観続けるのは「ポケモンショック」以上に危険だったので、一切観ませんでした。
近々、別の地域に住んでいた同世代の連中らに、当時のポケモンのこと覚えているかどうか、聞いてみたいと思います。

■スターフォックス64 公式ホームページhttps://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nfxj/index.html

■Nintendo Switch Online
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/onlineservice/

■名作トライアル 目次
https://note.com/preview/n1d802cf81f88?prev_access_key=571dd797c0a94e9a4b797129a6db461c

いうところまで書いたところで文字数が4182文字になってしまいましたので、続きは今度書きたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。毎日更新しておりますので、よければまた遊びに来ください。
それでは次回をご期待ください。さよなら、さよなら、さよなら(淀川さん風に)


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