価値の無いものに価値を見出だす~廃材エコビレッジで学んだこと~



「廃材エコビレッジ ゆるゆる」に行ってきた。「ゆるゆる」とみんな呼んでいる。




「ゆるゆる」ってなんぞ?

「ゆるゆる」を知らない人にむけて少し紹介しよう。

「ゆるゆる」は神奈川県の藤野という山奥の限界集落にある。廃工場をお金をかけずに廃材でリノベーションをしていき、地域活性やパーマカルチャーに関心のある人が集うコミュニティーとなっているのだ。


廃材で作ったとは思えないようなかわいらしいドア。自動で閉まる仕組みになっている。



キッチンカウンターもぜんぶ廃材でできている。
棚には「ゆるゆる」に来た人たちのおみやげのお酒が「Share SAKE」として置いてある。
電氣ブランがおいてあってうれしかった。


「ゆるゆる」はDonation、つまり寄付で成り立っている。代金ではなく、「お気持ち」としてお金を使うのは気分が良い。


本棚には「稲中卓球部」から「資本論」までそろっている。忘れてしまいそうだが、ここはもともと廃工場だったのだ。




価値の無いものに価値を見出だす


最近ぼくは「アート」について考えていることが多い。
「アートってなんだ?アートの価値ってなんだ?」
こんなことを考えながら、ミスドで半日ぐらい過ごしている。

ある人はアートを「問題提起」と言ったり、また別の人は「資本主義からこぼれ落ちたもの」と言う。アートとはなんなのか、思考を巡らせている中「廃材エコビレッジ ゆるゆる」に行ったことで「アート」の価値をぼくなりに定義することができた。

アートとは、価値の無い状態から価値を生み出す表現活動

廃材にはまったく価値がない。廃工場や今にもなくなってしまいそうな限界集落に価値は無いだろう。
しかし、廃材でリノベーションをしていくことでその廃材や廃工場、限界集落に新たな価値が生まれるのだ。

どんな価値が生まれているのかというと、ぼくが思うに「自分の生き方をしっかりと見つめ、自分の生き方を自分で作っていく意識を持っている人と出会うことのできる"場"」としての価値が生まれているのだと思う。うまく言語化できていないのは見逃してほしい。

「ゆるゆる」にはゆるーい人が集まってくる。
仕事をやめてカレー屋さんを始めようとする人、ヒッチハイクで旅をしながら農法を学んでいる人。
自分の生き方を自分で定義して、それを自分なりに追い求めていく姿勢を持っている。いわいる「おもしろい人」が「ゆるゆる」には集うのだ。
そんな「場」としての価値が「ゆるゆる」にはある。
「ゆるゆる」に集まった人と廃材を使ってリノベーションをしていく、その過程こそが表現活動であり、アートなのだ。




「ものづくり」の魅力

ぼくが「おもしろい」と感じる活動のひとつに、DIYやアースバッグハウスづくりのような「ものづくり」がある。
「ゆるゆる」に行ってから「ものづくり」の魅力が、価値の無いものから価値が生まれまくる所にあるのだと感じるようになった。

なにもない場所に家が建ったり棚ができたり物質的な価値だけでなく、ふつうの大学生活では出会えないような多様な人といっしょにひとつのものを作っていく尊さや、「ものづくり」の技術が向上していく喜びや楽しさのような内面的な価値など、いろんな価値が生まれてくる。ここに「ものづくり」の魅力がつまっているのだ。

「ものづくり」これからもどんどんやっていきたい。




おわりに

「ゆるゆる」に行って本当によかったなぁと思った。

photo by ほっしーさん。勝手に拝借してます。ありがとうございます。


では。

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ナウシカ

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