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エンジニア系記事まとめ

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エンジニアに関する記事をまとめたマガジンです
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2020年12月の記事一覧

CVポイントでのアクションを分析する機構を自前で作って学んだこと

この記事は NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020 の 最終日の記事です。 こんにちは、ちょくにゃんです。 ナビタイムジャパンで法人向け店舗データ管理・店舗検索サイト構築SaaSの開発・運用を担当しています。 今回は、店舗検索サイト内のコンバージョン(CV)ポイントでのユーザーのアクションを分析するための機構を、自前で開発した話です。普段の業務で分析を専門にしているわけではなく、特に集計回りで初めて学んだことが多かったためご紹介します。リ

React NativeでFirebase Authenticationのメールリンク認証を実装する

こんにちはSay-Zです。ナビタイムジャパンのインバウンド事業部でReact Nativeによるモバイル開発を担当しています。 今回はFirebase Authenticationを利用したユーザー認証を行う処理についてご紹介します。 サンプルコードはReact Nativeになりますが、Firebaseが提供しているAPI名はどのプラットフォームでも同じであるため、実装の流れについてはiOS,Android,Web開発者の方にもご参考になればと思います。 ユーザー認証を、

Bitbucket Pipelinesの逆引きレシピ

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 22日目の記事です。 こんにちは、みみぞうです。 ナビタイムジャパンで『システムや開発環境、チームの改善』を担当しています。 本記事ではAtlassianが提供しているBitbucket Cloudという製品向けのCI/CDツール『Bitbucket Pipelines』の逆引きレシピを紹介します。具体的にはユースケースを集めたサンプルリポジトリ集です。 読んで欲しい方以下のような方を

Jira を オンプレミス版からクラウド版に移行してみた

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 21日目の記事です。 こんにちは。ももたけです。ナビタイムジャパンで Jira や Confluence などのAtlassian製品の管理を担当しています。 2020年10月に Atlassian からオンプレミス型ライセンスの提供について発表がありました。たくさんの情報がありましたが、特にインパクトが大きかった情報は下記の2点です。 - 2021年2月に新規サーバーライセンスの販

全社コミュニケーションツールを、メールからSlackに移行した話

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 20日目の記事です。 こんにちは。ごまちゃんです。 ナビタイムジャパンで、情報システム/開発サポートを担当しています。  個人的にもSlackのヘビーユーザーで、2年近くプライベートで利用しております。最近家庭内稟議が下り、有料版への課金を開始しました。その話はまたいずれご紹介できればと思います。 今年、社内のコミュニケーションツールをSlackに統一しました。 非常にメリットが大きく

誰もが使えるナビに何が必要か考えてみた

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 19日目の記事です。 こんにちは、ジャムにいさんです。ナビタイムジャパンでアプリ用地図フレームワークの研究開発を担当しています。 突然ですが質問です。アクセシビリティという言葉ご存知でしょうか?恥ずかしながら私は2年前までは、パソコンにそう言った項目があるけど何かはよくわからない、といった程度の認識でした。ただ、実はこのアクセシビリティは「誰もが使える」を実現しようとしたときに非常に重要

移動ビッグデータ分析の舞台裏

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の18日目の記事です。 こんにちは、TKです。ナビタイムジャパンで移動ビッグデータの分析を担当しています。今日は、弊社で行っている移動ビッグデータの分析がどのように行われているのかを紹介します。 難しい技術は分からん!という方にも読んでもらえるよう、細部は割愛してできるだけ平易な表現を使って書いています。データ分析って面白そう!と思ってもらえたら嬉しいです。 ナビタイムジャパンが保有してい

検証環境と本番環境の微妙な環境差分との向き合い方

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 17日目の記事です。 こんにちは、ラーメンは闘争です。 ナビタイムジャパンで経路探索エンジンの開発を担当しています。 弊社では、本番環境と同じ条件の検証環境でプログラムが問題なく動くことを確認してから、本番環境にプログラムをリリースするようにしています。ですので、基本的には本番環境で起こりうる問題は大部分が事前に検証環境でキャッチできる他、本番環境で問題が発生した場合も検証環境を利用して

Jira の Automation を使ってみた

この記事は NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020 の 16 日目の記事です。 こんにちは、ひよこです。ナビタイムジャパンでユーザーボイスの管理・調査・分析チームで必要な機能の開発を担当しています。 ナビタイムジャパンでは課題管理に Jira を用いており、今年度はクラウド化が進められています。概要はこちらの記事をご覧ください。 ユーザーボイスの管理・調査・分析チームの役割 私たちのチームは、弊社に届いたばかりのユーザーボイスを各専門の部

どうして僕たちはRxJavaに完全に別れを告げてCoroutinesを選んだのか?

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 15日目の記事です。 はじめに こんにちは、こねくとです。ナビタイムジャパンで「NAVITIME」のAndroidアプリ開発を担当しています。  NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の6日目に公開されました、「Androidアプリのリアーキテクチャ」に私も携わっており、今回のnoteではリアーキテクチャの中でRxJavaからKotlinのCoroutin

社内LT会運営チームをまとめている話

この記事はNAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 14日目の記事です。 はじめに こんにちは、デルタです。ナビタイムジャパンの研究開発部門でアルゴリズム開発エンジニアを担当しています。  今回のnoteでは、新卒一年目の時に社内LT(ライトニングトーク)会を立ち上げて現在まで約1年運営している話をしたいと思います。  LTを立ち上げた当初は「自分が欲しいと思った形態のLTを作ること」が目的でしたが、だんだん「運営をすること」「運営チーム

地点を検索して選ぶということは意外と難しいという話

この記事は NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020 の 13日目の記事です。 こんにちは、taito です。ナビタイムジャパンで地点検索基盤を担当しています。 はじめに「検索ワードや様々なパラメータから、みなさんが求めている地点を返却し選べるようにすること」が地点検索基盤を担当している私の仕事です。検索対象は、日本全国のスポット、駅、住所、バス停と多岐に渡ります。 広く多くの地点を対象にしていると、普段気にもしないところで検索に対する課題

カーナビタイム昔話 ~開発中に端末で苦労したこと~

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 12日目の記事です。 はじめにこんにちは。ナビナビ男です。 ナビタイムジャパンで「カーナビタイム」の開発、運用に携わっています。 今日は「カーナビタイム」開発当初の苦労についてお話したいと思います。 スマホの機能をフル活用するアプリは?突然ですがクイズです! 使っている間にスマホの機能をフル活用するアプリは何でしょうか? Fortniteや荒野行動などの3DゴリゴリのFPSでしょうか?

Python プログラムが遅い原因を調べる方法

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2020の 11日目の記事です。 こんにちは、けんにぃです。 ナビタイムジャパンで公共交通の時刻表を使ったサービス開発やリリースフローの改善を担当しています。 今回は Python のプログラムが遅い時に、その原因をどうやって調べれば良いのかを調べる方法について説明しようと思います。 私は今回説明する方法を使って処理時間が 70 分もかかっていた Python プログラムのボトルネックを特定し、