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遠隔ヒーリングの可能性

前に、遠隔ヒーリングは時空を超越したものである、という話をしました。
そのため、遠いところにいる人に対してレイキをすることができます。
そればかりか西洋レイキでは、過去や未来の人に対してもレイキをしたり、氣(靈氣)を送って浄化したりします。
まるで超能力のようなことができてしまいますが、さらにもっと不思議なことができます。

複数の人に同時にレイキをする

西洋レイキには、複数の人に対して同時に遠隔ヒーリングする方法があります。
この場合はイメージではなく言霊を使います。
つまり、送る相手の名前をすべて読み上げて、頭なら「頭」のように言って、自分の膝などに手を当てます。

また、レイキを送りたい人の名前などを書いた紙を封筒に入れて、その上から手を当てるという方法もあります。
他には、箱の中にレイキを送る対象のことを書いた紙を入れ、箱全体にレイキをする方法もあります。

いずれの場合も、複数の人に同時にレイキをするイメージはできません。
なぜなら、私たちは3次元空間に住んでいるため、その制約にとらわれ、信じ込んでいるからです。
しかし魂の世界は時空を超越しているため、複数の魂が同時に同じ場所に存在することも可能です。
ですから、このような複数の人に同時にレイキをすることも可能なのです。

対象を拡大縮小する

前にも書きましたが、遠隔ヒーリングの対象を膝の上にイメージすると、対象が小さくなります。
膝のサイズに思い描くのですから、上半身だけだとしてもかなり小さい人のイメージです。

これだと、たとえば肝臓に手を当てようと思っても、片手で上半身すべてを覆ってしまいます。
本当はそれでもかまわないのですが、肝臓に対してレイキをしている実感が得にくいでしょう。
そんな時は対象を膝の上で拡大していきます。拡大して、ちょうど手のサイズくらいにまで肝臓が大きくなってから、そこに手を当てます。

この時、スマホを使われている方なら、2本の指を使って挟んで縮めたり広げたりする操作(ピンチイン、ピンチアウト)をすると、視覚的にイメージしやすいでしょう。

この拡大縮小を使うと、実に不思議なことができてしまいます。
たとえば、膝の上に対象の全身を思い描き、そこに手を当てれば全身に対して同時にレイキをすることができます。
対面してレイキを行う場合は、どうしても手の平のサイズでしか手を当てられません。頭と同時に足に対してレイキをすることは不可能です。
しかし、遠隔ヒーリングであれば、それも可能になります。

また、この方法を使うことで、複数の人にレイキをすることもできます。
極小の人々のイメージを膝の上に思い描き、そこに手を当てればよいからです。
さらに言えば、もっともっと縮小して、日本全体を、あるいは地球全体を膝の上に思い描けば、日本全体とか地球全体を癒すことも可能になります。

時間の長さを変える

空間だけでなく、時間の長さを変えることもできます。
対象が経過する時間と、施術者が経過する時間は同じではないからです。

これは、アインシュタイン博士の相対性理論で明らかになっています。
ここでその説明はしませんが、時間もまた相対的なものなのです。

このことを使うと、とても不思議なことができます。
レイキは時間がかかってしまうのが難点ですが、施術時間を縮められるからです。
たとえば、施術側の5分の時間が、対象の1時間だとすれば、わずか5分の遠隔ヒーリングで1時間の施術をしたのと同じになります。

これもイメージや言霊を使って行います。
5分しか手を当てていなくても、1時間経過したとイメージしたり、そう宣言すればよいのです。
それだけで、施術時間を短縮することができます。

なお、複数の人に同時にとか時間短縮した場合、氣(靈氣)が薄まってしまうと考える人もおられますが、私はそれは違うと思っています。
なぜなら、「薄まる」という考え方がすでに時空にとらわれた発想だからです。
時空を超越しているのであれば、どれほど遠くまたは広く送っても、氣(靈氣)は薄まりません。
なぜなら、本質的には「いま、ここ」しかないのですから。

可能性があることと実施することは違う

ここまで、時空を超越する遠隔ヒーリングの可能性を見てきました。
たしかに理論的に、これらは可能なことです。
これを否定したら、時空を超越している遠隔ヒーリングの根拠を否定することになるでしょう。

しかし、「できる」ことと「やる」ことは違います。
「できる」からと言って、何でもかんでも「やる」わけではないのです。

私の方針は、「実感が湧くことだけを行う」というものです。

3次元空間で暮らしている私たちは、想像できる範囲に限りがあります。
たとえば、同時に複数の場所に存在するという想像は、おそらくほとんどの人ができないでしょう。
そう考えてみることはできますが、それを実感することができません。そこが限界だと思うのです。
その限界を無理をして超えなくてもよいと考えています。

ですから私は、複数の人へ同時に遠隔ヒーリングをすることは、基本的にはやりません。
せいぜい2人までです。その場合でも、右手と左手で、それぞれの人に手を当てるようにします。
片手で2人の人に同時に手を当てることはしません。

日本全体とか地球全体へのヒーリングも行いません。
そこに息づく生命の一つひとつが想像できないのに、全体にレイキを送っても意味がないと思うからです。

時間の短縮も行いません。
なぜ時間を短縮しようとするのでしょう?
そこには、自分が楽をしたいとか、効率よくしたいという思いがあり、それは「意図のないエネルギー」ではないし、対象への愛ではないと感じるからです。
ただし、相手にとって充分な氣(靈氣)が流れますように、という思いは持っています。
その上で手を当てている時間は、完全に私の都合で決めます。

もちろん、だからと言って可能性を試すことを否定するつもりはありませんよ。
レイキは自由ですから、好きなように使ってみればよいと思います。
その上で、自分らしいやり方を身につければよいのです。

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