せ:成人式

昨日は成人の日。

およそ122万人の若者が成人を迎えた。

去年生まれた新生児は87万人。その差はおよそ35万人。すごい差だな。

そういえば成人年齢を18歳に下げると言っていたけれど、成人式も18歳となる1月の第二月曜にするのだろうか。

1月といえば受験シーズン真っただ中。

インフルエンザ予防のために学校を休む子もいる中、果たしてみんなの満足を追求する日本政府は制度を変えられるのか。・・無理そうだな。

それともこれは県ごとに変わったりするんだろうか。

そういう事はちゃんと政府が統計を取ってくれていた。

去年の6月時点では検討中が大半で、令和4年の時点では20歳の時に実施するのが大半なようだ。

例えば18歳の3月の卒業式前後に設定してみたらどうだろう。

卒業式の週末にみんなで着物を着て集まる。ちょっと楽しい。

あ、でもメイクは必須だ。私の世代は学校にメイクをしてくる子はあまりいなかった。今はどうだろう。
と思って調べたら・・2019年の情報があったと思ったら男性だった。

へー、男性のメイクが男性の化粧かどれくらい一般化してるんだろう。と思ったらこういうデータがあった。

桑田さんってえらいなと思っていたが、もうそういう段階じゃないのかもしれない。よし、息子が美容に興味を持ったら一緒に楽しもう。

女性は2013年の情報でTOPが18歳だった。データが古い。男性が18歳ということは女性はもう少し低年齢化してるだろうか。というかこれで成人式が18歳になったら18歳頃に化粧するのは当たり前になるかもしれないな。

ちなみに成人式の出席率はどれくらいだろうと思ったら、都心ほど低くて50%程度~高くて7割程度だそうだ。

わが家はたまたま夫婦揃って出席していなかったけれど、特に少数派でもなかったようだ。

正直、当事者の頃はなぜこの試験weekにわざわざ帰省して何十万も出して着物来て式典に出席しないといけないのかと思っていたけれど、大人になると毎年の式典で新成人の数を知り、その前に発表された新生児の数を思い出しその差をまざまざと実感できるし、インタビューで子どもたちがどういう事を言うのか興味深く、成人式はお正月のような節目的行事だなと思うようになった。

子育てをしていると、同じ年でここまで見てる視点が違うのかと感慨深いし、大人の目を意識して口当たりのよい発言してる子や、学生のままの視点で自分の体験だけをベースに発言している子、自分がいる環境を具体的に想像して発言してる子などの違いもあり、面白い。発言している本人の周りの友人たちの反応はさらに面白い。「何かいい事言ってるし!」的な突っ込む行動は若い人から見たら笑えるのかもしれないが、40過ぎた大人から見ると自分が幼いことを公表しているようで「君もまだまだ若いのう・・」的な長老が弟子を見るようないつくしむ気持ちにさせてくれる。

大人として認められる儀式の日。その場での学生のノリはむしろちょっと気恥ずかしかったりするのだ。

けれど一方で発言が確実にしっかりしてきているのも感じる。より具体的にこれからを見据えて発言してる子が増えてきたように思う。これからの日本を担う若者の発言は、日々のニュースを見ていてもあまり見られない。若者が当たり前ように大人に混じって発言できる環境があればいいのに、とふと思った。

我が子が大人になるころにはどうなっているのだろう。楽しみだ。

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