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どこに手を当てればよいのか?

これまで、西洋レイキによるスタンダードポジションや、日本伝統のレイキの病腺を感知して手を当てる方法を紹介してきました。
そうすると、どんな手の当て方をするのが効果的なのか、という疑問が出てくるかもしれません。
今回は、その疑問にお答えしようと思います。

スタンダードポジションの効果

すでに書いたように、西洋レイキは基本的に病腺を感知することはしません。
それをしなくても効果が挙げられるように、病腺が出やすい箇所にまんべんなく手を当てるスタンダードポジションを創ったのだと思います。
そうだとすると、西洋レイキであっても、身体の悪い部分に手を当てたいという前提があったのではないかと思います。

しかし、スタンダードポジションを創ったことで、別の効果が高まっていると感じます。
それは、ヒーリング(癒し)効果です。
各ポジションに5分ずつ手を当てると、12ポジションでちょうど1時間になります。
この施術を受けて見られるとわかりますが、とっても気持ちがいいのです。

この効果をさらに高めてくれるのがレイキマラソンです。
これは、複数の施術者が1人の受け手に対して同時にレイキを行うというもの。
施術者が2人なら、最初は頭と足に分かれてレイキをします。これで、全身にレイキが流れやすくなります。
3人以上いれば残りの人は、仰向けならお腹や胸、うつ伏せなら背中や腰などにレイキをします。
このレイキマラソンを受けると、まるで温泉に浸かったように全身がポカポカし、寝落ちしてしまう人が続出します。

氣(靈氣)は分散し消費される

もともと民間療法として始まった日本伝統のレイキでは、悪い部分に手を当てます。
こうすることで、病気や怪我が早く治る効果が得られるからです。
何度も言いますが、これはレイキで治しているのではありませんからね。
受け手の自然治癒力が活性化して、勝手に治るのです。

なぜ、悪い部分に近いところに手を当てるのが効果的かと言うと、2つのことが考えられます。

1つは、氣(靈氣)は分散するということです。
手を当てたところから氣(靈氣)が吸われていきますが、受け手の身体の中でその氣(靈氣)は、悪い部分に向けてレーザービームのように流れていくわけではありません。
ちょうど床に水をこぼしたときと同様に、そこから周辺に分散して広がっていくと考えられます。
ですから、氣(靈氣)が多めに悪い部分に届いたとしても、当てた手に近い部分に比べれば、どうしても少なくなるのです。

もう1つは、氣(靈氣)は消費されるということです。
身体に吸われた氣(靈氣)は、いろいろな場所で消費されてしまいます。
本来、手を当てたい悪い部分ではなくても、身体のあちこちは多かれ少なかれ疲労し、傷んでいるものです。
ですから、分散した氣(靈氣)は、それぞれ身体が必要としている箇所で消費されると考えられます。

このような理由から、もっとも悪い部分をわかって、なるべくその近くに手を当てる方が効果的だと考えられるのです。

頭にだけ手を当てる方法

そういう説明をした後ですが、必ずしもそうではないという例もあるようです。
これは、前に紹介した「手の妙用」という本に書かれていることです。

「かつて日本に僧侶でこの「手当療法」をしていた人がいたということであるが、この僧は決して頭以外には手当をせず、頭だけに手当して、どんな病気もなおしていたということである。キリストも頭だけに手を当てて、強い暗示を与えて、いろいろの病気をなおしたらしいが、とにかく頭には全身の機関全部の神経中枢、神経座があるので、頭だけに手当しても、なおる理屈である。ただし、私は腎臓が悪ければ、腎臓に手当した方が早くなおると思うので、患部に手当することにしている。」(p.252 - 253)

同じ手当て療法でも、頭にしか手を当てない人がいたのですね。
手かざしというやり方がありますが、これなども特定の箇所ではなく、受け手の全体を意識してやる方法があるようです。

なぜこんなことが可能になるのか?
それは、後で書きますが「遠隔ヒーリング」の応用なのです。
遠隔ヒーリングができるようになり、その理論がわかってみると、頭に手を当てるだけでも、手かざしだけでも、同様の効果があることがわかります。

自分がやりたい方法で手を当てる

以上見てきたように、様々な手の当て方があります。
そして、そのどれにもそれなりの効果があります。
したがって、どの手の当て方が一番正しいとか、一番効果があるなどということは言えません。

ですから、自分がやりたいと思う方法で手を当てればよいと思います。
その手の当て方に自信を持つことです。
そうすれば、必ず効果が現れますから。

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