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さよなら水道管

どうも、検尿カップを持ったおじさんが向かった先はなんと!ローションまみれの床!! です。

それは冗談でして肝数値高男です。
そうだ、1月にすげぇ面白いことが起こったんですけれども、それを note のテキストにするのを忘れていました。「すげぇ面白いこと」と、筆者である俺が自信満々に言うソレは、一体何なのか。俺自信が楽しく、幸せであることが、読者の方にとっても「すげぇ面白いこと」ではなかったりします。むしろ、そんな話はあまり「面白い」文章にならない。
むしろ「不幸な目に遭っている」くらいのことが「面白い文章」になる基本だったりもします。

というわけで、今日書こうと思っている文章は、1月に起こった「不幸な目にあった」話を書いていこうと思います。ついにあの話をここに書く時が来てしまいましたか・・・。やっと、自分の中でも現実を受け入れ始め、この時のショックが徐々に薄れてきた頃だっていうのに、またこうして書くことで当時の辛い気持ちを追体験してしまうことになってしまいます。しかし、悲しみの渦中であった1月の段階で、このテキストを書こうという余裕なんかなかったはずだ。そして、あまりにも時間が経過しすぎたあとになってしまうと、俺の中の記憶の方も曖昧になってしまい、いい文章が書けない。ということは、今しか書くタイミングはないのかもしれません。ということで、2024年はじまって、おそらく最初の悲しい事件を、ゲラゲラ笑いながらお楽しみください。

あれは確か、1月20日のこと。この日はめちゃくちゃ冷え込みました。と、言っても日中はそうでもなかったんですけれども、夜がめちゃくちゃ冷え込んだのです。多分ですがマイナス30度くらい冷え込んだと思います。
夕方から夜勤で、昼飯を食った後に、行きつけのサウナに行き汗を流しに行きました。体を整えたまま、真っ直ぐ夜勤に行きました。
この時、ストーブは10度くらいに設定したままで家を空けておりました。天気予報など基本的には観ないので、夜にめちゃくちゃ冷え込むことを、この時の俺は知らなかったのでした。
外がめちゃくちゃ冷え込んでいることも知らずに、普通に夜勤をやっておりました。職場はめちゃくちゃ暖かいというか、床暖房がすごいことになっているので、むしろシャツを脱ぎたいくらいです。
俺がシャツ1枚になっている頃、外はめちゃくちゃ冷え込んでいたということを知るのは翌日21日の朝のことでした。会社の先輩があまりの冷え込みで、車のエンジンがかからなく出勤ができないという連絡を受けて、夜中めちゃくちゃ冷え込んだことを知ります。

夜勤業務を終えて外に出ていると、確かに冷え込んでいる。というか顔が痛い。鼻から空気を吸うと、一瞬鼻の穴の中が凍る感じがある。「鼻が凍る」だなんて、寒冷地じゃない方がしたら「そんなバカな!」って思うかもしれないんですけれども、マイナス20度とかになったら一瞬、鼻の奥が凍った感じになりますから。この感じ、氷点下になる地域に住んでいる方ならばわかってもらえると思います。そうです、あの感じです。

ここで気になるのが、我が家の水道。この冷え込みで凍結していたらマズイ。一応暖房はやんわりつけては来ているけれども、古い家なのでこの冷え込みは少しマズイかもしれない。特に台所の水道。あそこは北側にあるから特に冷え込んでヤバいかもしれない。と、毎年冬の夜勤でやたら冷え込んだ日の帰宅時は、水道管が凍っているのではないかと心配になるのですが、案外なんともないことの方が多い。しかしだ、今回はそうではなかった。なんともなくなかった。つまりは、大変なことになってたのだ。

家に帰って、まっすぐ台所の水道を捻っても、水が出てこない。というか、シンクに置いてあった皿に溜まった水が、凍っている。マズイ、これはやばい。想像以上に冷え込んでいやがる。
台所だけじゃない。洗面台も出ない。風呂場の水も出ない。トイレの水も出ない。というか俺の家、どこからも水が出ない。ヤバい、完全に詰んだ。俺が社会人1年目に当時の上司に言われた言葉で言うところの「人生終わった」状態でございます。

こんなことで取り乱してはいけない。水道の凍結なんて、今まで何度も経験している。こういう時は冷静に対処しないといけない。どうすればいいのかと言いますと、蛇口にタオルをかけ、そこにお湯を少しずつ垂らすのです。お湯がかかったタオルで蛇口を包み、蛇口の中の凍った水が少しずつ解凍されて使えるようになります。・・・って、その「お湯」をつくる「水」が出ないんじゃーい!!!

