カードゲーム概論1

カードゲームは多くの人に楽しまれている遊びだ。

やったことがない人は少ないだろう。


では、カードゲームとは何か?

分類するならば

非生活必需品 - 玩具 - ゲーム - アナログゲーム - テーブルゲーム

という立ち位置になるものであると推測される。


実はカードゲームには2種類しかない。最もこれは言い方次第でもあるが・・・

・みんなができるカードゲーム

・重課金者だけができるゲーム

「みんなができるカードゲーム」の代表的なものはトランプやUNOである。

起源としては古代エジプトにてタロットのようなものでやっていた話、12世紀以前に中国でトランプのように遊ばれていたという話等諸説ある。

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「重課金者だけができるゲーム」として有名なものは日本だと遊戯王、世界規模ならマジックザギャザリング等である。いわゆるトレーディングカードゲーム(TCG)と呼ばれるものだ。

起源は1993年リチャードガーフィールドが考案した上記したマジックザギャザリングである。元々アメリカでも昔からベースボールカードが存在し、そこにボードゲームのようにルールを付けて対戦出来るようにしたものが発想の起源であった。

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現在ではデジタルにまで勢力を伸ばしシャドウバースのように億を超える賞金を手に入れる事が出来るeスポーツまでに発展してきた。しかしTCGは正月にいとこ同士で集まったからちょっとやるか!というノリには向いておらず、難解なルールも含めニーズの確保の難しさがある。その代わり重課金をすることで無限の戦術を展開可能となり、いわゆる沼に引きずり込まれ現代のオタクを量産してきた元凶の一つでもある。

一方、トランプも数字と色だけの限られた組み合わせにも関わらず、無数の遊び方が考案されている。仲間内で集まって軽いノリで始めることが出来る強みがあり、カジノやポーカープロ等の競技シーンでも使われ幅広い受けがあることが強みである。

どちらも頭脳を使うゲームであり、考えることが大切とされる。使う頭脳は似ているらしくポーカーのプロがTCGのプロを兼任するなんて話もあるほどだ。カードゲーム利用者に接すると思うのは良くも悪くも考えることが癖ついていることだ。一説によると現代の社会には自ら考えることができる社会人は4割程度だといわれており、貴重なトレーニングシステムという捉え方もできる。実際、カードゲーム対決採用をするユニークな会社もあるし、塾の講義の一環でカードゲームを採用するところもあるくらいである。世界大会に出るレベルの子供なんて小学生とは思えない思考回路を持っている。人と交わらないとできない遊びなので社交性も身につけば、友達も増えるというメリットもある。

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陰キャの遊びと割り切らず、一度触れてみることをお勧めする。

その時、底なし沼に引きずり込まれないことを願いながら・・・


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