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働くモチベーションを上げよう。 愛社精神アップ術。会社大好きな方、必読!【従業員持株会】

・いま働いてる会社は好きなんだけど、
 働くモチベーションが上がらない・・

・サラリーマンとして、もっと高いモチベーションで働きたい・・

・どうしても愛社精神が養われない・・

・株式投資をはじめてみたいけど怖いな・・

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今回は、こうした悩みを解決するための方法を、1つご提案します。

いま在籍している会社にいながら、働くモチベーションを上げたい方、少し投資もぜひ、ご参考にしてみてください。


■そもそもモチベーションってなんだっけ?

まずモチベーションについて、おさらいしてみます。

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〈モチベーションとは?〉

ひとことで言うと、”動機づけ”という意味になります。

心理学的な考え方では、動機づけには2種類あるといわれています。


・外発的動機づけ・・・「誘因」によって行動を起こさせるもの

・内発的動機づけ・・・「動因」によって行動を起こさせるもの

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「よっしゃ!モチベーションアップするゾ!」は、「誘因」と「動因」から起こるわけです。

もう少し具体的に、それぞれの要因を書きます。

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〈外発的動機づけ〉
評価・賞罰・強制など、人為的な刺激

〈内発的動機づけ〉
興味・関心など、内面から湧き起こった意欲

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一般的に、外発的動機づけの効果は、一時的なものと考えられています。

しかし外発的動機づけによって行動しているうちに、次第に興味・関心が生まれ、内発的動機付けへと変化します。

参考書籍:『図解 モチベーション大百科』 (著者:池田貴将、サンクチュアリ出版)


では、いま働いている会社の従業員として、モチベーションを持続的に維持できる方法です。

■従業員持株会とは?

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ではクイズ。

そもそも会社は誰のものでしょうか?

答えは、ステークホルダーものです。

ステークホルダーとは会社に”利害のある関係者全般”を指す言葉です。

うーん。幅広い・・・。

実際、日本では明確にしないのが現状ですが、欧米などでは違います。

”会社は株主のもの”と認識されています。

今回のnoteでは、まずこの事実が大前提です。

つまり”我々は株主のために働いている”という、大きな現実があるわけです。


では、私の体験談を紹介します。

10年ほど前、中学時代の友人と久しぶり飲みました。

彼は外資系のIT会社に勤めていて、管理職になっていました。

やりがいのあるポジションに就いて、部下も20名ほどおり、いまの職場に生き甲斐を感じていると言うことでした。

会社からの給料も満足できる額のようでしたが、さらに年間100万ほど奨励金をもらっているとのことでした。

その理由は勤務先の会社の株を保有しているからでした。

それは、従業員持株会という制度です。

入社後すぐに、先輩から強く勧められて従業員持株会を利用し始めたそうです。

まだお金についてリテラシーが高くなかった頃から、定額積み立てのドルコスト平均法という投資手法を実践してきたことになります。

そして今では奨励金が年間100万にもなり、おかげで高いモチベーションで勤務できているそうです。


従業員持株会とは、従業員の自社株取得を容易にする制度です。

前述の友人は、給与の3分1も、この制度で投資していました。

従業員持株会は一部の会社で導入しているかというとそうでもないようです。

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東京証券取引所が2017年の10月に行った調査結果より
「2018年度従業員持株会状況調査結果の概要について」

従業員持株会による奨励金について調査したところ、
調査対象会社全体(3,206 社)の 96.6%にあたる 
3,097 社において支給

奨励金額とは、買付手数料や事務委託手数料に対する補助を除き、拠出金 1,000 円につき従業員持株会の 制度実施会社から加入者に対し支給される金額です。

→ 奨励金額を40 円以上 60 円未満を支給している会社が 38.0%で1,217 社
→そのうち 50 円の会社が 1,195 社と大半を占めていた

→100 円以上 150 円未 満で全体の35.7%にあたる1,145社

 ・そのうち100円の会社は1,113社

 ・200 円の会社が 134 社

  ・300 円の会社が 18 社

 ・1,000 円の会社が 8 社

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従業員持株会の会員に対し、奨励金を付与している会社は意外と多いようです。


■従業員持株会のメリット・デメリット

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まず、デメリットから挙げてみます。

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〈従業員持株会のデメリット〉

・従業員持株会とはいっても、株価に値動きはあります。

 ですから投資によるリスクは市場から買うのと同じです。

 株価下落で、元本を割り込む恐れもあります。

・労働と投資の収入が勤務先に依存してしまう。

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もし上場廃止にでもなれば、株価が0円になる可能性もなくはない・・。

他にも、「株主優待が貰えない」「売却の際は単元単位になる」など細かいデメリットはありますが、上記2つが大きなリスクです。

今の時代、リスク分散は常識ですから2つ目は大きいかもしれません。

所属している会社だけに給与と投資を頼るのはとても危険といえます。


では、メリットです。

まず会社側、経営サイドからみたメリットを挙げてみます。

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〈経営サイドから見た、従業員持株会のメリット〉

従業員が株を購入・長期間保有してくれると流動性が低くなる。

優良株主が増えるため、安定した資金を確保できる。

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この1点に尽きるのではないでしょうか。

では、従業員から見たメリットです。

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〈従業員から見た、従業員持株会のメリット〉

・1000円、3000円など、手軽に始められる

・少ない資金を効率良く資産運用できる

・給料天引きで積み立てられるのでカンタン

・奨励金が付与される場合がある

・会社で働くモチベーションを上げることができる

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手軽に始められ月々の手間も掛からず、奨励金を貰える”お手軽感”が最大のメリットといえそうです。

そのため、株式投資の初めて始める方にはオススメだと思います。

さてココからが、今回の本題になります。

5番目の ”働くためのモチベーションアップ" です。

■働くためのモチベーションアップとして、従業員持株会を使う!

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冒頭に書いた、「会社は株主のもの」を思い出してください。

自社株を保有することは、要するに会社の保有者に加わるということです。

定期的に株主向けの情報が届きますし、株主総会に出席する機会も得られます。

そのことで、会社との一体感や経営への参画意識が高まります。

会社を盛り上げるという、大きなモチベーションを手に入れることができるわけです。

「いまの会社が好きだけど、働くモチベーションが上がらない」という方には、気の持ち方が変わるきっかけになるかもしれないです。


■最後にまとめ

まず従業員持株会も投資の一種です。

株価の変動等により損失が生じる恐れがありますので、くれぐれもご了承ください。

またデメリットで挙げた「資産の過度な集中」についても、理解したうえで購入を開始するかは考えてください。

ちなみに私は、管理職に就いてから、毎月1万円ずつ購入し始めましたが、それから、自分の仕事の範囲だけでなく、財務状況や投資先、決算状況など、自分の会社自体に興味を持てるようになりました。

今回は、「会社は大好きだけど働くモチベーションが上がらない方」に向けて書いてみました。

多少、極論なところもありますが、参考にしてみてください。

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