見出し画像

ランペイジ:ロック様を巨大化させれば全て解決なのだ

製作陣の『細かいことはいいから巨獣と巨獣が闘って街が派手に壊れる映画作りてー!』って想いが詰まってた。
そのかわり序盤のストーリーや説明臭いセリフの数々は陳腐というかマイナス点。
まあ、そういうのを楽しむ映画ではないしデカイもの同士が乱闘するってところにシナリオ後付けしたんだろうからそれはいいんです。(原作はビデオゲームなんだってね。)

でも後半の巨獣大乱闘は最高。
デカイゴリラとデカイオオカミとデカイワニがシカゴの街でどったんばったんギャーギャー暴れまくる。
ちっちゃい人間たちがプチプチとまさにゴミのように死んでいく。(グロくはない)
この手の映画だと下からあおったカメラワークで巨大感を演出するのが普通だし、この映画でもそれはやっている。
でも上空からの俯瞰や、引いたカメラで巨獣とゴミのような人間たちを同時に見せて巨大感と圧倒的なパワーの差を見せていたのは良かった。
もうこれだけでレジェンダリーの新作ゴジラvsコング(2020年公開予定)を先取りしたかのような楽しさがあった。

しかもその闘いの中に我らがロック様がいるのだ。
最高でしかない。
スケール感が全くバラバラなのに引けを取らない存在感とキメ顔のロック様、流石である。

あ、そうそう一つだけ苦情というか提案を。
予告編で色々出しすぎてるから映画見てる時のワクワク感が半減したのは残念。
せめてワニくらい隠していても良かったんじゃないかねぇ。



※この後少しネタバレ
全編通してロック様とゴリラのジョージのバディ感がしっかり伝わってきて、そういった意味でも燃えた。(途中コンビ解消状態になるのもお約束でいいじゃないか)
ロック様って手話でゴリラと会話できるの?!とか拘束バンド引きちぎれるの?!うそでしょ!とか、とにかくロック様がロック様でしかなくそれが素敵だ。
ジュマンジ・ウェルカムトゥザジャングルでは役柄上ちょっとなよなよしたところなんかも見せててそれはそれで新鮮で楽しかったのだけど、やはりロック様はこうでないと。
ラストのロック様とゴリラのジョージの2ショットが兄弟のように見えて『最高のブラザーだぜ、あんたら!』と心の中でサムズアップしたのはいうまでもない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?