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ITという、ふわっとした言葉の定義

さてさて、何から書いていこうかな~と考えるわけですが…
一番最初は、広く、広くのお話がいいかなと思いました。

私が新人講師だった時、会社に入社して下さった研修生に問われたことがあります。
「ITって、なんですか?」
未熟な新人講師は言います。「ググってみよう!」
いやはや、今思うと、”あなた答えられないときそのワード使い過ぎ。”って思いますね。本当、お恥ずかしい限りです。

ただ、検索するのは良いことです。
WebでITという用語を検索すると、『Information Technology、情報技術』という内容が出てきますね。
そんなわけで、この記事の目的はこちら。


--この記事の目的
『Information Technology、情報技術』
この言葉をふわっとでも理解しよう。


--ITというキーワードを使って、もうちょっとWeb検索をかけてみると
多分ですね、大体の方が見つけられると思います。
『コンピューター』と、『インターネット(またはネットワーク)』という2つの用語。この2つの用語さえ理解することが出来れば。
おめでとうございます。これを読んでいるあなたもエンジニアの仲間入り。


--『コンピューター』とは、とても広義な表現
『コンピューター』って、なんでしょうか。思い浮かべて見てください。
パソコン?スマートフォン?タブレット?

そうです。それらは全て『コンピューター』です。
実際、講義時に同じ質問をすると同じようなキーワードが出てきたのを覚えています。皆さん、IT業界に入り、そこにいるので、無意識にITぽいものをあげてくださります。でもですね、『コンピューター』はそれだけではありません。
ですので、そこに追加して考えてみましょう。


【問】「パソコン」、「スマートフォン」、「タブレット」、以外に、『コンピューター』に属するものを10個。そして、「属さないもの」を5個。
名前を挙げてみてください。
間違ってもまったく恥ずかしくないので、考えてみることが大事ですヨ。

答えっぽいものは…次のnoteをお楽しみに。


--『ネットワーク』とは、ITを実現するため生まれた概念
この世の中に、『コンピューター』というモノが広がった当時、『ネットワーク』、なんて存在はこの世の中で有名じゃありませんでした。

その当時、いわゆる『コンピューター』と呼ばれたモノは、何かをやってほしいと頼んだら、どんな難しい処理でもこなしてくれる、凄いヤツだったんです。
人は皆、自らケーブルを持って、『コンピューター』に直接モニターをつないで、処理を依頼して、処理をしてもらう。
自らの中で「指示」と「処理」が並行して動く、それはそれは凄い存在『コンピューター』。

使用しているのは、勿論、人間です。
人間というのは貪欲なもので、便利なことが増えると、更に出来ることを増やしたくなるんですよね。

そんなわけで、凄い存在だった『コンピューター』は、どんどん頭がよくなり、進化していきました。

そして、人は気づくのです。
処理が増えれば、「処理」が重くなる。軽くするためには「性能」が必要になる。「性能」が上がれば「値段」が高くなる。「値段」が高くなれば「製造がむやみに増やせなくなる」ことを。

そこで、どのような進化を遂げたのかというと…
こんな進化を遂げました~。

ポイントは2つです。
① 複数のコンピューターが接続されていること
② 「指示」と「処理」が別々に分かれたこと
特にこの②に関しては、現在のITを支えている概念「クライアントサーバーモデル」として非常に重要な考え方になります。
※「クライアントサーバーモデル」については、また別のnoteで書きますね!

このような役割分担を持たせたことで、結果、『コンピューター』はオールマイティな性能を持たなくてよくなりました。高性能というものが必須要件ではなくなったのです。


反面、「指示」と「処理」には距離が開くことになりました。
やるべきことが、自分自身で完結ができなくなったことで、必要な処理を正確に認識することが難しくなったのです。

例え話をするのであれば、ドリンクを提供するコンピューターが居たとして、ドリンクが欲しいコンピューターがこのように言ったとします。

「冷たいコーラをください」
出てきたのが、「温かいコーンポタージュ」だったとしましょう。
人間ならばクレームどころじゃすみませんね!

ここで重要となるのは何でしょう。そう。『情報』です。

違う存在である複数の『コンピューター』が、双方で正しい処理を行うためには、正しく『情報』が伝わる必要があります。
『ネットワーク』とは、違う存在である『コンピューター』に対し、正しい『情報』が伝わるようにするための『技術』です。

このことから、ITという言葉の定義には『コンピューター』と『ネットワーク』の2つの用語が、切っても切り離せない用語となるのです。



--『Information Technology、情報技術』まとめ
● ITとは、複数の『コンピューター』を相互に接続し、分散的に処理を行うことである
● 『コンピューター』同士を接続し、正しく『情報』を届ける『技術』のことが『ネットワーク』である

--この記事の目的
『Information Technology、情報技術』
この言葉をふわっとでも理解しよう。

如何でしたでしょうか。
次回は、『コンピューター』について、もうちょっとお話していきたいと思います。

それでは、また。

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