第2回が大晦日

ブログを始めるのは年明けからにすれば良かったかな。12/21に始めて、2回目が大晦日ってなんか中途半端だなぁ。

特にトピックもないんだけど、12/22の夜から日本に帰って来て、1月半ばまでいます。今はベトナムに転勤(正確には子会社のため出向)しているため、日本に帰るのは「日本出張」になるワケで、日本人なのに帰国するのが出張とは逆輸入的な感じですな。


大晦日なので今年のオレを振り返ってみよう

元々ベトナムの子会社は3年前に作って、オレは設立から3ヶ月経って自分のチームを立ち上げに2014年3月から4ヶ月滞在。それから3ヶ月ごとに1~2週間行ってたワケだが、2015年8月からはずっとベトナム。もちろん去年の年越しもベトナム。時差は日本より2時間遅れなのでベトナムにいるときは日本に合わせて5時半起きで7時出勤。今年は元日がシフト当番だったため、朝5時半に起きるために23時ごろ寝ましたよ。年越しを寝て過ごしたのは小学生以来じゃなかろうか。テレビ観ても言葉がわからないし、そもそもベトナムは旧正月(1月末~2月初めに10日間くらい)が休みの国なので新暦の正月休みも元日だけだし、あまり重要じゃない。オレはやる事がないからとっとと寝た。

1月末くらいに日本に2週間帰ったんだけど、オレがいるホーチミンはベトナムの南部なので1年中30度以上の常夏。日本に着いて飛行機を降りた瞬間から寒すぎて耐え難かった。感覚的には「寒い」というよりも「骨まで冷たい」って感じかな。体が寒さに馴染んでないから本気でツラい。だいたい10日くらいでやっと慣れるんだけど、日本に2週間しかいないからすぐに常夏へ戻る結果に。もちろん今回の日本出張も同じ。まだ寒くてツラい。オレは寒いより暑いほうが好きなので寒いトコから暑いトコは平気だけど、逆は苦痛。暑いほうが気持ちが開放的になって気楽だよね。寒いと体を丸めて歩いて、気持ちも閉鎖的になるし。オレの場合は日本の業務との兼ね合いで1ヶ月半ベトナム、2~3週間日本の繰り返しで行き来しております。

本格的に転勤扱いになったのは今年の7月なので5月から手続き関係の準備で帰国。その際のベトナム大使館の対応はハンパなかった。ベトナムを悪く言うつもりはないが事実を忠実に書きます。


Work Permit(労働許可証)申請手続き事件

6月のある日、桜田門の警視庁本庁に申請しておいた渡航証明書を受け取って、事前にベトナム大使館に電話で教えてもらった通り警視庁から公証役場へ徒歩20分。公証役場で「必要ないですよ。この後は外務省ですよ」と言われてベトナム大使館に確認の電話。

ベト「警視庁で書類をもらってください」

オレ「それはもう持ってるから公証役場に行くのか外務省に行くのか教えてください」

ベト「それは難しいですね〜」

オレ「??? 先週そちらに電話したらそのように言われたんですけど、公証役場には行くんですか?」

ベト「私はその人ではないので知りません」

オレ「いや、だから警視庁の次は公証役場ですか?外務省ですか?」

ベト「警視庁で書類をもらいます」

オレ「それはもう終わってて、次はどこに行くんですか?」

このやり取りを10分繰り返して

ベト「はい、わかりました。失礼しま〜す(ガチャッ)」

申請をミスったら予定が狂うので再度電話して、違うベトナム人が出る。経緯を説明。

ベト「私はその人ではないので知りません」

オレ「そういう事じゃなくて、警視庁の渡航証明書は公証役場に持って行くんですか?外務省ですか?」

ここから先ほどと同じループ。また20分バトッて

ベト「警視庁が〜」

オレ「そうじゃなくて公証役場に行く必要があるのか教えてください」

ベト「あなた、私が説明しているのに途中で話すのは失礼です」

オレ「いや、そんな事で揉めても仕方ないから結論だけ教えてくださいよ」

ベト「あなた、教えてもらってるくせに何なんですか!(ガチャッ)」

イライラしながら公証役場と反対の外務省へ徒歩10分。外務所の申請窓口で公証役場に行くのかどうかわからなかった旨を伝えたら

「ベトナムのワークパーミットは公証役場に行く必要ないですよ」

という結論!

