見出し画像

未来を予測するために読むべき2冊の本!肩をすくめるアトラスと1984年!

はじめに

私たちは何が起こるかわからない将来に対して不安を覚えます。

写真にあるこの2冊を読むことで、未来をある程度予見することが可能になります。

未来を予見できれば、何らかの対応策を考えることができます。

マスコミは今年のボーナスは過去最高だとか、景気はゆるやかに回復基調などと伝えますが、実際に非正規雇用、貧困の増加は加速しています。

働き方改革のひとつである有給休暇の義務化は、アメとムチに過ぎません。

大企業は45歳以上の早期退職を募集しており、中小企業もその後、同じようにリストラをすすめるでしょう。

政府が副業を解禁するということは、この後に来る経済悪化に備えましょうというサインです。

定年まで会社で働くというモデルはすでに崩壊しており、古い価値観で働いている経営層は、この先訪れる不況に頭を抱えることになるでしょう。

しかし、なぜ日本の経済が悪化し、中間層がほぼ絶滅したのかを考えたことはありますか?

なぜ、経済大国なのにも関わらず、格差が広がり、非正規雇用や貧困が増えているのか答えることができますか?

私たちはこれから予測不能な激動の時代と、向き合わなければいけません。

私たちが乗っている船は、土でできているため、船を変えて航海をしなければいけません。

激動の時代の荒波を乗り越えるためには、羅針盤が必要です。

荒れ狂う海に出ても、羅針盤がなければ目的地に辿り着けません。

羅針盤を手にすることで、目的地がわかります。しかしその羅針盤に全ての答えが書いている訳ではありません。

多少の考える力は必要になりますが、羅針盤のない人と比べたら大きな差が生まれます。

その羅針盤の役割を担うのが、紹介する2冊の本です。

この2冊の本を読めば、どのような未来が来るのかある程度、予見することができます。

未来が予見できるようになる本

【一九八四年 ジョージ・オーウェル】

画像1

1948年に出版されたこの本は、全体主義、管理主義に傾倒した1984年の未来の恐怖を描いています。

欧米での評価は高く、様々な分野に影響を与えている本です。

村上春樹氏の長編小説「1Q84」のタイトルは、この「1984年」というSF小説をもとにしています。

「1Q84」のタイトルには、ある秘密が隠されています。

Qを数字に変換すると国際標準化機構のあるISO規格がでできます。

村上春樹氏は、この小説を通して日本人に問いを投げかていることに気づかなければいけません。

なぜ村上春樹氏が毎年ノーベル賞にノミネートされているのにもかかわらず、受賞を逃したきたかの理由もわかるようになります。

2020年の春に5Gの商用が始まります。そしてIOTとつながり、今まで以上のことがネット上できるようになります。

そしてお金をデータとして扱うキャシュレスエコノミーの社会が到来します。

ベーシックインカムを推奨している方が増えていますが、個人情報を全て管理されることに気づいているのでしょうか?。

そしてあなたが購入した全てが掌握されます。コンビニでお茶を買った履歴さえも。

中国でも開始されているように、全ては信用という名のもとに、個人の信用値がネット上で表示されます。

中国では、信用のない人は飛行機にさえ乗れない事態も実際に起きています。

気づいている人は気づいています。

全体主義、管理主義、超監視社会の始まりを。

【肩をすくめるアトラス アイン・ランド】

画像2

年間15万部売れていて、聖書についでアメリカ人が「人生でもっとも影響をうけた本」であり、一般読者が選んだ20世紀の小説ベスト100の中で第1位に輝いています。

この本は世界がどのようになるかの計画書のようなものです。

実際にこの本に書かれていることは、予言のように当たっています。

そのため読めばだいぶ未来を予見する力がつくと思います。

しかし、1300ページほどのボリュームがあり難解な部分もあるため、少々骨が折れるかもしれません。

世界は市場原理のもとに二極化が進んでいますが、著者のアイン・ランドは新自由主義者、リバタリアンです。

かんたんに言うと、市場は民間に任せるべきだという考え方です。

日本も市場原理主義が働いており、あれだけ叫ばれた郵政民営化は、現在では苦戦を強いられています。

また水、食料なども種子法廃止や水道民営化により、本格的な農業の破壊、遺伝子組み換え食品の危険性にさらされます。

民営化を進めるということは、利益が多国籍企業に吸い取られる構造があることを理解しておかなければいけません。

フランスで起きたマクロン政権への大規模なデモが激化した理由は、フランス国民は小説にでてくる登場人物の「ジョン・ゴールド」が誰かを知っているからです。

一方、日本ではほとんどの方が「ジョン・ゴールド」を知りません。

そのため、政府が好き勝手やっていても、国民は何のための政治なのかを理解することができません。

私は肩をすくめながら、あなたに語りかけます。

「ジョン・ゴールドは誰だろう」

以上で本の紹介は終わりです。

木を見て森を見ず

画像3

あとは想像力を働かせ、今起きていることを俯瞰し、冷静に判断すればある程度の未来は予見できると信じています。

世の中の変化に気づかなければ、もう命を守ることができなくなるところまできています。

周りを見渡したら、病気になっている方多くありませんか?

特に若い方の体調不良や病気が多いことに気づきませんか?

芸能人の体調不良や逝去ニュースを多く見るようになっていませんか?

これらは、もう何年も前から予測できる出来事に過ぎません。想定されている未来だからです。

無知、無関心、思考停止は命に直結する時代になっています。

疑問に思ったことは、自分ですぐに調べることを意識しましょう。

取捨選択できる力をつけましょう。

木だけ見て議論してはいけないのです。俯瞰して森を見なければ何が起きているのか理解できません。

そして森全体を見渡した後は、風の流れ、ニオイ、音などを確認してください。

私たちには、あまり残された時間はありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?