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レイキは授乳と同じ

前の「レイキは意図のないエネルギー」で、レイキは相手を自由にさせる、ということを書きました。
そして、相手を自由にさせることが愛なのだということも。
このことを、別の例えで見てみたいと思います。

赤ちゃんへの授乳

お母さんは、赤ちゃんへ授乳します。
その姿は、何とも言えない幸せ感が漂っているように感じます。

さて、お母さんが授乳する時、どうやっているでしょうか?
赤ちゃんの口に無理やり乳首を突っ込み、おっぱいを絞り出しているでしょうか?
そんなバカなことはしませんよね?

お母さんは、ただ赤ちゃんの顔を、自分のおっぱいに近づけるだけです。
すると赤ちゃんは、お母さんのおっぱいに吸い付き、自分が飲みたいだけ母乳を飲むのです。
充分に飲んだら、自然と顔を離します。
これが、普通に行われている授乳です。

授乳は赤ちゃんを自由にさせる

つまり、授乳というのは、お母さんはただ傍に寄り添って、おっぱいをあてがっているだけなのです。
そのおっぱいからでるお乳を吸って、自分の生存や成長に役立てているのは赤ちゃん自身。つまり、赤ちゃんの自由なのです。

お母さんは、赤ちゃんの自然な成長を信頼し、ただ寄り添っているだけです。
無理に飲ませて、早く成長させようなどとはしません。それでは「助長」になりますからね。

古典で習った中国の故事、「助長」を覚えてますか?
早く稲を成長させようとしてひっぱり、かえって枯らせてしまったという話です。
「助長」は、相手のためにはなりません。相手を自由にさせない行為です。

レイキと授乳の共通点

レイキは、このお母さんの授乳と同じです。
レイキは単に、傍に寄り添って手を当てるだけです。
相手(自然治癒力)がレイキを必要とすれば、それを吸ってくれるでしょう。
でも必要でなければ、拒否するだけ。その拒否すら認めるのがレイキなのです。

それともう1つ一致点があります。
お母さんは、赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれると「気持ちいい」と感じるようです。(私は男なのでよくわかりませんが。)
実は、レイキも同じなのです。

手を当てた時、そこが勢い良くレイキを吸ってくれると、とても気持ちいいのです。
「あー、レイキがたくさん吸われているなぁ。」という感じがして、とても心地よいものです。

こういうのは、レイキを長くやっていれば、誰でも感じるものです。
相手の生命を支えているという満足感、自分が役に立っているという自己肯定感など、様々な喜びが湧いてきます。

たとえ施術は1時間と決めていても、勢い良く吸われている時は、「あーこの手を離したくない!」という欲求に襲われます。
それくらい、恍惚(こうこつ)とした気持ちになるのです。


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