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エンジニア系記事まとめ

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2024年2月の記事一覧

新卒1年目のエンジニアが、社内地図フレームワークに新機能を追加した話

こんにちは、広葉樹です。 ナビタイムジャパンで、地図フレームワークの研究開発を担当しています。 今回は、新卒1年目のエンジニアが開発した2種類の地図機能についてご紹介し、開発の中でどんな学びがあったのかについてお話します。 開発の背景みなさんは、当社がリリースしている『配達NAVITIME』というアプリはご存知ですか?本アプリは、宅配ドライバーの方々をサポートするために作られた、配達専用の業務管理/カーナビアプリです。 その『配達NAVITIME』の開発担当より、さらなる

運転見合わせ発生時の「到着予測時刻比較」機能

こんにちは。ヤシです。 ナビタイムジャパンで、公共交通に関する予測や経路探索機能の研究開発をしています。 本日は、『NAVITIME forスゴ得』 アプリ※に到着予測時刻比較機能をリリースいたしましたので、機能紹介をしつつ、開発にあたって工夫した点をお伝えします。 ※『NAVITIME for スゴ得』アプリとは 『NAVITIME』と同等の主要機能(乗換案内、トータルナビ/音声ナビ 、運行情報/迂回ルートなど)を株式会社NTTドコモの提供する「スゴ得コンテンツ®」契約

Terraform + Amazon EC2で簡単にML用sandbox環境を構築する

こんにちは、デルタです。 ナビタイムジャパンの研究開発部門で道路規制や、渋滞情報などの交通情報提供を担当しています。 このnoteでは研究開発業務で作成したsandbox用クラウド環境構築システムについてご紹介します。 最初に軽く自己紹介させていただきましたが、私は研究開発部門で交通情報提供業務を担当しているチームに所属しており、特に渋滞予測の精度向上について力を入れています。 最近はML(機械学習)を使った業務も多く、sandbox用環境の整備の需要が高まってきたため、

Nuxt アプリ開発者のためのBitbucket Pipelines のキホン

🌱 はじめに こんにちは、キャベたまご🥚です。 現在は、ナビタイムジャパンで Nuxt で新規Webアプリの開発を行っています。 今回は、その開発で取り入れていた、以下の3つを中心にご紹介します。 ① 🏋️ Nuxt のプロダクトで導入しやすい基本的な step ② 🏎️ 実行速度改善のTips ③ ❤️ 導入に際して大事にしていた考え方 前提のお話ですが、当社ではバージョン管理ツールとして、Bitbucketを利用しています。また、アプリケーションの主要な環境は以

ツーリングサポーターでの新機能「交通事故AI予測マップ」とナビタイムジャパンの地図描画の仕組み

はじめにこんにちは、ルークと、きーこと、サバ缶ほうれん草です。それぞれナビタイムジャパンで、地図フレームワークと、ツーリングサポーターのBFF開発と、AI/統計手法による研究開発を担当しています。 今回は、『ツーリングサポーター』(Web版)でリリースした「交通事故AI予測マップ」についてご紹介します。 この機能は、AI技術を使って過去の走行データと事故件数を分析し、事故リスクが高いと予測される地点や道路を地図上で確認できるものです。 事故の危険性をどのように伝えるか?バ

「空気を読む」地点検索(1:地点検索システムとウェブ検索システムの違い)

こんにちは、サファイアです。ナビタイムジャパンで全文検索エンジンの研究開発を担当しています。 みなさんは『NAVITIME』のアプリなどを開いた際に、アプリの検索窓に現在地や目的地などをテキスト入力しますよね。そして、そうしたテキスト入力をしたら、みなさん当然、「ちゃんと自分が意図した地点がアプリにどこのことを指しているのか伝わること」を期待すると思います。 この「ユーザーから現在地や目的地などを示すテキスト入力を受け取った際に、無数の地点の中から、ユーザーがどの地点のこ

【Tableau】操作性の高い表示データ切替方法の紹介

こんにちは、新卒1年目の らむです。 ナビタイムジャパンの交通データ事業にて、Tableauを用いて移動ビッグデータの比較・分析が可能なプロダクト開発を行っています。 本記事ではTableauの操作性の高い表示情報の切り替えに焦点を当てており、Tableauを使用したことのある方を想定読者としているので、Tableauの使い方に関する説明については割愛しています。Tableau用語に関する詳細は公式サイトの用語集をご確認ください。 今回の記事の内容についてはTableau

グロース担当が考える、ASO(アプリストア最適化)改善ポイント2選

こんにちは、アーサーです。 ナビタイムジャパンで様々なアプリのグロースを担当しています。 今回は、当社におけるアプリストア周りのグロースの考え方・取り組みの中からピックアップしてご紹介します。 ASOとはアプリストアの改善というと「ASO」という言葉が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。ASOとは、App Store Optimizationの略語で「アプリストア最適化」を意味しています。 ASOの要素 ASOには大きく分けて2つの要素があります。 1つ目は、アプ