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【音楽】やっはりフルート教室の発表会は明るいのである

令和になりました。

先月、青沼音楽教室の発表会を聴きに、西東京市のこもれびホールに行ってきました。ご一家で音楽教室をされていて、今回はフルートとピアノの発表会です。実は私も青沼愛先生のフルートの生徒だったりします。(レッスンはお休み中)

お前はヴァイオリンやチェロだけでなく、フルートまで手を出しているのか? 中途半端な野郎だ!、というご批判はごもっとも。でもね、人生って短いのです。30過ぎたらジェットコースターですから。

フルートは管楽器の中では大変人気のある楽器です。そのためブラバンではなかなか担当できないと聞きます。
そして圧倒的に女性が多いのが特徴。しかも美しい人が多いといわれており、私も異議はありません。
また楽器自体が小さいので持ち運びが楽!(これ意外と重要)
価格は材質によってピンキリですが、数万円の楽器でも十分に楽しめ、弦楽器より始めるハードルは低いのです。

そんな訳で初級者と思しき生徒さんから、上級者と思われる生徒さんまで、演奏を堪能しました。
プライバシーがあるので、どなたがどんな曲までは書くことはできませんが、全体的にレベルが高かったのは間違いありません。

私はフルートについては弦楽器ほどは詳しくないのですが、初級者の分かっている範囲で書きます。

フルートはクラリネットのようにリードが無い楽器なので、実は息をムチャクチャ使う楽器です。楽器の構造上、大部分の息は管の外に流れてしまうからです。そのため初心者・初級者は息の効率的な使い方ができないので、ブレスの回数が多くなってしまい、私なんかヒドいもんです。

フルートは約3オクターブの音を出せますが、1オクターブ目と2オクターブ目の運指はほぼ同じで、息の入れ方で吹き分けます。これが上手くいかないと、両方の音が混じったりする訳ですね。
私の場合、気が付いたらオクターブ下で吹いていたなんてこともあったり(笑)

弦楽器の人が管楽器をやると、倍音を嫌でも意識するようになります。同じ運指でも息の入れ方次第で、何種類(第2倍音、第2倍音・・・)も音を出せますから。
弦楽器だと倍音を意識するのは、フラジオレット(ハーモニクス)の時くらいですかね。

そんな話はおいといて、フルートの発表会って弦楽器のそれに比べて明るいことに気づきました。

理由としては
1.生徒は圧倒的に女性が多い
2.音程が(弦楽器に比べて)安定している
3.高音楽器である
あたりでしょうか。

1は今回は男性の生徒がいなかったので、余計に華やかに感じました。
もし私が出ていたかと思うとゾッとします(笑)

2の音程は基本的にキーがあるので、自分の耳が頼りの弦楽器よりは安定します。あくまで初・中級者のアマチュアの話ですが。

3は一般的なソプラノフルートの場合、中央のドが最低音ですから、その下のソが最低音のヴァイオリンと比べても高くて華やかです。

特に2の音程が安定することは、弦楽器の発表会よりもお客さんをモヤモヤさせません。(もちろん生徒同士はどれだけ大変かは分かっています(^^;)

そんなことを思いながら、最後は講師演奏で終わりました。
我が師匠はボザのイマージュという曲です。
(参考までにこのような曲です。)

フルートというのは知らない曲が沢山あって、私も初めて聴きました。
無伴奏曲は迷いなく演じ切らなきゃならないので、さすがプロって感じです。師匠の演奏は素晴らしかった!

講師演奏はご主人のお母さまのピアノや、ご主人とのミニコンサート(ご主人はピアノ・歌・ハーモニカ・ギター担当)もあり堪能しました。

フルートは老若男女を問わずお勧めしたい楽器のひとつです。呼吸法や身体の使い方が勉強になりますし、なんってったって持ち運びが楽。合奏も気軽にできますからね。

師匠は英国STAT公認アレクサンダーテクニーク教師でもあります。身体の使い方にご興味のある方は是非!


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