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ナチュラルレイキの遠隔(1)

これまで、西洋レイキや日本伝統のレイキでの「遠隔ヒーリング」について書いてきました。
時空を超越した超能力的な遠隔ヒーリング。こんなことが簡単にできたら、どんなに素晴らしいでしょう。
みなさんも、そう思いませんか?
では、誰もが自然にできるナチュラル・レイキの立場で、この「遠隔ヒーリング」について考えてみましょう。

レイキは本能です

ナチュラル・レイキの基本は、レイキ(手当て)は本能です、ということになります。
この立場を外してナチュラル・レイキはあり得ません。

そのことからすれば、「遠隔ヒーリング」と言えどもレイキですから、本能として普通にできることになります。
そのことを、前回の「シンボルやマントラって必要?」の最後にさりげなく書きました。

つまり、通常の対面でのレイキも、実は「遠隔ヒーリング」と言えるのです。
別の言い方をすれば、「遠隔ヒーリング」などという手法は存在せず、ただ相手に手を当てるとイメージするヒーリング手法があるだけなのです。

これが、ナチュラル・レイキにおける「遠隔ヒーリング」の考え方です。
逆に言えば、「遠隔ヒーリング」などと意識しないのがナチュラル・レイキなのです。

受け手はここにいる

「遠隔ヒーリング」では、レイキを送るのではなく、受け手を目の前に引き寄せて、その目の前の受け手にレイキをするのだという話をしました。
つまり、レイキをやっている感覚としては、通常の対面で行うレイキと同じになります。
これが、レイキの本質です。

ナチュラル・レイキでも、同じように考えます。
ただ、シンボルやマントラを使わなくてもそれができるという確信のもと、「遠隔ヒーリング」を行うだけのことです。

西洋レイキや日本伝統のレイキと同様に、膝の上にイメージしたり、紙型に相手を重ねてみてもいいでしょう。
ともかく、今、これから手を当てるところに相手がいると想像するのです。

言霊を使う

ここからまた少し怪しい話をしますね。
相手が目の前にいるかのようにイメージできればいいですけど、イメージングが苦手という人もいます。
かく言う私もそうで、なかなか相手をありありとイメージできません。

そういう人は、イメージングができなくても大丈夫です。
イメージできない私が言うのですから、間違いありませんよ。
それでも遠隔ヒーリングができているという実績が数々ありますから。

それは言葉を使う方法です。
日本では昔から言霊(ことだま)と言って、言葉に霊(生命)が宿ると考えていました。
その真偽はさておき、言葉にして出すことで、実体化するという事実があります。
これは、小林正観さんなどがよく言われていますね。

ですから、イメージができなくても、心がこもらなくても、その言葉を発することによって効力を発揮します。
具体的に言うと、遠隔ヒーリングをする相手の名前を言うことです。
西洋レイキでは、名前を3回唱えるというやり方をすることもあります。

また、手を当てる部分を具体的に言うことです。
「胃」「腎臓」「肝臓」「腰骨の○番目」など。
これは、直傳靈氣の代表、山口忠夫氏も言われていました。
たとえば腎臓は背中側で手を当てづらいので、お腹に手を当てながら「腎臓」と言えばよいのだと。

自信を持つことが重要

ナチュラル・レイキの遠隔ヒーリングでは、助けてくれるシンボルやマントラがありません。
ですから、理論をしっかりと理解して、それができるし、できて当たり前なのだと自信を持つことが重要になります。

自信を持つために必要なのは、まずは知ることです。これが1番です。
できると知らなければ、誰もやろうとはしないでしょう。
だから、まずはできると知ることが重要なのです。

次に重要なのは、できると信じることです。
これは難しいのですが、できたという実績が繰り返されたら、自信が持てると思いませんか?
つまり、実践を繰り返して、相手からフィードバックをもらうことです。
こうすることで、それまで半信半疑だったのが確信に変わっていきます。

確信ができる過程で重要なのは、相手によってはレイキを感知しないことがあり得る、と知っておくことです。
「何も感じなかったよ」「何も変化なかったよ」というようなフィードバックをもらっても、いちいちそれで落ち込まないことです。

100回も遠隔ヒーリングをやれば、そういうフィードバックが20くらいあっても普通です。
けれども考えてみてください。残りの80のケースでは、何らかの形でレイキを感じてもらえたのです。
どうせ意識をフォーカスするなら、そちらにフォーカスした方がよいと思いませんか?

このように実績を積みながら確信を深めていくことが、ナチュラル・レイキで遠隔ヒーリングをするポイントになります。


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