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夢の国で号泣した話

さっきまで色んなノートをみてたのですが、想像以上にクリエイティブな方々ばかりで、ブログ感覚で始めてしまった私は早くも場違い感。まぁいいか。

そんなわけで(?)先日東京ディズニーランドへ行ってきました。
4年ぶり。社会人になって初めて。
心身共に言い逃れようのない老いがみられてきている私はちゃんと楽しめるのだろうか……という不安があったのですが、大きな間違いだった。
入園前にパスケースを買ってご機嫌、エントランスのオブジェでヒャーヒャー良いながら写真を撮りまくり、まずはファストパスだ!!と年甲斐もなく小走りでアトラクションへ向かったりと終始ハイテンションでした。完全なるノリでチェシャ猫のサングラスも買った。お金があるっていいね。(いやなおとな)

4年ぶりだと知らないアトラクションもいくつか出来ていました。
そのうちの一つ“ミッキーのフィルハーマジック”というアトラクションで事件は起こったわけです。

これは4Dシアターのアトラクション。3D映像に合わせて甘い匂いがしたり水しぶきが飛んできたりと、まるで自分もお話の中に入り込んでいるような感覚になれる。
話の概要としては、ミッキー達がオーケストラの準備をしていたところ、ドナルドがちょっとしたいたずらをしてしまったせいでディズニーキャラの世界に次々迷い込んでしまう…というもの。
(語彙力のなさ)
この話の主人公はドナルドで、ミッキーは最初と最後しか出てこない。笑

冒頭は楽しく観てました。あードナルドが目の前に!こっちに手を伸ばしてる!助けなきゃ!!(実際手を出した)
みたいな。
そこから暗転して、“美女と野獣”の蝋燭さんが出てきてドナルドに豪華なごちそうを用意することになるのですが、そこから雲行きが怪しくなる。
目の前に浮き出るデザート達。続いてシアターに漂うあまーい香り。さらにシャンパンコルクが次々抜けるとぽんぽん、と近くで空気が破裂しシャンパンのにおい。

凄い…素敵……
そう思った瞬間、ぶわっと涙が溢れてくる。自分でも少し戸惑う。わからないまま必死にこらえる。だってここはディズニーランドだから。楽しいはずの場所だから。

続く“リトル・マーメイド”“ライオン・キング”では3Dと歌が中心なんだけど、やっぱり涙目。確認ですが雰囲気はひたすら明るいです。ディズニー作品です。
そしてついに涙腺は決壊。
暗いスクリーンに、ティンカーベルが金粉をきらきら降らせながらやってくる。
彼女を追いかけるように視点は空中を移動し、やがてピーターパンが並行してくる。心地よい風も吹いてきて、ロンドンの夜空を彼らと一緒に飛んでいる感覚。わくわくが止まらない。なのに、“きみもとべるよ!”でたまっていた涙がこぼれた。
アラジンの魔法のじゅうたんと“ホール・ニュー・ワールド”でも涙し、もはや垂れ流し。結局最後まで泣き止むことはありませんでした。当然連れにはドン引きされました。そりゃあそうだ。

そのとき自分でもなんで涙が出たのかわからなかったし、今も明確な答えは出ない。
その中で、なんとなく思い浮かぶのは“久しぶりに感じた大きなワクワク感”だったのかなと。

社会人2年目になって、まだまだ勉強不足と反省する毎日。うまくいかない仕事。帰ってごはんたべて寝るの繰り返し。友人たちともなかなか予定が合わないし、休みにやるべきこともたくさんある。フェスには行けたし好きなこともしていたけど、刺激のない日々の方が圧倒的に多かった。

“フィルハーマジック”には、わたしが子どもの頃に観ていた夢が詰まっていた。
空を自由に飛ぶ、魔法を使う、しかもお馴染みのキャラクター達と一緒に。どれだけ大人になったって、心が震えないわけがない。
“たのしい”“ワクワクする”気持ちが大きすぎて、また、こんなに激しく心を揺さぶられることが久しぶりすぎて、バロメーターが振り切れてしまったのかな、と。

本当のところはどうかわからない、けど深く追及することでもないと思うからこのへんにしておきます。中途半端ですみません。笑
誘われて付き合う形で行ったランド。子どものように純粋にはしゃいで、ガチガチに凝ってた心が少しだけやわらかくなった気がします。
またハロウィンの時期に行きたいなぁ。
ジャックサンタのホーンテッドマンションが見たい!
(ちなみに今回10年ぶりくらいに通常のホーンテッド見たんだけど、結構怖かった)