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SF映画・アクション映画 考察

私はSF映画とかアクション映画が好きだ。

今回はなぜ私がSFアクションに惹かれるのか考えてみる。 長文になる予感がする。
※SF映画・アクション映画をSFアクションと表記します。長いので。

映画館の魅力

まず私は映画館が好きで、学生時代に2年ほど映画館でバイトしていた。
映画館の何が良いのだろう。たぶん、異世界に手軽に行くことができるから好きなのだと思う。

シネコンに限った話ではあるが、ひとつの映画館にいくつもスクリーンがあって、それぞれのスクリーンで違う物語を放映している。
そしてその場にいる観客は、身体は映画館の座席に置いているが、魂は完全に物語の世界に行っている。
ドラマチックすぎる表現かもしれないが、実際にそうだと思う。

たとえばスクリーン1にいる観客はイスラ・ヌブラル島で恐竜に襲われていて、スクリーン2では日本の小さな銭湯で赤色が好きな女性とその家族を見守っているし、スクリーン3の観客は宇宙のどこかの星で帝国軍と戦っている、かもしれない。

家のテレビで映画を観ても、私の場合だが、あまり世界に入り込めない。
スマホをチラ見したり、お菓子を取りに行ったり、電話やインターホンが鳴ることもある。現実があちこちに散らばっていて、映画の世界に行ききれない。
そのため、私は映画を家では積極的に観ない。消極的には観るが。
(放送していたら観るが、DVDは借りない)

さて、映画館で観れば異世界に行けると言うのはすべての作品に言えることだが、ではなぜ、その中でもSFアクションが好きなのか。

簡単に言えば、ぶっ飛んでいるからである。
現実離れしていて、日常では決して起こりえないことがスクリーンの中では起こる。
どうせ異世界に行けるなら、普段行けないところに行きたい。
それともう一つ、大きなスクリーンで観るなら、製作費になん億円もかけた、ド派手なCGが観たいからだ。

感受性の問題

私はめちゃくちゃ感受性が豊かである。
例えば、小田和正の歌が流れるCMを見るだけで泣けるし、テレビをつけた時に知らないドラマで俳優が泣いていたら、なぜ泣いているのかわからなくてももらい泣きしてしまう。
さらに言うと、私はよく妄想をするタイプなのだが、妄想の中の登場人物に感情移入して号泣することもある。

そのため、泣けるヒューマンドラマなんぞ最初から最後まで観てしまうと、心と涙腺が大変なことになる。
心は3日くらいその映画を引きずるし、涙腺は崩壊する。涙腺が一度崩壊すると、その後しばらくはきちんと閉まらない状態が続くので、ダンゴムシが干からびていたとかそう言うことでも涙が出てしまう。日常生活に支障をきたすレベルである。

もちろん、いろんな映画祭で賞を受賞している映画が、良い作品なのはわかっている。
観れば感動することはわかっている。

でも観る勇気がない。
自分の人生に影響を及ぼされるのが怖い。

それに比べてSFアクションは、とてつもない安心感がある。
主人公はいま辛い思いをしていても基本的に打破できるし、ものすごく強い敵と戦っていても、最後にはだいたい勝てる。
仲間が死ぬのはつらいがそれも成長の糧になるし、仮に自分が死んだとしても、それは人類や宇宙を守るための名誉の死であり、本人も覚悟の上なのだ。

もちろん彼らは敵を倒すぞー!!という前向きな気持ちだけで戦っているわけではなくて、その裏には友情があったり、家族愛があったり、恋人がいたり、信念との葛藤があるわけであって、映画の中ではこれらが大きなテーマになっている。
しかし、あくまで「裏テーマ」であり、メインテーマはやはりいかに宇宙を守るか、地球を守るかなので、裏テーマは物語に深みを出すためのスパイスと言える。
私の感受性では、スパイス程度の愛でじゅうぶん感動できる。というかこれくらいがちょうどいい。

つまり、主人公やメインの仲間たちは基本死なないという安心感と、ちょうどいい感動がSFアクションにはある。

察しの良い方はお気づきかもしれないが、今年公開された『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を観て、私はものすごいショックを受けた。
ネタバレになるのであまり言えないが、 とりあえず、ヒーローも全能ではなかったのだ。無敵ではない。全てがうまくいくわけではない。

サノスを許せない。
映画ではサノスにも色々事情があるんだよみたいな描写があったが、全然許せない。

スターロードが、「タマ袋みたいな顎」と言っていたが、その通りすぎて笑ってしまった。
なんであんな奴の思い通りにならなきゃいけないのかわからない。

もちろんあれで終わりだとは思っていないし、まだ物語の途中だと思う。
きっといまはみんなつらいけど、最終的にはきっとみんな乗り越えられる。サノスを倒せる。
だって、SFアクションの代表格、MARVELなのだから。

好きな作品の紹介

長くなってきたので、ここ数年観たSFアクション映画の中で、お気に入りの作品をいくつか紹介して終わりにする。

1.ローグ.ワン

本当に傑作。
アクション映画なのにこんなに感動できる?ってくらい感動して、私の感受性ではキャパオーバーで涙腺崩壊しました。それでも良い。
1年半経ってるのに書いてる今も涙出てきました。
人生ナンバーワン映画と言っても過言ではない。

2.キングスマン

SFではないんですが、イケてるおじさんとまだ幼さの残るカワイイ青年がかっこよすぎるスーツを着て戦いまくるという最高の映画。眼福すぎて心が苦しい。
小物(武器)の使い方がオシャレ。
2ゴールデンサークルももちろん良い。カワイイ青年がイケてる青年になってます。

3.スパイダーマン:ホームカミング

冴えない少年が頑張るストーリーが大好きなのでもろ好み。
がんばれ〜〜〜いいぞ〜〜〜!!ってなります。

〜番外編〜
バーフ・バリ

奇跡連発!あなたも即バーフバリ信者!

#SF映画 #アクション映画 #映画
#MARVEL

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