事前の確認で間違えた案内をされ、さらに電話で30分バトッて時間の無駄!在日ベトナム大使館にいるという事は外交官レベルのエリートだけど、それでもこの対応。これだけでも仕事として成立していないし、驚くやら呆れるやらって感じだけどこんな事はベトナムでは当たり前。結局、その後もベトナム側の入国管理局で

「ワークパーミットの取得には〇〇と××を揃えてください」

という指定通りに日本で用意してベトナムに行って提出したら

「△△もなきゃダメ」

と言われてそのために日本に帰ったり、入国管理官によって言う事が違う。ルールがあるのか、ないのか。正直、あの国は本当に理解できない事が非常に多い。ベトナムの会社のベトナム人に質問しても「意味がわからないですね」という回答が返ってくるのでベトナム人でも理解できない事ばかり。


そもそも日本人から見てどういう国か

オレも初めてベトナムに行ったときは、「郷に入ったら郷に従え」でそういう事も楽しんでたけど、仕事として成り立たない事をされるのは困る。そして長期で滞在するとそれがストレスになってくる。そして「なんでまたこんな事になるんだよ!」とイラつく事ばかり。

もちろん日本と同じサービスなどを求める事は間違えているので最低限でいいんだけど、それすら出来ていない事が多すぎるのがベトナムです。ウチの会社の社員はレベルの高いベトナム人を揃えている(もちろん給料も高い)けど、それでも仕事に対する無責任さとか適当さとかで「う~ん、困ったな」と思う事は頻繁にある。基本的には黙って修正したりするけど、これは教育しなきゃならないという事は注意するし、叱る。でも、相手は「これでOK」と思っているので日本の仕事のクオリティを求めると「細かい事でいちいちうるさいな」と反感を持たれる。3年間ずっとこんな感じ。日本人を使っていれば起きない苦労やストレスが10倍くらいあるけど、その分自分も成長できるから我慢できるところまでは耐える。もうじき限界だけどね(笑)。

ベトナムにいる日本人の知り合いはたくさんいるんだけど、長期の人はそこを乗り越えてるのでしょう。オレは適応能力がなかったという結論でしょうか。

あとはベトナムと言えばバイクの洪水ね。電車がないし、車は買えないので1人1台バイク。常に渋滞だし、混んでいても自分さえ早ければいいので、歩道を走ったり、一方通行も歩道を逆走。歩いていると後ろからクラクションで「どけ!」と言わんばかりに突っ込んでくるので毎回イラッとします。これだけは慣れない。


3人乗り、4人乗りも当たり前。


バイクの上で器用に寝てるオジさんもたくさんいます。


スーパーでは見た事のない気持ち悪い魚が売ってるし、ベトナム人はカエルを食べるので皮をはいだカエルも売ってます(カエルの写真はグロいので閲覧注意)


ローカルの飲食店ではニワトリの手羽焼きも定番で「The 足!」って感じ。食べれなくないけどキツいね。


日本人から見たら相当キツいよね(笑)。

あとは「ベトナムあるある」と言うと、まぁたくさんあるんだけど例えばトイレットペーパーがこんな状態。

向きとか気にしないのね。こんなの日本じゃ見た事ないでしょ?

アイスクリームのCold Stoneがホーチミンの中心地に間もなくオープンするという看板が4月くらいから出てるけど年末現在まだ何も進んでおらず。

今この看板は落書きで塗り潰されておる。「Opening Soon」のままなのはあっちこっちのテナントで見かける。

日本人から見たベトナムはこんな感じです。もちろんまだまだあるけど、バカにする意図はないのでこれくらいにしましょう。すでに書き過ぎたかな。。。


2月は日本でタランティーノの新作「ヘイトフル・エイト」を鑑賞

オレは好きな映画監督が多くて、その監督の新作というだけで観に行くんだけど、タランティーノは一番好きなので新作のたびに祭り!

幸いなことに公開中に日本に帰れたので前の会社の後輩でタラ仲間の友達と日比谷のピカデリーで観て来た。

観た人も多いと思うけど、3時間のうち前半はダルい会話劇でテンポも悪いし、イマイチだったよね。タランティーノは監督作品10作で引退すると公言しているからあと2作か。タラがいない映画界なんて面白くないなぁ。

そもそも新作が公開されるたびに「タランティーノ監督 長編第8作!」なんて宣伝文句が毎回付く監督が他にいるか?それだけマニアが多いんだけど、ダメな人はダメな監督だよね。



3月に社員旅行でベトナムのリゾート地へ

日本の勤務先で社員旅行はないんだけど(あっても行かないけど)、ベトナムでは年に1回社員旅行がある。今年は中南部にあるNha Trang(ニャチャン)というリゾートに3泊4日で行ってきた。キレイな海でダイビングしたり遊園地で遊んだり、パラシュート付けてジェットスキーに引っ張られて空飛んだり最高に楽しかった。大人になってから「夢のように楽しい時間」なんてまずないけど、この時は夢心地だったな~。


どんどん話が膨らんですでに長くなったので締めましょう。

今年は8割がベトナムだったけど、仕事はツラかったなぁ。チームを立ち上げた頃は昼間教えて夜から自分の仕事だったので月の残業時間が200時間超えだったけど、あのときは寝る時間がなくて体力的にツラかった。でも今は精神的に人生最大にツラくて逃げたいと思う事が毎日のようにあるけど、前に進んでやるしかない。来年はチーム運営を安定させてこのストレスから抜けられるように頑張ろう。

紅白歌合戦を観ながら書きましたが、皆さん良いお年を!

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