大丈夫。こんなことで取り乱してはいけない(2回目)俺は雪国に住んでいる。そう、「雪」だ。「雪」を使えばいいのだ。鍋を持って外に行き、鍋いっぱいになるくらい雪を入れて、家の中のストーブの上に置き、雪が溶けて水になり、それがストーブの熱でお湯になるのを待ちます。
もう一台、ポータブルのストーブを流し台の前に置き、周辺を温めます。これで蛇口に巻いたタオルにお湯をかければ大丈夫だ。数分後、雪が水になり、お湯になったので蛇口にかける。これを繰り返すと不思議なことが起こった。それは、台所の水道は相変わらず出ない。しかしだ、洗面台と風呂場とトイレの水が出るようになったのだ。なぜだろうか?
と、すっとぼけていますが、理由はなんとなくわかっております。この家の配管関係が台所の流し場付近に集中しているので、まずはこの辺りを温めればなんとかなるってことを俺は理解していたからでございます。

風呂場、洗面台、トイレの水は出るようになったんですけれども、台所の水だけが出ない。肝心なところが出ない、という状態です。参ったなぁ、こりゃ。どうなっているんだろうか。
その後、部屋をガンガンに温め、お湯も何度もかけたんですけれども、水は一向に出ません。
多分、台所の流し場の水道管のどこかが凍っているのだと思うんですけれども、これだけ部屋や配管周りを温めたってのに、全然水が出てこない。21日の朝に水道が止まり、夜になっても台所の水だけ出てくる気配がありません。台所の水が出ないってことは、食事が作れません。普段はミディアムな暮らしをしていますので、基本的には自炊なんですけれどもこの日は普段ほとんど行かない居酒屋に行って食事を摂ることにしました。普段の1食あたりの値段に対して、倍以上の値段になってしまいましたが、たまには居酒屋の飯も悪くはありません。2013年頃から行きまくっているお馴染みの居酒屋さん。最近値上がりしたけれども、相変わらず安くて美味しい。

きっと居酒屋から家に帰ったら台所の流し場が使えるようになっているさ。そう期待して、帰宅後真っ先に台所へ、蛇口を捻るが、水滴ひとつも出て来ません。まだ、使えないようです。
水が出ないことがこんなにも不便だとは。自分は台所から水が出る生活に思っている以上に依存していたんだな。早くなんとかせねば。燃料はもったいないけれども一晩中部屋を温めることに。
これだけのことをすれば、翌朝になればさすがに水道が使えるようになっているだろうと思ったんですけれども、朝イチに蛇口を捻っても水が出てきません。台所の水が出なくなって24時間が経過してしまいました。

1月22日。この日は休みでいつものように実家のお袋の世話をしに行く日でしたが、家の水が出ない状態で出かけている場合かと。お袋の世話をキャンセルし、業者を呼んで水道を診てもらおうとも思ったんですけれども、この時の俺は「もう1日部屋を温め続けたら、もしかしたら水が出るようになるかもしれない」と判断し、水の出ない蛇口をそのままに、朝から実家のお袋のところへ。今思えば、この判断がマズかった。

日中、実家でお袋の世話をし、夜 実家から帰って来て自宅に入った瞬間、中から妙な音が聞こえる。水だ。水の音がする。これは、どういうことになっているのだろうか?と、思って見に行くと、台所のシンクの後ろから、ものすごい勢いで水が噴射して、部屋中が水浸しになっている!!!うわぁぁぁぁ、なんじゃこりゃ!!!なんてことだ!!!
それは、どういうことなのか、すぐにわかりました。「水道管破裂」です。雪国に住んでいる方ならば、誰もが聞いたことのある言葉。そういえば昔、実家が冬の寒さで「水道管破裂」をしたことがあった。修理で2桁万円かかったってのも聞いた。それだ。2桁万円もの修理費がかかるでお馴染みの、「水道管破裂」が、なんと俺の家で、起こっているではないか!!!!

この後、どうなってしまったのでしょうか。
このまま続きを書きたいところですが、いいところで文字数が3000文字を超えてしまったので、これは「次回に続く」のパターンにした方が良さそうなので、そうしたいと思います。では、明日のテキストで股合いましょう。


というところまで書いて文字数が3730文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう!!! ・・・俺が逮捕されていなければ。

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